チェコのフラデツ・クラーロヴェーおすすめ観光ガイド! 多様な建築と豊かな自然が楽しめる町

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チェコのフラデツ・クラーロヴェー

チェコの温泉保養地ルハチョヴィツェに泊まった翌日は、朝早くにルハチョヴィツェを出発し、バスと電車を乗り継ぎ、4時間ほどかけて、フラデツ・クラーロヴェー(Hradec Králové)という町へやってきました。

フラデツ・クラーロヴェーは首都プラハから100kmほど東、ラベ川とオルリツェ川の合流点に位置、チェコ最古に属する町です。プラハからは電車で1時間半くらい。

それまで南モラヴィア地方(チェコの南東部)を旅してきたので、東ボヘミア地方まで来ると、ぐっと中央に近づいた感じがします。

チェコのフラデツ・クラーロヴェー(フラデツ・クラーロヴェー駅)

ここまでに紹介してきた南モラヴィア地方の都市は、プラハから旅するには、やはり距離がかなりあるので、正直行きにくいかなあと思うのですが、フラデツ・クラーロヴェーはプラハからアクセスもしやすく、個人的にもおすすめの町です。

(今回のチェコ旅行の中で私が特に気に入ったのは、ここフラデツ・クラーロヴェーと、後日紹介予定のクトナー・ホラ。どちらもプラハから日帰り可能な距離です。)

チェコのフラデツ・クラーロヴェーの旧市街地

チェコのフラデツ・クラーロヴェー

フラデツ・クラーロヴェーは、ゴシック、ルネッサンス、バロック、そして現代建築が優美な共存する町として知られ、「共和国のサロン」とも称されるそうです。

建築家ヨゼフ・ゴチャールの「ゴチャール建築」

フラデツ・クラーロヴェーを語るときに欠かせないのは、建築家ヨゼフ・ゴチャールの「ゴチャール建築」でしょう。20世紀初頭に、建築家ヨゼフ・ゴチャールがこの地に放射線状・円状設計を基礎にした新都市計画を立ち上げました。

チェコのフラデツ・クラーロヴェー

そのため、フラデツ・クラーロヴェーは町の中心に歴史的な建築物の残る旧市街地があり、その周りを取り囲むように新市街地が広がっているつくりになっています。

チェコのフラデツ・クラーロヴェー

旧市街地の中心は広場(兼駐車場)になっており、その周囲にフラデツ・クラーロヴェーの見どころが点在しているので、とても観光がしやすいです。

チェコのフラデツ・クラーロヴェー

聖母マリア教会(チェコ語 Kostel Nanebevzetí Panny Marie, Hradec Králové/英語 Church of the Assumption of the Virgin Mary, Hradec Králové)

フラデツ・クラーロヴェーの観光スポット

フラデツ・クラーロヴェーを代表する建物といえば、町の中心にそびえ立つ白塔(上写真左)と聖なる御心教会(上写真右)でしょう。白塔(ホワイトタワー)については詳しく後述します。

フラデツ・クラーロヴェーを代表するの聖なる御心教会

聖なる御心教会は、教会創設文書が現存しないことから、その歴史は今もはっきりとはわかっていません。一般には、チェコの王妃エリシュカ・レイチカが1307年に建てさせたものとされているそうです。

残念ながら私が訪れた日は休館日だったようで、中を見ることはできませんでした。

フラデツ・クラーロヴェーの現代アートギャラリー

広場の近くには、現代アートギャラリー(チェコ語:GALERIE MODERNÍHO UMĚNÍ/英語 the Gallery of Modern Art)があります。こちらは19世紀から20世紀にかけて作られた現代アート作品を展示しているギャラリーです。

現代アートギャラリー(チェコ語:GALERIE MODERNÍHO UMĚNÍ/英語 the Gallery of Modern Art)

絵画ばかりではなく、立体の造形物や空間アート作品もあり、アートに詳しくなくても楽しめるギャラリーだと思います。入館料は大人60 Kč、小人と学生は30 Kč。

名称 the Gallery of Modern Art
住所 Velké náměstí 139/140 Hradec Králové Czech Republic

公式サイト(英語) THE GALLERY OF MODERN ART IN HRADEC KRÁLOVÉ

チェコのフラデツ・クラーロヴェーのカフェ Na Kole

フラデツ・クラーロヴェーの旧市街の広場の周りには多くの飲食店がありますが、今回現地ガイドさんにおすすめしてもらったのが「Na Kole」というカフェです。

フラデツ・クラーロヴェーのカフェ Na Kole

「Na Kole」というチェコ語は、英語だと「On Bike」という意味。ロゴマークからもわかるように、サイクリスト(自転車乗り)ウェルカムのカフェというわけ。

実際のところ、フラデツ・クラーロヴェーはサイクリングがとても盛んで、ラベ川沿いにはサイクリングロードも整備されています。自転車旅行でこの町にやってくる人も多いそうです。お店の裏でパンク修理や空気入れもできる模様。

チェコのフラデツ・クラーロヴェーのカフェ Na Kole

カフェ Na Koleでは本格派のドリップコーヒーを飲むことができます。コーヒー豆の種類も豊富なので、コーヒー好きな方は、フラデツ・クラーロヴェーを旅したらぜひ立ち寄ってみてください。

名称 Café Na Kole(Café on bike)
住所 Velké náměstí 130/24, Hradec Králové 500 03 Czech Republic
公式サイト Café Na Kole

白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

さて、先ほども書いたように、フラデツ・クラーロヴェーを代表する建物と言えば、町の中心にそびえ立つ白塔(チェコ語 Bílá Věž/英語 White Tower)です。

間近で見ると「白い・・・かなぁ?」という感じなのですが、塔の建材となったホジツェ産砂岩が輝くような白色をしていることから、その名がつけられたといいます。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

このルネッサンス式の塔は、市民の寄付金を基に、1574年に建設が開始されました。その7年後、塔の4階部分に重さ8トンのアウグスチンと名付けられた鐘が取り付けられ、やっと完成をみたそうです。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

72mもの高さのある白塔の上からは、フラデツ・クラーロヴェーの町のみならず、遠いクルコノシェ山地やオルリツェ山地の山並みも含む景色を見ることができるとか。早速、階段で上がってみましょう。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

階段をぐるぐる上がりながら、てっぺんへ。下から見上げていた鐘の横を通り過ぎ、今度はそれを見下ろしながら、もう少し上がります。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

やっと一番上に到着。すぐ隣の聖なる御心教会の尖塔をこんな近くに見ることができるなんて、不思議な気持ちです。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

先ほどまで歩いていた旧市街の広場の全景も見下ろすことができます。こうしてみると、フラデツ・クラーロヴェーが放射線状・円状設計を基礎にした新都市計画によってつくられた町であることが実感できました。

茶色い屋根の家々が並ぶ景色は、いかにもチェコらしい雰囲気です。

フラデツ・クラーロヴェーの白塔(ホワイトタワー)の鐘楼

どれがクルコノシェ山地やオルリツェ山地なのかはわかりませんでしたが、この日はお天気もよく、素晴らしい眺めを堪能できました。

高いところが苦手でなければ、フラデツ・クラーロヴェー観光に訪れたら、ぜひ白塔(ホワイトタワー)に上がってみてください。72mもあるので、後から足がカクカクしますが、見ごたえたっぷりなのでおすすめです。

白塔(ホワイトタワー Whirte Tower)

(入場料:大人70 Kč、小人と学生は50 Kč、ファミリーチケット180 Kč)

名称 The White Tower
住所 Franušova 168/1 500 03 Hradec Králové Czech Republic
公式サイト https://www.bilavez.cz/

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

白塔(ホワイトタワー)の上からフラデツ・クラーロヴェーの美しい景色を堪能した後は、現地ガイドさんと合流し、ラベ川観光クルーズへ。

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

ここでは「メイヤー号」「王妃エリシュカ号」「海賊船」などと名付けられた外輪汽船に乗って、スメタナ河岸通りから東ボヘミア博物館の周辺、そして建築家サンデルの傑作・美しい水力発電所までの川下りを楽しむことができます。

(最後に乗り場まで戻ってくるので、移動のためのクルーズではありません。)

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

この日は取材のためガイドさんと私の2人で貸し切りで、造船もご自身でされたという船長さんが少し操舵もさせてくれました。

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

ゆるやかな流れの川なので、操舵と言ってもほとんど舵に手を添えているだけでしたが、蒸気の力で進む船というのは、やっぱりワクワクします。(めちゃ笑顔の私。)

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

かま焚きも手伝わせてもらって、船についての話も聞くことができました。

(このとき私の頭の中には「天空の城ラピュタ」に出てくる機関手さんの「パズー、かま焚き手伝え!」のセリフが響いていたのはナイショ。^^)

フラデツ・クラーロヴェーの川下り中に見えた水力発電所

船の上から見えた水力発電所(Hydro Power Station)

ラベ川観光クルーズ 外輪汽船で川下り

ラベ川は本当に穏やかで美しく、川沿いの遊歩道を歩く親子や、サイクリングロードを疾走するサイクリストたち、ベンチに腰を下ろしておしゃべりをするカップルの姿を見ることができました。きれいな川が中心にある町っていいですよね。

ラベ川クルーズ

船長さん、ガイドさん、楽しいクルーズをありがとうございました!

ラベ川クルーズは例年5月~10月に運行しており、約50分のクルーズの個人運賃は、大人100コルナ、小人60コルナとのこと。詳しくはHradecká paroplavební společnostをご確認ください。(残念ながらチェコ語のみですが)

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

ラベ川観光クルーズのあとは、フラデツ・クラーロヴェーの散策を楽しみました。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

サイクリストの町らしく、自転車をオブジェにしたおしゃれなカフェテラスも。町全体が穏やかで、散歩をしている人、広場や公園で休憩している人がたくさんいます。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

町の至るところで、建築家ヨゼフ・ゴチャールの「ゴチャール建築」を見ることができるでしょう。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

こちらの建物は、まるで学校か病院のように見えますが、教会墓地とのこと。両側のマス目のようなところが一人一人のお墓になっているようです。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

先ほど船の上からも見えた水力発電所。現在は実際に水力発電が行わているわけではないようですが、この歴史的な建物は有名で、フラデツ・クラーロヴェーを代表する景観となっているようです。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

水力発電所のすぐ近く、ラベ川にかかる橋の上でパチリ。美しい川と建物が並んだ、フラデツ・クラーロヴェーらしい景色です。

フラデツ・クラーロヴェーのラベ川沿いを散策

緑豊かな公園には、夏場にはたくさんの薔薇の花が咲き誇り、野外コンサートも行われるのだとか。

フラデツ・クラーロヴェーは、プラハからわずか100kmしか離れておらず、電車なら1時間半ほどでアクセスできるのに、プラハとはまるで違う空気が流れています。

チェコのフラデツ・クラーロヴェー

ちなみに、ここに書いた観光の内容なら4~5時間あれば回れると思うので、プラハからの日帰りも可能だと思います。でも、せっかくなら近くに一泊するのがおすすめ。私はフラデツ・クラーロヴェー観光後、近くのパルドヴィツェという町に泊まりました。パルドヴィツェについてはまた改めて。

【追記】チェコのパルドヴィツェの観光おすすめスポット ジンジャーブレッド店とパルドゥビツェ城

チェコを旅するなら、ぜひ時間をとって、フラデツ・クラーロヴェーにも足を運んでみてください。多様な建築と豊かな自然が楽しめる、素敵な町ですから。

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[Special Thanks!]この旅はチェコ政府観光局に旅費宿泊費を負担していただいています。