北欧「リボ社」のバランスチェア イージーを使ってみて 感想

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リボバランスチェア イージー

「北欧ノルフェー「リボ社」のバランスチェア イージーが届いた!」の続きです。
今月初めに届いた、北欧ノルウェー「リボハウス」のバランス理論に基づいた猫背対策椅子「バランスチェア イージー」。私自身が毎日のPC作業用の椅子として使ってみて、そして来春小学生になる長女にも学習椅子として使わせてみて、感じたことをまとめてみたいと思います。


PCデスクまわりの様子

私は自宅のダイニングの一角にデスクを置いて、PC作業をしています。個人事業主(SOHO)として仕事をしているため、PCに向かう時間=椅子に座っている時間は毎日けっこう長く、肩こり・腰痛が慢性的な悩み。今回モニターさせていただいたバランスチェアイージーは、ひとまず私のPCデスク用チェアとして使ってみることにしました。

机の下に椅子が収まる

机の前においてみたところ。シンプルなのでインテリア的にもすっきり!
(※ちなみに、このPCデスクは無印のローテーブルをDIYでデスクにリメイクしたものです。)
それまで使っていたオフィスチェア(←よくあるタイプの回転式 昇降チェア)は、左右に肘置きがあったため、それがつっかえて、使っていないときでもデスクの下に収まらなかったんですよ。
ちゃんとしたオフィスであれば、椅子が机の下に入らなくても問題はないのかもしれませんが、私のようにダイニングや(やリビング)の一角にデスクを置いている人にとっては、”使っていないときの収まり(収納)”はけっこう重要なポイント。このバランスチェアイージーなら、使っていないときはすっぽり机の下に入ってしまうので、生活空間をじゃましません。

あえて欲を言わせてもらえば、我が家のダイニングとリビングは、デスクもダイニングテーブルもこたつも木部はダークブラウンのカラー(上写真のデスクような色)で統一しているので、バランスチェアイージーの木部もナチュラルカラーでなく、ダークブラウンもあったら嬉しかったなぁ。
(できるだけ統一感を出すために、椅子カバーだけはダークブラウンを選びました。)

DSC04066.jpg実際に私が座ってみたところ。(襟足の髪ボサボサですみません。^^; この写真を見て、「そろそろ美容院に行かなくちゃ」と気づき、カットに行ってきました。)

←この写真だとうまく伝わらないかもしれませんが、それまでに私が使っていた普通のオフィスチェア(回転するタイプの昇降チェア)に座ったときと比べると、感覚がまるで違います。

よく、直立の姿勢をするとき、”頭のてっぺんを空から糸で吊られているような気持ちで立つと、まっすぐきれいに立てる”って言いますよね? あのときの上半身の感じを、そのまんま座り姿勢の上半身に持ってきたような感じ・・・と言えば、伝わるでしょうか? 背筋は自然にすっと伸びて、心持ち胸を張ったような感じ。

ちなみに、この椅子が届いたあと、我が家に遊びに来てくれたママ友1人と、夫の友人1人(それぞれ別の日)に、リボバランスチェアイージーに試し座りしてもらったのですが、ふたりとも座った瞬間に、「おお~! これすごい、背中伸びるね~!」と驚いていました。

▼説明書に書かれていたイラスト図(背筋の変化)

ribo-s.jpg

ほんと、こんな感じの背筋になります。で、これがしんどくないか?というと、不思議としんどくはありません。いや、正確に言うと、使い始めたばかりのころは、背筋がすっと伸びるのが新鮮な感覚で、左右の肩甲骨を寄せんばかりに胸を張りすぎて(?)いたようで、背中の上の方が少し痛くなりました。でも、これはバランスチェアイージーのせいというよりは、正しい座りポジションを取ることができていなかったせいだと思います。数日して、バランスチェアイージーに座るのに慣れてくると、背中の痛みはなくなりましたから。

でも私は、このバランスチェアイージーは、”どんだけでも疲れ知らずで座っていられる椅子”ではないと思うんですよ。人間、立った姿勢でも、座った姿勢でも、一定の姿勢のまま長時間いるのは辛いものだと思うんです。辛くなってくるから、立った姿勢であれば重心を片足にかけるような立ち方になってきたり、座り姿勢であれば知らない間にだんだん猫背になってきたりしてしまうんじゃないでしょうか。

辛くなってきたら、ちゃんと”辛さ”を感じられて、そこで体を動かして一息入れる。不自然な状態で体に負担をかけたまま座り続けていられる椅子よりも、”辛さ”(=体のサイン)を感じられる椅子のほうが、長い目で見たら体にやさしいといえるような気がします。
説明書の文章によると、従来の椅子に腰を下ろしたときに状態と太ももの角度は約90度。それに対して、バランスチェアに座ったときには120度になるそうです。この角度が、座る人の身体にS字の姿勢(=本来あるべき人間の背骨のカーブ)を自然につくりだすとのこと。
それによって、骨盤や椎間板への負担がもっとも少なく、さらに身体を圧迫しないので血行もよくなり、内臓への負担も少ないため、呼吸も楽になるのが大きい特徴だそうです。
不良姿勢による身体への負担に悩まされている人には嬉しい特徴ですね!

ちなみに、長時間座っていて痛くなってくるのは、背筋よりも膝クッションに当たっている膝下(すね)のほう。クッション性のある素材とはいえ、ある程度体重をかけるので、すねが少し痛くなってくるんです。私はこのすねの軽い痛みを疲れのサインとして受け取って、少し立ち上がったり、動いたりするようにしています。それが良いのか、このところ肩こり腰痛は感じずに済んでいます。

DSC04016.jpg

長女(6歳、身長116センチ)をバランスチェアイージーに座らせてみました。といっても、私(身長161センチ)が使ったまんまの状態では高さが合いませんから、膝部分の調節が必要です。
(調節は道具不要で、手でネジを回してスライドさせるだけなのですぐできます。)

バランスチェアイージーは、標準的な70~72センチの机の高さを基準に作られているそうで、座面の高さは固定されているものの、イージーの座面は前後に傾斜しているため、後部に座るほど高く座れ、前部に座るほど低く座れます。なので、小さい子供が座るときは、座面の前部分のみ使用している感じになります。

上写真は、高さ72センチのダイニングテーブルでドリルをするときに、バランスチェアイージーに座らせてみたところです。普段は高さ調整のできる木製キッズチェアに座っているのですが、ドリルに覆いかぶさるように背中が丸まってしまっているときがあり、気になっていました。

でも、バランスチェアイージーを調節して座らせてみると、背筋がすっと伸びて、ドリルに集中しても、覆いかぶさるような姿勢になることはありませんでした。「この椅子どう?」と訊ねると、「座りやすいし、背中がまっすぐ伸びる感じで疲れないよ。」との返事。
私が最初にやってしまったように、胸を張りすぎて(反り過ぎて)背中の上のほうが痛くなったりしないかな?と思いましたが、子どもの方が順応性があって、自然に正しいポーズがとれるみたいでした。(それまでの姿勢とか習慣にへんに固執しないで済むからかな?)

バランスチェアイージー

「この椅子、お母さんだけが使うのズルい!」といわれて、長女がダイニングテーブルでドリルをする間だけは、譲ることにしました。でも、そのうち「自分専用のが欲しい!」と言い出されそうな予感。決して安い買い物ではありませんが、幼児期だけでなく、小学校・中学校・高校・・・大人になっても使える一生物の椅子と考えれば、価格以上の価値はある椅子だと思いました。

ショップサイトを見ると、どちらかというと”子どもの学習用に”という切り口で紹介されている気がしますが(もちろん、子ども用にもとてもいいと思いますが)、個人的には私のように座って長時間仕事をする人にこそオススメしたい椅子だと思いました。
ひどい腰痛になったら仕事にも差し障るし、ある意味、資本ですものね。

◆商品詳細はこちら: バランスチェアのサカモトハウス

(追記:この記事を書いた2009年時点では、バランスチェアイージーは、リボ社で製造されたものをリボ社輸入元直営店リボハウスが輸入して販売していましたが、現在は業務提携により日本国内でサカモトハウスが製造・販売しているそうです。)

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