滋賀グルメ探訪ツアー(6) キメが細かくよく伸びる「甲賀もち工房」のお餅

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滋賀県湖南市で老舗蔵元・北島酒造を見学したあとは、お隣の甲賀市へ移動し、「甲賀もち工房」にお邪魔しました。

甲賀もち工房

滋賀県甲賀市甲賀町小佐治にある甲賀もち工房は、小佐治地区で栽培された餅米「滋賀羽二重糯」を使用して、添加物なしのおいしいお餅を作っている工房です。

「三百万年もの昔、甲賀の地は琵琶湖の底だった」と言われるように、小佐治地区は餅米の栽培に非常に適した粘土質の強い土壌をしており、全国でもトップクラスの品質を誇るお米が収穫できるそうです。

その餅米を昔ながらの杵つき製法で仕上げたのが、甲賀もち工房の「甲賀もち」。添加物いっさい不使用の甲賀もちは、あまり日持ちはしませんが、おいしさには自信があります、とスタッフさんがお話してくれました。

甲賀もち工房

工房では地元の60代〜80代のおばちゃんたちが毎日手作業でお餅をこしらえているそうです。この日訪れたのが夕方だったため、実際の作業風景を見ることはできませんでしたが、毎日おばちゃんたちが和気あいあいとお餅を作っているとのこと。甲賀もち工房は、地元のシルバー雇用創出にも貢献している農業法人なんですね。

甲賀もち あられ

ついて平たくのばしたお餅を手切りにして、網に載せて乾燥させているところ。これを炒るとあられになります。着色はすべて天然の色素。

もち

すぐ近くにある売店では、つきたてのお餅をいただくことができます。
餅米「滋賀羽二重糯」を昔ながらの杵つき製法により仕上げたつきたてのお餅を柚子味噌でいただきました。キメが細かく、コシがあってよく伸びるお餅でした!

甲賀もち

私、実家で毎年年末に餅つきをするので、つきたてのお餅は食べ慣れているほうなんですが、その私が食べても、粘りと伸びが強くて、キメの細かい、めちゃめちゃ美味しいお餅でした。製法だけじゃなくて、お米そのものがいいのでしょうね。

(※「滋賀羽二重糯」は栽培が難しく作業が困難なことからも栽培面積が減少しつつあり、「幻のもち米」と言われ、希少価値の高い商品になっているそうです。)

甲賀もち工房のスタッフさん

スタッフさんにお話を伺いました。いちばん人気の「よもぎあん餅」は、自家栽培のよもぎを使って作られているそう。(あんこは北海道産)

よもぎあん餅

よもぎあん餅3個入り310円、5個入り510円。店頭に並んでいるのはその日の午前中につくったばかりのよもぎあん餅で、日持ちは製造日を含め3日間。
私も自宅用と近所のお友達用のお土産に買って帰りました♪

(後日談ですが、お土産を渡した相手から「美味しかった!」と喜ばれました。)

甲賀もち工房 米粉たい焼き

お店の前にあるたい焼き屋さんで、米粉100パーセントのたい焼きを買い食い。
薄めの皮がさっくりしていて、美味しい!(#^.^#) あんこ120円、クリーム140円。ほかにソーセージ入りのおかず風のたい焼きもありました。

その土地でとれる美味しいものを、その土地に暮らす人々の手で仕上げたものは、本当に魅力的です。滋賀のすてきなものにまたひとつ出あえました♪

甲賀もち工房 データ
所在地 〒520-3402
滋賀県甲賀市甲賀町小佐治2121-1
電話 0748-88-5841(代)

ココクールツアーで滋賀県を旅してみて

ココクールモニターツアー

さてさて、しばらく書き続けてきた滋賀県・ココクールツアー参加レポも当記事をもって終了となります。読んでくださってどうもありがとうございました。

▼滋賀県・ココクールツアー 記事一覧(全6記事)

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  6. 滋賀グルメ探訪ツアー(6)キメが細かくよく伸びる「甲賀もち工房」のお餅

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正直なところを書くと、今回のモニターツアーで滋賀県に行く前は、私は滋賀県に対して特別な印象を持っていませんでした。琵琶湖があって自然あふれるのんびりした場所という程度のイメージで、言葉はよくないですが、「なんか地味」な印象だったのです。滋賀に行って何を見たらよいのかもよくわからなかったし…。

でも、今回モニターツアーに参加し、滋賀県のいろいろな場所へ行き、人に会い、食べ物や飲み物を味わい、すっかり滋賀県のことが好きになりました。お隣の京都のように大勢の人を集める観光資源があるわけではないのかもしれません、でも、滋賀らしい、滋賀にしかないクールなものがたくさんあることを知りました。

でも、いまいちそれが広く知られていない気がするのは、なんとももったいない気がします。大きな(観光の)目玉がひとつある・・・というのではなく、あちこちに素敵な場所やものがたくさんあるように感じるので、今回のツアーのようにモデルプランを打ち出してもらえると、旅行者としてはありがたいなと思いました。
(マイカーで好きに回るか、もしくはバスツアーに参加するのが便利そうです。)

琵琶湖大橋

語り切れない部分もありましたが、私の記事で少しでも旅行気分を味わってもらえたり、「滋賀県って、なんだか面白そう!」「滋賀県に行ってみたいな」と思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

最後に、滋賀県商工観光労働部 商工政策課ならびにココクール関係者の皆さま、このたびは「滋賀グルメ探訪ツアー」にモニターとして参加させていただき、ありがとうございました。人にも食べ物にも恵まれ、本当に楽しい1泊2日でした。

(※ココクールセレクションは2012年から続いていて、今年で5年目となりますが、ココクールツアーのモニター募集は今回が初の試みだったようです。来年以降またこうしたモニターツアーの募集があるかもしれませんね。あったらいいなぁ。)