クレジットカードの不正請求に遭った話。自分の身を守るためにすべきこと

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先日、いつものごとく郵送で届いたクレジットカードの利用明細書を見ていたら、おかしなことに気が付きました。合計請求金額が私が思っていた金額よりずいぶん多いのです。明細を一行ずつみていくと、「WWW.○○○.EU」という見覚えのないサイト名がありました。
しかも、同じ行にカードを利用した都市名、または、ネットの場合は会社の拠点が載っているのですが、それがアイルランドの都市だったのです。(私、アイルランドには行ったことないですし、アイルランドのウェブサイトを利用したこともありません・・・。)

えええーーっ!? これが、いわゆる不正請求なのか!?

ちなみに、金額はアメリカドル建てで計算されており、その日のレートで日本円に換算した金額(請求額)は6万円ちょっと。突然の理解できない状況に冷や汗をかきながら、請求書に記載されているカード会社に電話をしました。

クレジットカード会社へ電話

クレジットカードと今回のご利用代金明細書を手元に置き、問い合わせ先電話番号に電話をかけました。なお、受付時間はカード会社によって異なるかもしれませんが、私のカード会社の場合は、9:00~17:30(無休・年末年始は休み)となっていました。

いくつかのプッシュ操作のあと、回線が女性オペレーターにつながったので、状況を説明。このときは具体的な返答はもらえず、「確認後、数日中に担当者から電話を差し上げます」と言われて、電話は終わりました。

それから悶々として過ごすこと数日、ようやくカード会社から電話がかかってきました。どうやら、今回請求が上がっていた「WWW.○○○.EU」は、ヨーロッパにある金融や投資のサービスをネットで提供している会社らしく、その会社の利用経験があるかどうかを再確認されました。
私が伝えたのは、「その会社は知らないし、もちろん利用したことはない。」「アイルランドに行ったこともないし、アイルランドのウェブサイトを使ったことはない。」「利用年月日に私は日本国内にいた。」「クレジットカードを使って投資をしたことはない。」など。

私がまったく身に覚えがないことを伝えると、次回の口座引き落とし(1週間後くらい)をストップすることはもう不可能なので、口座引き落とし日の前日に、カード会社から今回の不正請求の金額を私の口座に入金してくれると言われました。(カード会社による建て替え) つまり、実質、私の口座からはこの不正請求分の金額は減らないことになります。

カードの停止と異議申し立て

この後は、クレジットカード会社が「WWW.○○○.EU」に対して調査を行い、不正請求であることが確定したら、書面による異議申し立てと返金請求をすることになるそうです。私は数点書類に記入する必要はあるようですが、実際の異議申し立てと返金請求はカード会社が行ってくれるとのこと。やりとりには一か月以上かかるであろうと言われました。
(建て替えしてくれているわけなので、きっと全力でやってくれると期待。)

それにしても、どこで流出したのかまったく心当たりがなく、心配になりました。私は7月下旬に海外(フィリピン)に行っていますが、不正請求の利用年月日は旅行前だったので、国内で起こったことである可能性が高いのかなと思っています。

カード会社のオペレーターの人から、「カード情報流出の可能性がある以上、このカードは停止させていただきます。後日、新しいカードをお送りします。」と言われました。私はそれで問題ないのですが、新しいカードが手元に届くまでに2週間程度かかるようなので、クレジットカードを1枚しか持っておらず、日ごろからカードを使う機会の多い方は少し不便かもしれませんね。

今回学んだこと

クレジットカードの不正請求という話は聞いたことがあっても、それが自分に起こるとは思っていませんでした。どこかで「おかしなことしてないし、私は大丈夫」と思っていた気もします。でも、クレジットカードを使っている以上、「私だけは大丈夫」なんてことがあるはずもなく、今回はそのことが勉強になりました。
そして、改めて思ったのは、カードの利用明細は必ずしっかり確認すること!
今回の私のようなこと(不正請求)が起こっても、こちらから声を上げない限り、誰もそれを指摘してくれないし、調べてくれないし、異議申し立てや返金請求をしてくれません。

残念なことですが、悪いことをしようとるす人はいるので、自分の身を(お金を)守るためには、「大丈夫だろう」ではなく「間違っているかもしれない」という気持ちで利用明細書を見る必要がありそうです。紙(郵送)の明細書を受け取ている方も、ウェブで明細をチェックしている方も、明細はしっかり一行ずつ確認しましょう。
そして、少しでも「あれ、おかしいな?」と思ったら、すぐにカード会社に電話を!

追記(後日談)

この記事を書いてから3週間ほどして、カード会社から電話がありました。カード会社が請求元であるアイルランドの「WWW.○○○.EU」に問い合わせ(調査依頼)をしたところ、間違いであることが分かったそうです。はっきりした理由はわからず、推測でしか語ることができませんが、他人が私のカード番号を打ち込んだことが理由のようです。似た番号の打ち間違いなのか、それとも意図的なものなのかはわかりませんが・・・。

とりあえず、私が使ったわけではないことは判明しましたし、引き落とし日の前に不正請求分の金額をカード会社が私の口座に入れてくれて相殺となっているので、実害はありませんでした。使われたカードも処分して新しいカードを受け取ったので、この件はこれにて一件落着。

今回のことで、不正請求は特別珍しいことではなく、クレジットカードを使っている人であれば誰の身の上に降りかかってもおかしくない話であるということがよくわかりました。自衛のためには、あやしげなところではカードを使わないこと、カードの取り扱いに注意すること、そして毎月の明細(紙の明細であれ、web明細であれ)をしっかり自分でチェックすることが大切ですね。