オーストラリア貧乏節約生活

オーストラリアでお金を使わない貧乏生活を体験

目的のために貯金をすることに目覚め、節約とアルバイトで目標金額を貯めた私は、念願のワーキングホリデーに出発しました。2001年の話です。

日本を出発する前、オーストラリア(シドニー)到着後、3週間分のホームステイの受け入れ先を用意してもらっていました。その3週間は、家賃・食費・光熱費などすべて事前に払い込みをしてあったため、現地ではお金はかかりませんでした。しかし、その3週間のホームステイもあっという間に終わり、さぁ、住むところを探さなくては・・・という状況に直面しました。

しかし、どこに部屋を借りるにしても日本で言う敷金のようなbondと呼ばれるお金が必要なこと、そのあと他の都市に移らずにずっとシドニーに居続けるかどうかも不明なことから、私はその日暮らしの安宿に身を置きました。

この安宿は「バックパッカーズ」と呼ばれる、旅行者専門のホステルで、一泊$15~$20くらいで泊まることができます。(当時のレートで1000円~1500円程度。) しかし、この値段は個室ではなく、相部屋(ドミトリーと呼ばれる)の値段でして、州にもよりますが、男女区別なし!というところが多かったです( ̄□ ̄;) すぐ隣のベットや、二段ベットの上に、胸毛もじゃもじゃのおじさんが半裸で横たわっていたり・・・とにかく衝撃的でした(笑)

しかも、私が1ヶ月近く泊まり続けた部屋は、なん30人部屋でして(笑)、長期逗留者も多かったので、その相部屋の中でも恋愛ドラマが起きていたり。(といっても、ほとんどお互いにネイティブ・イングリッシュ・スピーカー同士のことだったので、私たちは関係なし^^;)

2段ベットの上段のマットの下に毛布の端を挟みこんで、簡易密室を下段に作り、愛を語り合うカップルがいたり・・・、とにかく日本で培った常識というものがことごとくここで壊されてしまいました。
同時に、いかにお金を使わず生活するかという、サバイバルのようなことも経験しました。たとえば、ここは朝10時までは無料で朝食が食べられるのですね。朝食といっても、トーストと、各種ジャム・マーガリン、インスタントコーヒー粉、紅茶のティーパック、丸ごとのりんごとオレンジが並べてあるだけなんですが、無料なのですごい人気があるんです。私を含め、多くの人がまず朝の6時半ころに起きてここで朝食を取り、そのあと仮眠するなり出かけるなりして、また10時直前にやってきて同じメニューを食べるんです。今度はちょっと早い昼食として(笑)

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私の価値観や金銭感覚を変えたオーストラリア貧乏節約生活

日本で生活しているときは、毎月コンスタントに収入がある(※正社員のときも、アルバイトのときも。)ということで、どこかに安心感があったのですが、オーストラリアで暮らし始めてから、実際に自分が外国でアルバイトの口を見つけて、収入を得ることができるのだろうか、という不安が付きまとっていたせいで、「お金を使う」ことを極端に避けていました。

「手持ち資金が底を付いたら、日本に帰国しなくてはならない」という気持ちがどこかにあったからだと思います。なので、本当にケチケチとお金を使っていました。

日本にいる頃は、それなりに友人との付き合いもあったし、また着るもの・持つものに対する見栄も(一般より少ないほうだとは思いますが)なかったとは言えません。 しかし、誰も自分のことを知らない環境に身を置くと、そういった事柄がどうでもいいように思えてしまったのです。

誰も、私が何を食べているかとか、どこのブランドの服を着ているかだなんて、ほとんど興味がないのだ、と気がつきました。こういう思い込み(刷り込み)のようなものって、多分私たちは生まれながらにして持っている感覚なのではなく、日本で社会生活を送っていく十数年のうちに身に付く感覚なのだろうなと思います。

良いか悪いかは別として、まったく違う環境の中に身を置くことで、自分の価値観・金銭感覚に変化があったことは間違いありません。 「遊びに行こうよ」といわれても「お金がないから」と断ることを、別に恥ずかしいことだとは思わなくなりました。(多分周りにいた日本人も若者も、ほとんどが同じような生活をしていたからかもしれません。)

オーストラリアでの貧乏節約生活は、今振り返ってみれば懐かしい青春の思い出ですが、私のお金や暮らしに対する価値観に大きな影響を与えたことは間違いありません。

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