香川旅行2日目 785段の石段を上って、こんぴらさん(金刀比羅宮)参拝

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琴電

香川旅行1日目 琴参バス「うどんバス」でうどん屋めぐり&栗林公園散策の続きです。
香川旅行2日目は、こんぴらさん(金刀比羅宮)参拝をしてきました。

高松駅から金刀比羅宮へ行く場合、JRよりも高松琴平電鉄(ことでん)のほうが時間も短く、運賃も安いです。高松築港駅から、琴電琴平駅までの乗車時間は約60分。琴電琴平駅で下車し、徒歩15分ほどで金刀比羅宮へ着きます。(運賃は大人620円、小人310円。)

高松築港駅で電車を待っていると、『うどんの国の金色手毬』のポコ(人間に化けた狸の子)の描かれた電車がホームに入ってきました。

うちの娘たちはマンガ『うどんの国の金色手毬』を借りて読んだことがあり、「香川でうどんを食べたい!」と言うようになった理由の一つがこのマンガだったので、この電車を見て大喜び。ちなみに電車側面には、作中キャラクターのガオガオくんも描かれていました。
この旅行記とは関係ないですが、ほのぼのしていてあったかい気持ちになれる素敵なマンガなので、良かったら読んでみてください。読んだら香川に行きたくなるかも?

 

石段785段を上って金刀比羅宮ご本宮へ

こんぴらさん(金刀比羅宮)

金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県仲多度郡琴平町にある標高521メートルの象頭山(ぞうずさん)の中腹に建つ神社。五穀豊穣や海上安全などのご利益を求めて、古くから、全国からの参拝客が集まることで知られています。江戸時代中期には、伊勢神宮と並んで、こんぴらまいりは庶民の憧れだったとか。『金比羅船々 こんぴらふねふね』の民謡も有名ですね。
上の写真は、石段365段目にある「大門」と呼ばれる二層入母屋造り瓦葺きの総門。

金刀比羅宮 こんぴらまいり

参道から御本宮までは785段の石段を上らなくてはなりません。門前町に並ぶ土産物屋さんで竹製の杖を無料で借りられるので、借りていくと少しラクかなと思います。

上写真は、桜馬場と呼ばれる150メートルほどの石畳の道。桜の季節には3,500本もの桜が咲き、美しいトンネルを作るのだとか。

社務所門

石段477段目にある社務所門。私たちは行きませんでしたが、門をくぐると、重要文化財の円山応挙の障壁画90画を公開している表書院があります。(入館料800円)

石段

さらに石段を上っていきます。

(私たちは石段を上るために歩きやすいスニーカー、子どもたちは運動靴を履いていったのですが、まわりを見るとヒールの高いサンダルやミュールで石段を上っている女性もちらほらいて、驚きました。あれで上って足が痛くならないのかな・・・と他人事ながら心配になっちゃいました。^^;)

御本宮、到着!

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石段785段目、御本宮に到着! 檜皮葺き、大社関棟造りの見事な社殿です。現在の社殿は、1879年(明治11年)に改築されたものとのこと。

金刀比羅宮 御本宮

なお、御本宮からさらに石段を上ると、923段には崇徳天皇と御母の待賢門院を祀る白峰神社(しろみねじんじゃ)、1368段には金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命を祀る厳魂神社(いづたまじんじゃ)があるのですが、先日の台風で倒木があったそうで、私たちが行ったときには立ち入り禁止(閉鎖)になっていました。門前町の土産物屋さんの話では、大型の工事車両が入れないところのなので、直すのにかなり時間がかかりそうとのことでした。

幸福の黄色いお守り

御本宮でのみ授与される(=買える)幸福の黄色いお守りとミニこんぴら狗セット。

鬱金(うこん)の黄色は遠い平安期の時代から、染料としてもてはやされ、魔除け、災い除けとして、産着や焼き物などを包む布に使われてきました。
今でも漢方薬の原料として大切に扱われる鬱金ですが、その染料で絹糸を染め、織り上げた糸を使ってお守りを作りました。
華やぎのある鬱金色の肌守りは、病気や災いごとからみなさまの身を守り、ご家族の健康と幸せ、恙ない(つつがない)日々の暮らしを約束してくれることでしょう。

 (お守りリーフレットより引用)

ちなみに、「こんぴら狗(いぬ)」というのは、昔、遠方のためなかなか金刀比羅宮に足を運べない人が、道中の費用や初穂料を飼い犬の首に巻き、自分の代わりに参拝させる風習があったそうで、その犬のことを「こんぴら狗」と呼んだとか。
本当の話かどうかはわかりませんが、金刀比羅宮の中にはこんぴら狗の銅像もありました。

こんぴら狗のおみくじ

こんぴら狗の開運おみくじ(100円)をひきました。大吉!(*^▽^*)
おみくじの中には、こんぴら狗の金色のチャーム(?)も入っていました。縁起が良さそうだから、お財布に入れておくことにします。

785段目からの景色

785段からの景色は、ここまで頑張って石段を上ってきた人へのご褒美!

実際に785段の石段を上ってみた感想としては、決してラクではありませんでしたが、想像していたほどハードではありませんでした。でも、炎天下ですごく喉が渇いたので、夏場に上る人は、水分を多めに持っていった方が良いと思います。(参道までのお店でペットボトルを買えますし、自動販売機もあります。ご本宮でもペットボトルは売っていますが、ちょっと割高でした。)それから、歩きやすい靴、日よけのための帽子、首に巻くタオル、そして無料貸し出しの竹杖があるとベター。

下りは上りよりずいぶんラクでしたが、往復でだいたい2時間はかかりました。
香川旅行から帰った次の日、夫と娘たちはなんともないのに、私だけがふくらはぎの筋肉痛になりました。日頃の運動量の違いかもしれません・・・(^^;

こんぴら参りのあとは、門前町を散歩

和三盆ソフトクリーム&うどんソフトクリーム

こんぴらさんまいりの後は、みやげもの屋や、甘味処、食事処が立ち並ぶ門前町を散歩。
歩き疲れて甘いものが欲しくなったので、ソフトクリームを買い食いしました。写真の右側は、生姜風味のバニラソフトに刻み葱と醤油をトッピングしたうどんソフト。完全にネタで買いましたが、何とも言えない不思議で微妙なお味でした。全部食べましたけど。(笑)
あと、私たちは食べませんでしたが、香川の嫁入り菓子「おいり」をトッピングしたおいりソフトクリームもありました。カラフルで見た目がとっても可愛かったです。

中野うどん しょうゆうどん

門前町のうどん屋さんで昼食。写真は大根おろしにだし醤油をかけて食べるしょうゆうどん。体を動かしたあとは特に美味です♪ 夫と娘たちはガッツリと肉うどん(ぶっかけ)を食べました。ほんと、香川のうどんはどこで食べてもハズレがなく、おいしかったです。

この後、再び琴電(ことでん)に乗って高松市内に戻り、商店街でお土産を買い、ホテルに預かってもらっていた荷物を受け取って、JRに乗り、岐路に着きました。
(19:33岡山発の新幹線「のぞみ」に乗り、21:11名古屋到着。)

1泊2日の小旅行でしたが、朝発・夜戻りのプランだったのと、(高速バスではなく)新幹線を利用したことで、現地滞在時間を長く取ることができ、大満足の香川旅行でした。
2日間で計4食のうどんを食べ、いずれも美味しかったですが、うどんだけではなく、それ以外にも美味しいものがたくさんあった香川県。また行きたいね、と家族で話しています。

新幹線+JRを買うより、新幹線+JR+ホテル宿泊のパッケージが安かった話
香川旅行1日目 琴参バス「うどんバス」でうどん屋めぐり&栗林公園散策

長い旅行記を読んでくださって、どうもありがとうございました。
これから香川旅行へ行かれる方のお役に(少しでも)立たれば幸いです。