オークション詐欺はれっきとした犯罪です。
ここに紹介した方法はあくまで自衛のための知識ですので、決して悪用しないで下さい。ガイドライン違反どころか、詐欺=犯罪です。
入札者がいくらまで自動入札しているかがわかり、
しかもその価格で落札させてしまう方法? |
「入札者がいくらまで自動入札しているかがわかり、しかもその価格で落札させてしまう方法」という情報がオークション上で販売されているのをご存知でしょうか?
(私が見掛けたものは1500円の値段が付いており、しかも評価は3桁すべて「非常に良い」でした。)
私はこの情報を購入したわけではありませんが、私の出品している品物の質問欄より売り込みの宣伝が入っていました。落札したわけではないのですが、商品説明の記述より手口を察することができました。
【商品説明概要】
ヤフーオークションは、その商品に1万円支払ってもよいと思う入札者がいてもそれに対抗する人がいない限り金額は上がらない。このようなことから以下のような吊り上げ行為が頻繁に行われているのが実情である。
①値段を上げるために友人に頼んで自分の商品にサクラとして入札をしてもらう。
②複数のIDを扱い自分で自分の商品に入札をする。
③【非常に悪い】の評価が付いてもかまわない「捨てID」を利用して自ら値段を最高額まで吊り上げて落札しその後【落札者の取り消し】を行い次の高額入札者に落札させる。
入札履歴を見ているとごくまれに13,011円とか27,999円といった中途半端な数字での入札があるが、おそらくこの人達はこのことに気付いていると思われる。
この方法を用いれば現在、入札中の方の自動入札の最高金額が確実にわかり、その金額で落札させることができる、
【詐欺手口の実態】
出品IDのほかにあと2つIDを用意する。(全部で3つ必要です。)
自分の出品物に自動入札と思われる入札があった場合、ID(その2)で高めの金額で入札をする。
自分のID(その2)が最高落札者になっても、その金額を見れば既に入札している方の最高入札額がわかる。
その後で、出品者IDにより自分で作ったID(その2)を終了前に入札の取り消しの操作をする。
この操作により、本来の入札者の入札金額はいちばん最初の金額に戻ってしまうが、ここでさらに別ID(その3)を使用して、すでに知っている入札者の自動入札の限界金額の数円下の値を入れる。
これで、入札者が自動入札に入れていた一番高い金額で落札、という仕組み。
非常に巧妙な手口ですので、被害に遭わないように十分注意してくださいね。
特徴としては、「端数入札ご遠慮下さい。」とか「入札単位を厳守してください」と書かれていることが多いです。(こう書かれている出品者のすべてがそうだという意味ではありませんのでお間違えなく。)
怪しいと思ったら「詳細な入札履歴」をチェックしてみてください。
それにしても、こんな情報を1500円も出して買う人が(数百人も)いることにびっくりですね!
入札回数を多く表示させ、
さも人気のある商品だと錯覚させる方法? |
同じような商品がたくさん出品されているカテゴリーで、ある特定の出品者の品物だけに妙にたくさんの入札が入っている・・・。そういったケースを目撃されて不思議に思ったことのある方もいらしゃるかもしれませんね。
価格設定の大体他と同じだし、どうしてこれだけ人気があるんだろう・・・と思うとつい一覧の中からその商品をクリックしてみたい気になりますが、その心理をついた方法です。
【手口】
出品者は二つのIDを用意する。
出品IDとは別のさくらIDを用いて、同じ金額を何度も何度も入札する。
金額が同じなので入札金額はもちろん更新されないが、入札回数だけがどんどん上がっていくことになる。
商品タイトル一覧もしくはサムネイル一覧で商品を見た人が、その入札回数の多さに引かれてクリックする。
この行為自体は金額を上げているわけではありませんので詐欺といっていいのか微妙ですが、二つのIDを用いて計画的に価格操作を計ろうとすることはまっとうな出品者のすることではないでしょう。
「詳細な入札履歴」を見れば一目瞭然です。
信用を落とす行為はしてはいけませんよね。
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