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台湾ili(イリー)モニター旅3日目。今回は2泊3日の台湾旅行なので、この日が最終日です。17時の中華航空便で帰国することになっていたので、お土産を買う時間も考えて14~15時くらいには台北桃園空港についていたいところ。
そんなわけで、この日は台北からあまり遠くなく、半日ちょっとでまわれる人気上昇中の観光スポット「猫空(マオコン)」へ行ってきました!
猫空(ねこそら/ねこぞら)と書いて、読み方は「マオコン(Maokong)」。その名前から、猫がたくさんいるところなのかと思ったのですが、そうではなく、高地にあるお茶処で、景色の良さが人気の場所です。(ちなみに猫がいっぱいいるのは「猫村」で、全然別の場所です。)
では、猫空への行き方、猫空ロープウェーの乗り方、キャビンの選び方(普通のキャビンと床が透明のキャビン)、キャビンからの絶景、猫空の見どころなどを詳しく紹介します。
もくじ
台北の猫空(マオコン)ってどんなところ?
猫空(マオコン)は、台北市中心部の南東に位置する、お茶(木柵鉄観音茶)の産地として有名な高地。英語では「Maokong Hill(マオコンヒル)」と表記します。
のどかな山の中にあり、かなり郊外の感じがありますが、猫空もいちおう台北市内です。
猫空の魅力は、絶景が楽しめる猫空ロープウェー(床が透明のキャビンあり!)、山の上から見渡す風景、おいしいお茶、そしてゆったり流れる時間。同じ台北といっても市内中心部とはぜんぜん雰囲気が違い、山岳リゾートに来た感覚を味わえます。
猫空と書きますが、猫がいるわけではありません。猫空という名前の由来は、「猫空には猫がおらず、猫が空っぽのため=猫空」という説もありますが、猫空の地形の特徴である穴だらけの「壺穴」を「ナーオ カン」と称し、それが台湾語の「猫空」と同じ発音だったため、「猫空」と呼ばれるようになったというのが実際のところのようです。
猫空への行き方・アクセス
次に、猫空への行き方・アクセスを紹介。猫空に行くには、MRT文湖線(ブラウンライン)の終着駅である「動物園(Taipei Zoo)」で下車し、そこから猫空ロープウェーに乗ります。
台北市内中心部からは、MRT信義線(レッドライン)の場合は「大安(Daan)」駅、坂南線(ブルーライン)の場合は「忠孝復興」駅、松山新店線(グリーンライン)の場合は「南京復興」駅から文湖線(ブラウンライン)動物園行きに乗り換え、終点「動物園」駅まで行きます。
「大安駅」から「動物園」駅までは約15分の距離。運賃は片道25元(約92円)、悠遊カード(チャージ式ICカード)を使えば片道20元(約74円)です。安い!
MRT「動物園」駅で下車したら、改札をくぐって「貓空纜車(Maokong Gondola)」と書かれている2番出口から外に出ます。
駅の建物を出たら、「貓空纜車(Maokong Gondola)」の案内に従って右へ。
まっすぐ歩くと正面に見えるのがロープウェイ乗り場。MRT動物園駅からロープウェイ乗り場までは約350メートル、歩いて数分の距離です。
外国人観光客だけでなく、台湾人も多く、地元の人たちにとっても「気軽に行ける郊外のおでかけスポット」なのだなと実感。
猫空ロープウェイ(貓空纜車)のふもとの駅である「動物園」駅に到着。上り降りするロープウェイのゴンドラを見て、ワクワクと気分が盛り上がります!
猫空ロープウェイの乗り方・運賃
猫空ロープウェイに乗るには、券売機で切符を買うか、チャージ済みの悠遊カード(EASY CARD)を使うかします。悠遊カードの残高が足りない場合は、窓口でチャージしてもらうことができますよ。
猫空ロープウェイは、ふもとから「動物園駅」→「動物園南駅」→「指南宮駅」→「猫空駅」と4つの駅があり、運賃は1駅70元、2駅100元、3駅120元。ふもとから途中下車せずに一番上の「猫空駅」まで行く場合は120元(約444円)です。
悠遊カード(EASY CARD)を利用すると平日は片道20元割引となり、動物園駅から猫空駅までの区間が100元(約370円)になるため、悠遊カードを使うほうがお得。(※休日・祝日・振替休日は割引対象外)
なお、猫空ロープウェイの営業日は火曜日~日曜日で、運行時間は8:30または9:00~21:00または22:00まで。月曜日はメンテナンスのため全日運休。悪天候の場合、臨時運休あり。
猫空ロープウェイには、水晶車廂(クリスタルキャビン)と呼ばれる、床が透明のキャビンがあります。キャビンの中から足元に広がる山並みを見下ろせると人気。ちなみに、一般車廂(普通のキャビン)も水晶車廂(クリスタルキャビン)も料金は同じです。
多くの方は気になるのはロープウェイの安全性だと思います。猫空ロープウェイはフランスポーマ社の設置した。五段階連結の複式空中ロープウェイシステムを採用しており、何重にもわたる保護システムと設備により運行の安全が確保されているとのこと。
支持センサー、避雷針、ドア開閉センサー、クラウンギア、ゴンドラ内インターホンなども完備した猫空ロープウェイ。フランスPOMA社はのJean Gauthier社長は信書の中で猫空ロープウェイは全世界のPOMAシステムの中で最高の可用性と述べているとか。
購入した切符あるいは悠遊カードを利用して改札を通り、ロープウェイの順番待ちの列に並びます。このとき、一般車廂(普通のキャビン)と水晶車廂(クリスタルキャビン)の列が分かれているので、乗りたい方の列に並ぶがポイント。よくわからなければ、スタッフに「クリスタルキャビン」と伝えましょう。
私は翻訳デバイスili(イリー)を使って、水晶車廂(クリスタルキャビン)に乗りたいと希望を伝え、そちらの列に案内してもらいました。案内スタッフのお兄さんもili(イリー)のことを知っていて、「初めて見た!」と言っていたので、しばしiliでおしゃべり。
なお、一般車廂(普通のキャビン)よりも水晶車廂(クリスタルキャビン)のほうが数が少ないため、待ち時間が長くなります。私が訪れた日は平日で、5分と待たずに水晶車廂(クリスタルキャビン)乗ることができましたが、週末などは長蛇の列になることもあるとか。
もし時間的に水晶車廂(クリスタルキャビン)を待てなそうなら、一般車廂(普通のキャビン)に変更すれば早く乗れると思います。
猫空ロープウェイの出発駅(動物園駅)から終着駅(猫空駅)までは、水平距離で全長4033m、垂直高度差は275.2m。運行速度にもよりますが、出発駅から執着駅まで、だいたい30分くらいかかります。こんなに長いロープウェイは初体験でワクワク!
猫空ロープウェー・クリスタルキャビンからの景色
そんなわけで、猫空ロープウェイの水晶車廂(クリスタルキャビン)に乗り込んだ私。足元に広がる緑がスゴイ! こんな絶景、初めて見ました。
ゴンドラの窓からもずーっと向こうまで続くロープウェイの配線が見えます。
窓から見える緑と、足元に広がる緑が違う色に見えるのですが、これは床に使われているガラスのせい? 「猫空ゴンドラの眼」と呼ばれるガラスの床は、3層の強化ガラスでできており、厚さ48mm、重213kg。ヨーロッパ安全基準CE認証も取得しているそうです。
お天気にも恵まれ、なんとも贅沢な眺望!
しばらく進むと、足元に茶畑が見えてきました。猫空はお茶の産地で、山の斜面にお茶のだんだん畑が連なっているのが特徴です。
高度が上がるにつれ、視界が開けてきます。
猫空の見どころ
約30分の空の旅を楽しみ、猫空駅に到着。空気がすがすがしくて気持ちいい!
お茶の産地・猫空にはたくさんのお茶屋さん・茶芸館があるそうですが、駅を出た真ん前にも雰囲気の良いお茶屋さんを発見! ここは帰りに寄ることにし、まずは猫空散策へ。
駅を出て左方向に行くとお店の並ぶエリアを抜けて天恩宮へ行くことができ、右方向へ行くと景観池を通って樟山寺へ行ける散策ルートです。
台湾人グループの後について、猫空の散策ルートをお散歩。右前方に見えるのは台北101?
本当に空気がきれいで、思わず深呼吸したくなります。
ルートに沿って進んでいくと、屋根のある休憩所のようなものが見えました。
休憩所の前には景観池があります。この地域に生息する台北樹蛙という蛙がいるようで、何人かの観光客が休憩しがてら蛙の声に耳を澄ませていました。(近くにいた台湾人の男性に翻訳デバイスili(イリー)を使って「ここには蛙がいるのですか?」と聞くと、「そうだよ。」と教えてもらえました。)
ルピンフラワーという花が咲き乱れるお花畑。
この景観池から約35分歩くと樟山寺や百年ガジュマルに行けるそうですが、今回は時間の都合もあり、ここでUターンすることに。一つ下の「指南宮駅」まで散策しながら降りて、そこからロープウェイに乗って下山することも可能です。
猫空の茶屋で名物の鉄観音茶を飲もう!
猫空駅まで歩いて戻り、駅前のお茶屋さんで休憩することに。一階のカウンターで飲み物を注文し、冷房の効いた二階へ上がると、少しして飲み物が席まで運ばれてきました。
今回飲んだのは猫空特産の鉄観音茶。急須でたっぷりサーブされるホットが200元(約740円)、アイスは160元(約592円)。コーヒーやグリーンティーよりは若干高めですが、高級な茶葉を使っているようで、とても美味しいお茶でした。
窓の向こうには竹林も見え、ほっと落ち着けるロケーション。テーブル席のほか座卓もありました。
鉄観音茶、高山烏龍茶(阿里山)、桂花鉄観音、包種茶、鉄観音紅茶などお茶の種類も豊富なので、お茶好きな方は猫空へ来たら立ち寄ってみては。お店の一階ではお土産用の茶葉も販売されていました。
台北の人気観光スポット・猫空の散策をたっぷり楽しみ、再び猫空ロープウェイに乗って山を下り、台北市内へ戻ります。ホテルに預けていた荷物をピックアップして、MRT空港線で台湾桃園空港へ。3時間弱のフライトで帰国です。
これで私の台湾ili(イリー)旅は終わり。2泊3日という短い日数ではありましたが、充実の台湾旅行でした。旅行記を最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
私の記事を読んで、「台湾に旅行に行ってみたいな」「翻訳デバイスili(イリー)って面白そう!」と思ってもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
▼実際に私がiliの音声翻訳を使った様子
iliの翻訳機能はこんな感じ。
真ん中のボタンを押しながら日本語で話す→ボタンを離すと中国語に翻訳されたものが流れる(もう1回押すときリピート)。
現在は日本語→中国語の一方行のみ。#ili #iliモニター pic.twitter.com/RcB7wZBbm6— ayan (@warashibe) 2017年6月5日
(*当記事は、ログバーのiliトラベラー(モニター)として、航空券と宿泊費を負担していただき、無償でiliをレンタルして執筆しています。)
【2021年1月追記】オフライン音声翻訳機「ili」は2020 年 12 月末をもって販売終了しました。