滋賀グルメ探訪ツアー(2) かたぎ古香園の朝宮紅茶「紫香楽(しがらき)」

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かたぎ古香園

叶匠壽庵・寿長生の郷で昼食と和菓子づくり体験を楽しんだあとは、滋賀県甲賀市信楽町にあるかたぎ古香園(こうかえん)を訪ねました。
私は知らなかったのですが、ここかたぎ古香園の「朝宮茶」は滋賀県ではかなり有名らしく、県内の高級ホテルレストランなどでも飲むことができるそうです。

かたぎ古香園は、信楽町の山間、大型バスが通れないほどの細い道を進んだ奥にあります。店を構えているというよりも、事務所で茶葉の直売をしている雰囲気。
観光で訪れるのには、ちょっと不便な場所にあると言わざるを得ません。

完全無農薬栽培のお茶づくり40年「かたぎ古香園」

朝宮

滋賀県南部・信楽盆地に位置する朝宮は、標高450~500mの高地で、年間の温度差が大きく川筋に霧が発生しやすいなど、茶づくりに最高の条件を備えた土地。伝教大師(最澄)が種をまかれて始まった日本最古の茶産地としても知られています。
(お茶処として有名な宇治や静岡より約400年も早くからお茶が栽培されていたそうです。)

香り高いお茶が生産されるので、香りを生かした若蒸しが主流。茶葉がしっかりしており、日本五大銘茶のひとつにも数えられているのだとか。

そんな朝宮の地で、40年前から完全無農薬栽培でお茶づくりを続けているのが「かたぎ古香園」さん。農薬や化学肥料をいっさい使わないお茶づくり、始めて数年は害虫の発生などご苦労があったそうですが、数年の我慢の末、害虫を駆除する虫(テントウムシ、クモ、こおろぎ等)の発生を見、以降その恩恵にあずかって、人と自然のちからによる安全でおいしいお茶づくりを守り続けているそうです。

かたぎ古香園の農薬不使用茶園で栽培され、年にたった1回だけ手摘みされたお茶の葉を加工した「手摘み煎茶」は、2013年のココクールセレクションに選定されています。

かたぎ古香園の朝宮紅茶「紫香楽(しがらき)」

かたぎ古香園(こうかえん) 朝宮紅茶

「手摘み煎茶」と並び、2012年のココクールセレクションに選定されているのが、かたぎ古香園の朝宮紅茶「紫香楽(しがらき)」。緑茶も紅茶もお茶の木は同じですが、この朝宮紅茶は香り高いセカンドフラッシュ(夏摘み)の紅茶とのこと。
もちろん、農薬や化学肥料はいっさい不使用です。

かたぎ古香園 朝宮紅茶

試飲させていただきましたが、本当に香りがよく、へんな渋みや苦みがなく済みきった味わい。インドやスリランカといった陽射しが強く気温の高い生産地で作られた外国産紅茶と異なり、日本産紅茶である「紫香楽(しがらき)」は渋みや少なく、まろやかな味わいなので、ストレートで飲むのがおすすめ。
後味もすっきりしているので、和菓子や和食にもよく合うとのこと。

滋賀にこんなにおいしい紅茶があるなんて、私ぜんぜん知りませんでした!
(信楽町は信楽焼きのたぬきしかないと思っていてごめんなさい。)
すっかり気に入って、紅茶とほうじ茶を1袋ずつ、自宅用に買って帰りました。

「日本の紅茶が世界に広がることが夢なんです。」と語る代表の片木(かたぎ)さんの言葉には、無農薬のお茶づくりにかける情熱がこもっていました。
滋賀発、世界へ! またひとつ、滋賀のすてきなものに出あえました♪

冒頭に書いたように、かたぎ古香園へのアクセスは少々不便ですが、メールまたはFAXで通信販売を受け付けているほか、滋賀県内のイズミヤ堅田店、コープぜぜ、近鉄百貨店草津店、西武百貨店 西武大津店、マックスバリュー(八日市店・東近江店・駒井沢店)地産コーナー、湖の駅浜大津店などでもかたぎ古香園のお茶を購入することができます。滋賀へ訪れた際にはぜひ。

かたぎ古香園 データ
所在地 〒529-1843
滋賀県甲賀市信楽町宮尻1090
TEL.0748-84-0135 FAX.0748-84-0128

公式サイト: かたぎ古香園

以上、滋賀県甲賀市信楽町「かたぎ古香園」の見学レポート記事でした。
「生産地から巡るとことん滋賀グルメ探訪ツアー」、このあとは、ホテル「セトレマリーナびわ湖」へと向かいます!

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