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チェコ南東部(南モラヴィア地方)にある国境の町ミクロフ(Mikulov)の代表的な観光スポットといえば、ミクロフ城、ディートリヒシュテイン家の墓、そしてミクロフの聖なる丘(Mikulove Holy Hill)です。
ミクロフ城、ディートリヒシュテイン家の墓、聖なる丘について、詳しくは、昨年(2017年)に書いたこちらの記事をどうぞ→ チェコ南東部・ミクロフで聖なる丘に上り、ディートリヒシュテイン家の墓とミクロフ城を見学
ミクロフは、チェコの首都プラハから遠く離れた、オーストリアとの国境に近い町。
昨年ミクロフに訪れたときには、まさかもう一度来られるとは思っていなかったのですが、ありがたいことにこうして再びミクロフの地をできたので、今回も聖なる丘に上ってきました!
(上写真は2017年5月に撮影したもの)
ミクロフの聖なる丘は旧市街中心部からわりと近いので、街歩きのついでにふらっと行けるのが魅力。でも、そこそこ山道なので、ヒールの靴はおすすめしません。
ここは、かつての巡礼地であり、「十字架の道」とも言われているそうです。丘の頂上には聖セバスチャン礼拝堂と鐘楼があり、そこへたどり着くまでの道のりに14個の祈祷所(Station of the Cross)があります。
赤茶色の家並みとミクロフ城を眼下に見下ろしながら、頂上まで歩くこと約20分。
ミクロフの聖なる丘の頂上にある聖セバスチャン礼拝堂が見えました。
前回と同様、青い空に白い建物が映えて美しかったのですが、前回と違っていたのは、ぶどう収穫祭の行われている日曜だったからか、礼拝堂の前に大勢の人が集まっていたこと。
礼拝堂の前にはたくさんのワイングラスとぶどうが並べられていました。
このあと何かのイベントが行われるようでしたが、残念ながら始まるの見ることができず、何だったのかはわからずじまい。
でも、観光客というよりミクロフの地元の人が多く集まっている感じでした。こんなふうに町の近くの丘でみんなで集まって乾杯するなんて、人と人の距離が近いのどかな町ならでは、という気がします。
なぜかミクロフの丘の上でワインのプロモーション写真を撮影していたカメラマンに「ちょっとモデルになって」と頼まれ、ワイングラスを手渡される私たち。アジア人が珍しかったのでしょうか。
それにしてもこのロケーション! この景色を見ながらワインが飲めるなんて幸せ。
開放的な屋外も素敵ですが、聖セバスチャン礼拝堂の隣りの鐘楼(前回は閉まっていたのですが、今回は開いていては入れました入れました)の出窓がいい雰囲気だったのでパシャリ。ここから見下ろすミクロフの街並みが本当に美しいのです。
ミクロフのあるチェコ・南モラヴィア地方はぶどうの産地として知られ、品質の高い白ワインがたくさん作られています。
私は「その土地のものはその土地で食べる(飲む)のが最高においしい!」と考えていて、それが旅をする原動力になっているわけですが、南モラヴィアの美しい景色を眺めつつ、美味しい南モラヴィア産ワインを飲むなんて、最高の贅沢ですね。
もちろん、この時期(8月下旬~9月中旬くらい)だけのお楽しみである、発酵途中のぶどうを原料としたアルコール飲料「ブルチャーク」も、しっかりとペットボトルに詰めて、聖なる丘に持参しました。
ミクロフの聖なる丘の上で「ナズドラヴィー(乾杯)!」
グラスを合わせた瞬間、祝福されているような気持ちになったのは、ここが”聖なる丘”だからでしょうか。
チェコの南モラヴィア地方を訪れたら、ミクロフの聖なる丘の上に上り、ワイン好きならワインを持参して、この景色を眺めつつワインを楽しんでみてください。
(通常は丘の上ではワインも水も用意されていないので、持参をお忘れなく。)
【ブログ内関連記事】 チェコ南東部・ミクロフで聖なる丘に上り、ディートリヒシュテイン家の墓とミクロフ城を見学