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昔オーストラリアに住んでいるときに知った便利アイテムのひとつが、「ブルタック(Blu・Tack)」というもの。練り消しのようなものを指先でやわらかく揉んで、壁と貼りたいものをくっつける文房具なのですが、これがいろいろな用途に使える優れものなんです。
壁にポスター等を貼ろうとして、「大切なポスターや写真に、画鋲の穴をあけたくない。」、「かといって丸めたセロハンテープや両面テープではうまくくっつかない。」もしくは、「壁の素材によっては画鋲の針が刺さらない。」と思ったことがある人は少なくないのでは?
そんなときブルタックを使えば壁も紙も傷つけずに貼れるし、取るときもきれいにはがせます。
繰り返し使えるのでメモなどの仮止めにもいいですし、花瓶やブックエンドなどの底面に貼れば(台と密着して)転倒防止になります。当時日本ではブルタックを見かけたことがなかったので、「これはすごい!」と、私は帰国するときにオーストラリア土産にブルタックを買い込み、友人に配ったものでした。
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それから数年が経過しても、相変わらず日本国内でブルタックを見かけることはなかったのですが、代わりに見つけたのがコクヨから出ている「プリット ひっつき虫」というもの。
日本版ブルタックとも言える(?)このアイテム、色は違いますが(ブルタックはブルー、ひっつき虫は白)、用途はほとんど同じ。
こんな感じで切れ目が入れてあるので、1片ずつちぎって使います。ブルタックにはこういう切れ目はなかったので、このあたりはさすが日本メーカー、芸が細かい!と思っちゃいました。^^
(あと、心なしか、ブルタックよりひっつき虫のほうがやわらかい気が・・・。)
これを指先でやわらかくなるまで揉んで、貼りたい紙などの裏に貼り付け、壁に強く押し付けて密着させます。我が家の壁は少し凹凸のあるクロス(壁紙)が貼られているのですが、そこにもぴったりくっつくので、子どもの描いた絵などを貼るのに重宝しています。
はがした後もきれいなので、賃貸住宅に住んでいる方には特におすすめ!
ブルタックと同じように、花瓶やブックエンドの底面を固定して転倒防止したり(←小さい子どものいる家庭では便利!)、インテリア小物のディスプレイにも重宝します。
私はブログ用によくデジカメで物の写真を撮りますが、被写体となるものの角度の固定に使ったこともあります。(転がっちゃうものとか)
あと、ちょっと変わった使い方としては、穴をふさぐパテ代わりに使う、なんて方法も。
木材の穴などでは試したことがありませんが、私は壁に空けてしまった画鋲の穴にこのプリットひっつき虫を練ったものを少量詰め、爪楊枝で押し込んだことがあります。白っぽいクロスなら、それでかなり画鋲の穴が目立たなくなるように思います。
コクヨ プリットひっつき虫は、55片入りで315円と価格もお手ごろ。家庭生活でも、オフィスでも、役に立つシーンは多いと思うので、一家にひとつ常備しておくと便利かも。^^
たぶん、大きい文具店やホームセンターなどで手に入ると思います。
<使用上の注意>
●ざらざらした面や、湿り・汚れのある面又は繊維等には使用しないでください。
●鏡など重いものをとめることはできません。
●木や紙などのような、吸い込みのあるものを貼った場合、シミが残る場合があります。
(以上、商品パッケージの注意書きより引用)