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東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで2019年7月13日から開催されている「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」(ミュシャ展)のスペシャル内覧会にご招待いただき、行ってきました!
アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家(イラストレーターでありグラフィックデザイナーであり画家)です。”線の魔術”ともいえる繊細で華やかなその作品スタイルは、ミュシャ様式と呼ばれ、後世のアーティストに多大な影響を与えてきました。
なお、Muchaを「ミュシャ」というカタカナで表記するのは彼の活躍したフランスでの発音で、彼の生まれたチェコ語の発音では「ムハ」といいます。
もくじ
「みんなのミュシャ」ってどんな美術展?
この「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」は、ミュシャ財団監修のもと、ミュシャの幼少期の貴重な作品、蔵書、工芸品、20代に手掛けたデザインやイラスト、そしてミュシャの名を一躍有名にしたポスターを通じて、ミュシャの原点と作品の魅力に迫る美術展です。
さらに、このミュシャ展が特別なのは、ミュシャの作品だけでなく、ミュシャ作品に影響を受けた明治の文芸誌の挿絵から、1960-70年代のイギリス・アメリカを座巻(せっけん)したグラフィック・アート作品、現代の日本の漫画家やアーティストの作品まで、約250点もの作品が展示されているから!
ミュシャの没後80年となる本年に行われる、これまでにないミュシャ展なのです。
渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている #みんなのミュシャ のスペシャル内覧会に招待していただきました(特別に許可をいただいて撮影をしています)。
詳しくはまたブログに書きますが、これだけの点数を一度に見られるのはスゴイ✨#ミュシャ展 #美術展 pic.twitter.com/suI9MNwK1Y
— ayan (@warashibe) July 24, 2019
このミュシャ展の内覧会に行ってきたので、様子を写真でお伝えします。(※特別に許可をいただいて撮影をしており、通常は限られたエリアしか撮影できません。)
「みんなのミュシャ」の展示の様子
みんなのミュシャ展の概要は以下の通り。
- 名称:みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術
- 場所:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
- 開催期間:2019年7月13日(土)~9月29日(日)
- 開催時間:10:00-18:0(入館は17:30まで)
- 休館日:7月16日(火)、7月30日(火)、9月10日(火)
- 入館料(税込):一般1,600円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円
- 公式サイト: https://www.ntv.co.jp/mucha2019/
入ってすぐ左にあるミュシャの写真。
音声ガイド(1台税込 550円)もあります。ミュシャ役・ナビゲーターは俳優の千葉雄大さん、解説ナレーターは声優の中村千絵さん。
みんなのミュシャ展は、内部が5つのブース+ショップに分かれています。それぞれのブースのテーマは以下の通り。→詳しい解説はこちら
- 序-ミュシャ様式へのインスピレーション
- ミュシャの手法とコミュニケーションの美学
- ミュシャ様式の「言語」
- よみがえるアール・ヌーヴォーとカウンターカルチャー
- マンガ家の新たな流れと美の探求
ここからは撮影した写真を載せていきます。
(アルフォンス・ミュシャ『オー・カルティエ・ラタン』誌・表紙(創刊6周年記念特別号)
この広い中央のブース(ミュシャ様式の「言語」)のみ、一般の方も撮影OKです。
(アルフォンス・ミュシャ≪カサン・フィス印刷所≫)
(アルフォンス・ミュシャ≪夢想≫)
中央(アルフォンス・ミュシャ≪トラピスティーヌ≫)
(アルフォンス・ミュシャ≪舞踏-連作<四芸術>より≫)
(アルフォンス・ミュシャ≪ヒヤシンス姫≫)
ここからは日本のマンガ作品やグラフィック・アート作品を。
(明治35年の『新声』の表紙/表紙デザイン:一條成美)
中央(表紙デザイン:藤島武二『みだれ髪』(与謝野晶子))。
(松苗あけみ≪星座の少女≫)
(松苗あけみ≪小さな玉座の百合≫
(花郁悠紀子『夢ゆり育て』(秋田書店・プリンセスコミックス)カバーイラスト)
(山岸凉子『日出処の天子』)
(天野喜孝『騎神来たりぬ』)
(天野喜孝『ファイナルファンタジーXIV 嵐神と冒険者』)
(天野喜孝『アルスラーン戦記2 王子二人』(田中芳樹著)のためのイラスト
全部は載せきれませんが、今40代~50代くらいの人には世代ドンピシャのマンガ作品がずらりと並んでいて、圧巻です!
たくさんのミュシャ作品、特にポスター作品を見た後に、明治大正時代の日本の挿絵を見て、その後に日本のマンガ家さんやアーティストの作品を見ると、時代を超えたミュシャ様式の流れを感じられました。
今回は音声ガイドは使用しませんでしたが、音声ガイドによる解説を聞きながら鑑賞したら、より楽しめそうですね。
みんなのミュシャ展のショップ(売店)
展示を見た後は併設のショップ(売店)で記念におみやげを買っていくのも◎
エコバッグやTシャツ、ポーチ、ファイルやノートなどの文具、ポストカードなどがそろっています。
複製原画やオリジナル版画の販売も。
みんなのミュシャ展 ショップでしか買えないお菓子もありました。
まとめ
以上、駆け足でしたが、「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」の展示の紹介でした。2019年9月29日まで開催しているので、興味を持った方は夏休みにぜひ出かけてみてくださいね。
これだけの点数を一度に見られる機会はなかなかないと思います!
- 名称:みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術
- 場所:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
- 開催期間:2019年7月13日(土)~9月29日(日)
- 開催時間:10:00-18:0(入館は17:30まで)
- 休館日:7月16日(火)、7月30日(火)、9月10日(火)
- 入館料(税込):一般1,600円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円
- 公式サイト: https://www.ntv.co.jp/mucha2019/
なお、この渋谷での展示のあとは、京都、札幌、名古屋、静岡、松本でも「みんなのミュシャ展」の開催が予定されています。東京までは行けないという方も、お近くで開催があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 京都展(2019年10月12日~2020年1月13日)
- 札幌店(2020年1月25日~4月12日)
- 名古屋展(2020年4月25日~6月28日)
- 静岡展(2020年7月11日~9月6日)
- 松本展(2020年9月19日~11月29日)
「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」公式サイト
(※本記事内の写真はスペシャル内覧会にご招待いただき、特別な撮影許可を受けて撮影したものです。)