気にかかっていることを片付けていく喜び

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「忙しさに追われて、いつも急いでいるような状態でいるのをやめよう。」
「一日中、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、って感じている自分がいや…。」

自分らしく過ごす時間の大切さはよくわかっていても、時間は無限ではありません。
仕事にしろ、家事にしろ、やならくてはいけないことがいつも山積みで、ようやく1つを片付けたとおもったら、新しく2つの”やらなきゃいけないこと”が生まれていたり…。
そんな状況って、きっと私だけではないと思います。

朝一番から洗濯機を回して、大量の洗濯物をすべて干し終え、ほっと一息ついたとたんに、子どもがジュースのコップをひっくりかえす…。洋服を脱がしてもう一度洗濯しなくちゃいけないし、カーペットもシミにならないうちに固くしぼった雑巾でたたかなくては…。
ついつい、「まったくもーー!」なんて目がつりあがってしまうこともしばしば。

そんな「終わりのない仕事」が散りばめられた毎日、必然的に目の前のものをこなすのに精一杯になってしまい、「今すぐやらなくても、まぁ、大して困りはしない」ということはどんどん後回しになっていってしまいますよね。

私もまさしくそんな状況で、今すぐしないとまずい、とか、誰かがそれを待っている、ということはないけれど、いつかしなくちゃと思って気がかりになっていることがたくさんありました。なんとかこの宙ぶらりんな、気にかかっていることがたくさんという状況から抜け出したくて、ある日、ちょっと仕事の手を止めて、家事を一日手抜きして、以下のことをやってみたのです。

・ 現像に出して受け取ったままのプリント写真を、アルバムに整理
・ 夫のワイシャツの、緩んでいる(けれど、まだかろうじて留まっている)ボタンをしっかり縫い付ける
・ 返事を書いてなかった懐かしい友達からのメールに返信をする
・ 台所のシンクの水切りカゴを徹底的にきれいにする
・ 愛用の黄色いフライパンの外側がだいぶ黒ずんできたので、ゴシゴシと磨く
・ 「まだ着るかも」と思っていた冬用のダウンジャケットをクリーニングに出す
・ たまっていた領収書の整理(お財布の中、引き出しの中)
・ 読まないダイレクトメールやカタログを捨てる(住所のところは細かく破いて)
・ インクがなくなったのにペン立てに入れっぱなしになっていたボールペンを捨てる

いずれも、ひとつひとつはたいしたことではありません。その気にさえなればいつでもできたことなのですが、ずるずるとやらずに来てしまっていました。

自分でもびっくりしたことに、実際にこの作業をやってみたら、気持ちがすごくすっきり。
緩んでいたボタンや、返信をしていないメール、インクがないのにペン立てに入れておいたボールペンが、こんなに自分にストレスを与えていたなんて、予想外でした。
(そういえば、何度となく書きものをしようとペンを手に取り、「あっ、これつかないんだった。」とペン立てに戻していたことか。もっと早く捨てればよかった…^^;)

こうした、他愛ないけれど気がかりなことを、まとめてばーーーっと片付けていくこと。
それは、家の中のみならず、自分の心の中の風通しも良くしてくれる作業のように思います。

「あれもしなきゃ、これもしなきゃ、あーーもう、時間が足りない!!」
そんな気持ちがまたひょっこり頭を出してきたら、こんなふうに、まず「気にかかっていることをすっきり片付ける」ことから始めようと思います。

思うに、「自分を快適にさせる方法」や、「自分をラクにさせる方法」のストックをたくさん持っていることが、魅力的な大人の女性の条件なのではないでしょうか。