幸せがずっと続く12の行動習慣 自分で変えられる40%に集中しよう

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幸せがずっと続く12の行動習慣 自分で変えられる40%に集中しよう

『幸せがずっと続く12の行動習慣 自分で変えられる40%に集中しよう』という本を読みました。いくつかのブログで紹介されていて興味を持ったのですが、最寄りの図書館には蔵書がなかったので、Amazonで購入して読みました。
(Amazonのカスタマーレビューが全て★5つだったので、わくわくして読み始めました。)


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科学的に証明された「幸福度の高め方」

この本が、よくある自己啓発本と大きく異なっているのは、著書の経験や考えに基づくエッセイではなく、心理学者が実際に幸せな人を観察して、研究して、科学的に証明した、「幸福度の高め方」について書かれているからです。
データをもとに、具体的な数字を上げて説明がされているので、納得しながら読み進めることができました。

この本によれば、何が人の幸福を決定するか、ということについて、

遺伝による設定値(生まれ持った性質)・・・ 50%
環境(生活環境や置かれた状況による違い)・・・ 10%
意図的な行動(日常生活での行動や考え方)・・・40%

という研究結果を示しています。
環境、つまり、「裕福か、貧乏か」「健康か、病気もちか」「器量がいいか、人並みか」「既婚者か、離婚経験者か」などの生活環境による違いは、幸福度のわずか10%しか占めない、というのは、ちょっと意外な気がしました。

この本では、変えられない(あるいは、変えにくい)60%は置いておいて、変えられる40%、つまり、自分の意図的な行動について、詳しく説明しています。

幸福度を高める12の行動習慣

意図的に自分で変えられる40%の行動について、この本のPART2では、「幸福度を高める12の行動習慣」を紹介しています。

  1. 感謝の気持ちを表わす
  2. 楽観的になる
  3. 考えすぎない、他人と比較しない
  4. 親切にする
  5. 人間関係を育てる
  6. ストレスや悩みへの対抗策を練る
  7. 人を許す
  8. 熱中できる活動を増やす
  9. 人生の喜びを深く味わう
  10. 目標達成に全力を尽くす
  11. 内面的なものを大切にする
  12. 身体を大切にする – 瞑想と運動

各項目について、詳しい説明が書かれているので、興味のある方は本を手に取ってみてください。精神論ではなく、根拠に基づいた説明が書かれているので、なるほど・・・と思いながら読むことができると思います。

翻訳された本なので、多少文章に固いところがありますし、データを元に説明している部分がけっこうあるので、スラスラスラ~っと読んでしまえる本ではないかもしれません。(少なくとも、私はさーっと読み終えることはできませんでした。)
でも、手元に置いて、何度も読み返して、自分の中にしみ込ませていきたくなるようなエッセンスが詰まった本だと感じました。

周りの人(家族や友人)にいつもより優しい気持ちで、思いやりのある行動をとった結果、相手が思った以上に喜んでくれて(感謝を示してくれて)、幸せな気持ちに包まれた・・・こういう経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

自分の外見や、環境を変えることは難しいことです。けれど、自分が意図的に変えられる行動で、自分の人生をもっと幸福なものにできるなら、やらない手はありません。この本を読んで、そんなことを思いました。

この本に書かれている12の行動習慣をすべて身につけるのは難しいかもしれませんが、折に触れて読み返し、行動に移していければ、と思っています。

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