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あやんぱコラム「妻が
サイト運営者になった日」

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あやんぱコラム 「妻がサイト運営者になった日」 第2話

妻が最初に手がけたのは、僕の思っていた「育児相談」ではなくて、
「ネット・オークション」だった・・・。
「家をすっきりさせる!」という名目で家の中の不用品を次々と出品していく妻。最後には僕のパンツまで出品するんじゃないか? と思うほど、子どものおもちゃとは反比例して、日常で使わなくなった服や小物は家からどんどん減っていった。確かに入札間際のバトルは見物だが、ここまで妻がハマるとは思わなかった。

車がうちの前に停まるたびに「懸賞当ったかな?」とソワソワしたり、
集荷が多いのでそのうち郵便局の御用達になり、ゆうパックシールもきっちり集めて有効利用するなど、どんどん妻の目は輝いてきた。

ある日、妻は僕に「ねえ、この『金持ち兄さんへの道』っていうホームページ、ちょっと見てみて」と言ってきた。
話を聞きながら一通り見て、「あふぃりえいと?なんじゃそら?それがどうかしたの?」と答えると、妻は「私もHPを作ってみたいの!」と言い出してきた。
僕はどうせ途中で飽きるだろうと思いながら、色々な人との交流が持てるんならいいかな?と期待して「家事にさしつかえなければいいよ。ソフトは買っていいからやってみなよ」と軽く了承してしまったのであった・・・。

それからというもの、妻は集中して制作活動に入った。
僕も広告代理店で勤めていたことがあり、その集中を妨げることはいけないことだと分っているので、用があるとき以外は話しかけないようにしていたし、昔取った杵柄、ロゴやバナーを作成してあげたり
してちょっとでも育児ストレスを軽減していければと協力した。

最初に作った妻のホームページのレイアウトは実にひどいもので、
落書きのようにも見えた。でも僕のダメ出しを何度も繰り返しながら、納得はいかないもののある程度まとまった形ができてくると、もう僕の分野では理解不能なホームページ運営作業に没頭していった…。

僕が「あの〜、それで少しはこの土地に慣れた?」と聞いても、
「うん、そのうち」と、妻の返事はそっけなかった。
オークションなどを通じてのメールのやりとりなどで社会との繋がりを持ってくれるのはいいんだけれど、実社会上では、僕の心配していた
<別の生物>の方向に進んでいるような気がした。

とある日、僕は妻をおもいきり叱りつけた。

written by ayanpa
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