プルゼニュ市へ行くならピルスナー・ウルケルのビール醸造所。無濾過ビールの試飲もできる!

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ピルスナー・ウルケルのビール醸造所

プルゼニュで街歩きをした後は、チェコでナンバー1のビール、ピルスナー・ウルケルのビール醸造所へ。ラガービールの生まれた町プルゼニュに来たからには、ビール工場見学は外せません。

ちなみににピルスナー・ウルケル(チェコ語ではPlzeňský Prazdroj、ドイツ語ではPilsner Urquell)は、この町で1842年から生産されているビール。古典的な糖化方法を3回繰り返すことで作られ、アルコール濃度は低め・ホップの苦みは強めな傾向のビールのこと。

ピルスナーウルケルの醸造所見学へ

ピルスナー・ウルケルのビール醸造所

今回はプルゼニュの現地ガイドさんに案内され、プルゼニュ市の中心部から、ピルスナーウルケルの醸造所まで歩いてきました。

プルゼニュ市 地図

上の地図の中央、緑色の四角の番号が多いあたりが観光スポットの集中する市の中心部で、右端の19番(緑の四角)がピルスナーウルケルの醸造所。正確な距離はわかりませんが、川沿いを散歩しながら10分~15分くらいで到着したように記憶しています。

ピルスナーウルケルの醸造所

最初に到着したのがビジターセンターという総合受付のようなところだったのですが、敷地内は広く、醸造所(工場)までは距離があるとのことで、バスに乗って移動します。

向こうに見えているのが煙突と水道塔。歴史を感じる建築物です。

ピルスナーウルケルの醸造所

ピルスナー・ウルケルのボトルと同じ緑色のバスに乗って、醸造所へ出発。

ピルスナーウルケルの醸造所

数分で醸造所の前に到着。水道塔もすぐ近くに見えます。

ピルスナーウルケルの醸造所

ピルスナー・ウルケルの醸造所に到着。ここから工場見学ツアーが始まります。

ちなみに工場見学ツアーの参加費は大人1人200コルナ(約1,000円)。家族で訪れる場合は、大人2人+子ども3人までのファミリーチケット440コルナ(約2,200円)もあります。

チケットは事前にオンラインで買うことも、当日ビジターセンターにて買うことも可能。

ピルスナーウルケルの工場見学スタート

ピルスナーウルケルの醸造所

ピルスナーウルケルのスタッフさんの案内で、工場見学(約100分)が始まります。ちなみにガイディングは英語ですが、わからなくてもグループのあとをついていけばよいので、特に困ることはありません。もちろんわかったほうが楽しめるとは思いますが。

ピルスナーウルケルの醸造所

このピルスナーウルケルの醸造所の全体図。この工場では15種類のビールを製造しているそうですが、製造量全体の95%が「ピルスナー・ウルケル」とのこと。

ピルスナーウルケルの醸造所

チェコで一番大きいというエレベーターに乗って工場内を移動。部屋に入ったと思ったら部屋全体がエレベーターでびっくりしました。

ピルスナーウルケルの原料
ピルスナーウルケルの醸造所

麦やホップなどピルスナーウルケルの原料を見せてもらいます。麦は試食もでき、焙煎度合いによる味の違いを感じられました。ホップの味見もできますが、これはかなり苦いので、試される方はほんの少量にしておくのがおすすめ。

ピルスナーウルケルの醸造所

糖化槽。一般的なビール製造会社では安価でメンテナンスの楽なステンレス槽を使用していますが、ここピルスナー・ウルケルの醸造所では熱伝導率の良い銅の糖化槽を使っているとのこと。

糖化の行程の説明

黒板にチョークで書いたようなおしゃれなプロジェクションマッピングで、ビールの醸造工程(古典的な糖化方法を3回繰り返す)の解説を見ることができます。

ピルスナーウルケルの醸造所

実際に糖化行程に入っている銅の糖化槽が並ぶ部屋は室温がかなり高く、ガイドさんの説明を聞いているうちに汗が流れてくるほどでした。

地下道で樽出しの無濾過ビールを試飲

ピルスナーウルケルの醸造所

近代的な設備の工場見学のあとは、ビールを貯蔵している地下通路へと移動します。先ほどまで暑い部屋にいたのに、地下へ入ると一気に体がひんやり冷たくなりました。

地下道案内図

地下道の全体図。「ここはWi-Fiも入らないし、迷ったら最後よ。だから必ずみんなについて歩いて、離れないでね!」というようなことを言ってました。

地下道

「天空の城ラピュタ」の中でパズーとシータがさまよう坑道みたい。こんなところで迷って一晩閉じ込められたら命の危険もあるので、しっかりついていくようにしましょう。

下面発酵させているビール樽
下面発酵させているビールの大樽

下面発酵させているビールの大樽。蓋はされておらず、横の一段高くなっている通路を歩くと、表面に薄く泡が浮いているのが見えました。

樽から無濾過ビールを注いでもらう

そのまま進むと、大樽から無濾過のビールを次々とグラスに注ぎ、手渡してくれました。

市場に出回っているピルスナー・ウルケルは濾過されたものなので、樽出し無濾過ビールはここでしか飲むことができません。

無濾過ビールで乾杯

参加メンバーのブロガーさんたちで「ナズドラヴィー(乾杯)!」

実は私、ビールがあまり得意ではなく、日ごろビールはほとんど飲みません。

なので、「樽出し無濾過ビールの美味しさが私にわかるだろうか…。」とちょっと心配だったのですが、実際に飲んでみたら、無濾過のピルスナーウルケルは嫌な雑味がまったくなく、苦みも気にならず、とても美味しかったです!

もちろん、周りのビール好きブロガーさんたちも美味しいと大絶賛していました。

空になったビールジョッキ

ほんとうにフレッシュで、すっきりした軽い飲み口でした。美味しかった~!

ピルスナーウルケルのビールはチェコのどこにいても飲むことができますが、この樽出し無濾過ビールはここでしか飲めないので、ビール好きさんはぜひ工場見学ツアーに参加して、味わってみてくださいね。

敷地内には売店とレストランも併設されています

ピルスナーウルケルのショップ

ピルスナー・ウルケルの醸造所の敷地内には、ピルスナー・ウルケルのオリジナルグッズを販売するショップがあります。

ロゴ入りのTシャツやポロシャツ、ビアジョッキ、栓抜きなどが手ごろな価格で買えるので、工場見学の記念やビール好きな人へのお土産を買うのに良さそうです。

ピルスナーウルケルのレストラン

ショップの下のフロアには、ピルスナーウルケルのレストランもあります。時間のある方はこちらで食事といっしょに新鮮なピルスナーウルケルを楽しんでみるのも良いかも。

ピルスナーウルケルの門

普段見ることのできない醸造所や地下道の中を見ることができ、ここでしか飲めない無濾過ビールも試飲できるピルスナーウルケルの工場見学。

チェコのプルゼニュは首都プラハから車で1時間ほどなので、チェコ旅行の際はぜひ足を運んでみてくださいね。プルゼニュの街歩き(市内観光)と合わせて楽しむのがおすすめです。

(※20歳未満の飲酒は禁止されています。)

名称 Plzeňský Prazdroj
住所 U Prazdroje 7 304 97 Plzeň
電話 +420 377 062 888
公式サイト http://www.pilsner-urquell.cz/
工場見学詳細 http://www.prazdrojvisit.cz/en/tours/pilsner-urquell-brewery-tour/

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