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三重県多気郡大台町(おおだいちょう)は、三重県中部の「奥伊勢」と呼ばれるエリアに位置する、東西に細長い町です。 約90kmに及ぶ県下最大の河川「宮川(みやがわ)」が町内を横断しており、町土の約90%以上を森林が占めています。
大台町は、町内全域がユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)に指定されてる自然豊かな町です。
世界自然遺産が自然を保護・保全するのが目的であるのに対し、ユネスコエコパークの目的は、生態系の保全と持続可能な利活用の調和。すなわち、自然と人間社会の共生に重点が置かれた取り組みと言えます。
そんな三重県大台町に、今回ブロガーとして1泊2日の三重県大台町魅力発見ツアー(大台町観光協会主催)に参加して、豊かな自然の中でピクニックやトレッキングなどのアクティビティを楽しんできました。
このブログで数回に分けて大台町の魅力を伝えていきます。
春夏秋冬それぞれの楽しみ方がありますが、個人的には春休みの子連れ旅行&おでかけの候補におすすめしたい町です! 東海&関西にお住まいの方で、春休みに家族でどこかに行きたいな~と考えている人は、ぜひご覧ください♪
もくじ
三重県大台町って? 見どころは?
大台町は、三重県中部に位置する、面積362.9㎢、人口1万人弱の小さな町です。
冒頭に書いたように、約90kmに及ぶ日本一の清流・宮川が町内を横断し、町土の約90%以上を森林が占める自然豊かな町で、町全体がユネスコエコパークに指定されています。
つまり、大台町は世界が認めた貴重な自然資源の宝庫! 町を挙げて自然と人間の持続可能な社会の実現に向けて取り組んでおり、大自然を活用したアウトドアアクティビティを観光の目玉にしています。
春の新茶やお花見、ハイキング。夏の川遊びやキャンプ、ホタル観察、魚釣り。秋は紅葉の絶景トレッキング、冬は温泉や星空観測など、季節ごとの楽しみ方があります。
食も豊かで、大台茶、鮎、奥伊勢ゆずなどが名産です。6月~9月の鮎のシーズンには 宮川上流漁業協同組合が経営する鮎料理専門店「清流茶屋」には大行列ができるほどだとか。また、冬から春先にかけてはジビエ(野生の鳥獣)も食べられます。
大台町の森の中にあるホテル「奥伊勢フォレストピア」には天然温泉・宮川温泉があり、星空を眺めながらゆったりと温泉に浸かれ、大自然アクティビティの後の身体には嬉しいです。(今回は奥伊勢フォレストピアに宿泊したので、別記事で詳しく紹介しますね。)
森に囲まれた奥伊勢フォレストピアには天然温泉もあり、宿泊者は無料で何度でも入浴できます♨️🧖♀️
— ayan (@warashibe) January 30, 2020
内湯と外湯があり、内湯には月替りの薬草風呂もあって、ゆったり。
夕食前の温泉、最高…💕#奥伊勢フォレストピア#大台町PR #大台町 #温泉 pic.twitter.com/KL2IZQV8aG
2020年秋には大台町の道の駅「道の駅奥伊勢おおだい」 に隣接する形で 、アメリカのホテル大手マリオット・インターナショナルと積水ハウスが新しいホテルを開業予定です。
このホテルにはレストランなどを置かず、自然体験などのアクティビティを含むツアーを提案していく計画だとか。国内外から注目が集まりそうな予感です。
大台町で楽しめる大自然アクティビティ
大台町を流れる宮川は、国土交通省の一級河川水質調査において過去 11 回日本一に選ばれた日本一の清流で、シーズンには川遊びや鮎釣り客、SUP(サップ)やカヤックなどの水上アクティビティを楽しむ人たちなどで賑わいます。
SUP(サップ)とは「 Stand Up Paddle(スタンド・アップ・パドル)」の略で、ボードの上に立ってパドルを漕いで進む水上アクティビティのこと。大台町でなら、自然の美しさにときめく宮川水上さんぽが楽しめます。
(SUPは小学5年生以上が対象。5歳程度~小学4年生は大人と同伴で同乗可。)
また、国の天然記念物に指定されている、日本三大峡谷のひとつである大杉谷や総門山をはじめとする周辺の山々での大自然アクティビティもおすすめ。初心者から上級者まで、ハイキング・トレッキング・沢歩き・登山などを楽しめます。
北総門山には初心者向きのハイキングコースもあり、小さな子ども連れでも気軽に山歩きを楽しめます。山頂の展望台から眼下に宮川を見下ろす景色は素晴らしいです!
ランチのあとは北総門山(704m)へハイキング。車で上の東屋まで登って、そこからハイキングルートを歩くので、気軽にアウトドアが楽しめます。
— ayan (@warashibe) January 30, 2020
この斑模様の木は姫沙羅(ひめしゃら)。この標高で群生してるのは珍しいそう🌲
松ぼっくりをリス🐿などが食べた残りは海老フライみたい!#大台町PR pic.twitter.com/CsQrWSjp7l
秘境・大杉谷の本格登山コースは初心者が自力で行くのはおすすめできませんが、大台町でアウトドアプログラムを提供している「Verde大台ツーリズム」のツアーを利用すれば、気軽にトレッキングや沢歩きを楽しめます。
携帯の電波も届かない静かな大杉谷で、滝の水音を聞きながらマイナスイオンをたっぷり浴びて歩くのは、非日常の清々しい体験になることでしょう。こちらも今回体験してきたので、別記事で詳しく紹介します。
午前中は「水』×『森林』をテーマに、仙人と行く大杉谷トレッキング🌲
— ayan (@warashibe) January 31, 2020
沢歩き体験は非日常で楽しく、滝の近くに行くと細かい水のミストが顔にかかるのを感じました。静かな山の奥深く、滝の音だけが響いて、すごく気持ちよかった…
スマホは圏外なので強制デジタルデトックスできます。#大台町PR pic.twitter.com/f7IAa4iOhK
大台町へのアクセスは?
ここまで大台町のことを簡単に紹介しましたが、実際に大台町ってどうやって行くの?とアクセス方法が気になると思うので、以下に電車で大台町へ行く方法と車で大台町へ行く方法を紹介します。
伊勢神宮からのアクセスも便利なので、伊勢旅行に+1日して、お伊勢参りの前後に大台町を訪れるのもおすすめです。
電車で大台町へ行く方法(アクセス)
三重県大台町へ電車で行く場合は、JR「三瀬谷(みせだに)」駅を目指します。
- 名古屋からJR三瀬谷駅は、JRワイドビューで1時間42分ほど
- 大阪からJR三瀬谷駅は、近鉄大阪線〜JR紀勢本線で2時間26分ほど
JR三瀬谷駅は、小さな無人駅ですが、特急(ワイドビュー)が停車します。
名古屋から
JR名古屋駅からは、本数は少ないですが、ワイドビューに乗るのが一番早くて便利です。
ワイドビューに乗れない場合は、JR快速みえで「多気(たき)」へ行き、JR紀伊本線に乗り換えて、三瀬谷駅へ行けます。(その際、多気での乗り換えでかなり待つことがあるので、事前に必ず時刻表をチェックしましょう。)
私はJR名古屋駅から、8時05分発のワイドビュー南紀1号(紀伊勝浦行)に乗り、9時47分にJR三瀬谷駅で下車しました。 (乗り換えなし、乗車時間1時間42分)
名古屋から三瀬谷までのワイドビューの運賃(乗車券+特急券)は 、指定席の場合4,060円~4,260円(時期により異なる)。特急を利用しない場合(JR快速みえ+紀伊本線)なら2,210円(自由席)~2,740円(指定席)です。
大阪から
大阪からは、「大阪難波駅」近鉄大阪線にて「松阪」駅へ。松阪駅でJR紀勢本線に乗り換えて、JR三瀬谷駅へ向かいます。所要時間は2時間26分ほど(※乗り継ぎ時間によって異なる)。こちらも本数が少ないので事前に乗り継ぎ時間の確認をしましょう。
なお、いずれの場合も、JR三瀬谷駅は無人駅なので、事前に往復切符を購入しておくか、もしくは切符を買わずに乗車して社内で車掌さんから切符を購入します。
電車でJR三瀬谷駅に到着したあとは、町営バス(町営バス時刻表はこちら)を利用するか、ホテルに送迎サービスがある場合はそちらを頼むと便利でしょう。今回は宿泊したホテル「奥伊勢フォレストピア」の送迎サービスを利用しました。
車で大台町へ行く方法(アクセス)
- 名古屋方面からは、東名阪自動車道→(伊勢関IC)→伊勢自動車道→(勢和多気JCT)→紀勢自動車道→「大宮大台IC」へ
- 大阪方面からは、名神高速道路→(草津JCT)→新名神高速道路→(亀山JCT)→伊勢自動車道→(勢和多気JCT)→紀勢自動車道→「大宮大台IC」へ
- 伊勢・鳥羽方面からは、伊勢自動車道→(勢和多気JCT)→紀勢自動車道→「大宮大台IC」へ
大宮大台インターチェンジで高速を降りた後は、国道42号線を走ります。
この後、三重県大台町の記事を数回にわたってお届け予定です。お楽しみに!
本記事は、大台町観光協会の主催する大台町魅力発信ツアーに参加し、交通費・宿泊費・アクティビティをご負担いただき、取材・執筆しております。