【スペイン・バルセロナ旅行記】 DAY2 サグラダ・ファミリア、サンタ・カタリーナ市場、ゴシック地区

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Sagrada Família

スペイン・バルセロナ旅行記2日目は、サグラダ・ファミリア(Sagrada Família)に行きました。「いつかは訪れて、この目で見てみたい」と思っていたので、念願が叶ってとてもうれしい!

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリアは「聖家族」という意味で、聖家族とはイエス・キリスト、マリア、マリアの夫でキリストの養父ヨセフのこと。つまり、サグラダ・ファミリアはキリストとその家族に捧げられたカトリック教会のバシリカ(建築様式あるいは教会堂を指す言葉)です。

サグラダ・ファミリアは1882年に着工し、2026年の完成を目指して現在も工事が続けられています。一緒に行った妹は10年くらい前に一度入ったことがあって今回が二度目でしたが、10年の間にできた部分が多く、かなり見どころが増えて驚いたとのこと。

なお、サグラダ・ファミリアも入場には予約が必要で、妹が早くからネット予約&決済をしてくれていました。チケットは、ガイドツアーの有無や塔に上がるかどうかで値段が変わりますが、私たちが選んだガイドツアー月&塔に上がる権利付きのチケットは、1人36€(約6,228円)。

だいぶ前に行ったことがある友人は「チケットって20€くらいだった気がする」と言っていたので、値上がり&円安を感じますね。

実はこの日の朝は雨が降っていて、サグラダ・ファミリアについたときは空はどんよりした灰色。さらに塔は、上りはエレベーターですが、下りは数十メートルの螺旋階段を歩いて降りることになるので、雨風が強いと(転落防止のため?)クローズしてしまいます。

私たちも予約していた時間の塔に上がる回はキャンセル(その分は返金)になってしまいました。

サグラダ・ファミリアのステンドグラス
サグラダ・ファミリアのステンドグラス

聖堂内部のステンドグラスは本当にすばらしく、かすかな自然光を受けて輝き、カラフルな影を床に落としていました。ステンドグラスは、カタルーニャ人アーティストのジュアル・ビラ・グラウの作品だそうです。

天井は樹木のように枝分かれした柱が天井で支えられ、殉教のシンボルであるシュロの葉のモチーフで飾られていました。「聖なる白い森」という印象を受ける人もいるかもしれません。

その後、外に出て「生誕のファサード」(東側)と「受難のファサード」(西側)を見ながら、ガイドさんに説明を受けました。ヨーロッパの教会や建築物は(ただ眺めるだけでもすばらしいけれど)歴史や背景、意図などを聞くとより一層楽しめると思います。

ただ、サグラダ・ファミリア公式から予約できるガイドツアー(ガイドさんがグループを率いて案内してくれる)は日本語のものがないので、英語の説明となります(スペイン語もあるのかも?) 民間の日本語ガイドツアーはあるかもしれません。

外観や聖堂内部をガイドツアーで見てまわっているうちにだんだんお天気が回復し、インフォメーションセンターで当日販売分の塔にあがるチケットを購入して上がることができました。(生誕のファサードは待ち時間が長かったので、早く上がれる受難のファサードを選択)

エレベーターで数十メートルの高さまであがり、そのあと階段を少し登って、色彩モザイクで飾られた塔の先端を間近に見られました。

バルセロナの町も高いところから一望できました。私は高いところが好きなので、大興奮!

ハシゴのあるこんな景色を見られるのも、2024~2026年の間だけかもしれません。

Sagrada Família

下りは数十メートルの螺旋階段を下ります。こんなに長い螺旋階段は初めてで、中心を覗くと目がくらみそうでした。人は同じ方向にずっと回り続けていると、逆回転したくなるのだな~と実感。

サグラダ・ファミリアは、予約した入場時間にしか入れないけれど、好きなだけいられる(時間制限はない)ので、自分のペースでゆっくりと見学できてとてもよかったです。併設のショップにはサグラダ・ファミリアをモチーフにしたグッズがいろいろ販売されていました。

サンタ・カタリーナ市場

サンタ・カタリーナ市場

サグラダ・ファミリアに5時間以上もいたので、すっかりお腹が空いて、ゴシック地区にある「サンタ・カタリーナ市場(Mercat de Santa Caterina)」へ。ここは、歴史ある市場を、“現代のガウディ”と呼ばれた建築家、エンリク・ミラーレスの設計によりリニューアルしたものだそうです。

規模は小さめですが、地元客も多く、有名なサン・ジュゼップ市場よりも落ち着いて買い物ができるとのこと。15時近かったのですでに閉めているお店も多かったですが、ハモン・セラーノ(生ハム)やチョリソーなどの肉製品を売るお店で、食べ歩きできる生ハム&チーズを購入。

「この量で2ユーロは安い!」と思ったら、中に丸めたビニールが詰まっていて(上げ底)、ほんのちょっぴりでした(笑) でも、スペインのハモン・セラーノはやっぱりおいしい。

時間的に買い食いできるお店は少なそうだったので、市場併設のバルのカウンター席で、生ビールを飲み、タラの料理と、トルティージャ(スペイン風オムレツ)を妹とシェアして食べました。

(そういえば、トウモロコシ粉の薄焼きパンのトルティーヤと、スペイン風オムレツのトルティージャって、同じルーツを持つ言葉なんでしょうか…?)

ゴシック地区の街歩き

その後、バルセロナ中心部のゴシック地区を散策。ゴシック地区の一部、中世のたたずまいが残る町並みにデザイナーやクリエイターの工房兼ショップが点在するボルン地区はとくに歩くのが楽しかったです。

小腹が空いたので、BE CHOCOLATEというお店で、どろりと溶けたチョコレートをつけて食べるチュロスを買い食い。6.5€(1,125円)、スペインのおやつといえばチュロスは外せません!

ハンドメイドの革製品を売っている「ロシミナ」というお店で、娘へのお土産にかっこいい革のブレスレットを購入。その場で好きな色の革を組み合わせて、希望のサイズに調整してくれました。妹はボルン地区の古着屋さんでかわいい服を見つけて買ったり、アトリエショップでアクセサリーを買ったりして、楽しそうでした。

友人にも勧められ、口コミでも評判の有名なタパスバル「El Xampanyet(エル・シャンパニェット)」で夕食を取りたかったのですが、行ってみたら、残念ながら臨時休業の張り紙が……。

仕方がないので、バスに乗ってホテル近くに戻り、近くにあるバルでタパス数品を食べてサングリアを飲み、ホテルに戻って休みました。この日のハイライトはなんといってもサグラダ・ファミリア! 生きているうちにこの目で見られたことへの興奮冷めやらぬまま、眠りにつきました。

→DAY3へ続く

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