固まらなかったいちごゼリー(母の日)

公開日: : 最終更新日:2017/05/09 子育て


いちごゼリー

「お母さん、母の日だからいちごのゼリーを作ってプレゼントしようと思ったんだけど、ゼリーが全然固まらないの…。もう3時間も冷蔵庫に入れているのに。」

昨夜そろそろ寝ようかという時間に、娘が悲しそうな顔でそう言いました。

夕食後にみんなで母の日のお祝いにいちごゼリーを食べようと、夕方私が買い物に出かけている間にがんばって作ってくれていた様子。夕食後、何度も冷蔵庫をのぞきにいっているなぁと思っていたら、固まらないのを心配していたのでした。



娘は図書館でお菓子の作り方が載っている児童書(※レシピ本ではなく、物語の途中にレシピが登場する児童書)を借りて、レシピのページをコピーしてノートにスクラップし、それを見ながらゼリーを作ったようでした。

しょんぼりとしている娘に「明日の朝になったら固まっているかもしれないから、今夜はもう寝ようか。一生懸命作ってくれてありがとうね。」と伝え、ふとんへ行かせてから、「さて、どうしたものか?」と頭を抱えました。

jelly-katamari

ゼラチンがダマになって固まってしまってました。

Facebookで状況を伝えアドバイスを求めたところ、お菓子作りに詳しい友人たちによれば、「水にゼラチンを入れるのではなく、ゼラチンに水をふりかけているのがダマになりやすい」、「ゼラチンに水をかけたあとレンジで加熱しているけれど、加熱しすぎると熱変質してゼリーが固まらなくなる」というあたりが原因のようでした。

(でも、どちらも児童書のレシピにはそう書かれていたので、これはレシピがよくなかったような気がします。)

お小遣いでゼラチンやいちご、ゼリー型まで買って頑張ったのに、ゼリーがいっこうに固まらないのを見て肩を落とす次女を見て、私は自分が小学生のときのできごとを思い出しました。

小学生のとき、祖母にがっかりされた記憶

私も娘と同じように、小学校高学年のころお菓子作りが楽しくて、敬老の日、張り切っておばあちゃんに白玉団子をこしらえたことがあったのです。

丁寧に白玉粉をこねてお団子を作り、茹でて冷水にとり、黄な粉に砂糖とちょっぴりの塩を混ぜたものをふりかけて、自分では「完璧!」という状態の白玉団子を作り、農作業の合間の祖母のところに持って行きました。

祖母は、「おいしかりそうだねぇ(おいしそうだねぇ)!」と嬉しそうな顔をして白玉団子をひとつ頬張ったのですが、突然それを口からチリ紙に出し、「なんだ、生煮えじゃないか。こりゃあダメだねぇ。」と言ったのです。

今になってみれば、祖母に悪気があったわけではないことはわかります。

でも、当時の私はそれがものすごくショックで、その後かなり長いことその記憶を引きずりました。

人をがっかりさせることに対する恐怖心

私が「人をがっかりさせること」、特に、「楽しみにさせておいて、期待を裏切ってしまうこと」に対して、異様に恐怖心を覚えるのは、子ども時代のこのできごとが原因のひとつだったと自己分析しています。

自分がしたことや作ったもので人が喜んでくれるのはものすごく嬉しくて、幸せ。でも、逆に、がっかりさせてしまったら、「自分ってなんてだめなんだろう。」と、その出来事だけでなく、自分の人格や能力までも否定してしまう・・・。

これは、少し生きづらい傾向だなと思います。

失敗しても、そのひとつの出来事がうまくいかなかっただけで、私自身がダメとか無価値とかいうことではないのに、なぜかそんなふうに勝手に思いこんで、凹んでしまうよくないクセ。今では少しマシになりましたが、疲れすぎていたり弱っていたりすると、やっぱりその傾向がでてしまいます。

子どものころにショックだった言葉って、大人になっても覚えているものなんですね。大人と子どもは生きている(見えている)世界の大きさが違って、家族や友達が世界のほとんどすべてなので、その家族や友達からの否定(のように思える言葉)は、大人が思う以上に影響が大きいのでしょう。

失敗は失敗でしかなく、人間の価値は別のところにある

「手作りゼリーがうまく固まらなかった。」

それだけの出来事を、次女が「単なる一つの失敗」ではなく、「お母さんを喜ばせられなかった私はなんてダメなんだろう」と思ってしまったら、私は悲しいです。母の日にゼリーを食べられなかったことなんかよりも、ずっと。

だから、「いっしょうけんめい自分ひとりで作ろうとしたこと」「いちごを上手にカットできたこと」を認め、「お母さんを喜ばせようとしてくれたことが嬉しい。」と感謝を伝えました。

そして、「今回はレシピがいまいちよくなかったみたいだから、今度いっしょにちゃんとしたお菓子作りの本を買いに行こうね。そしたら、余っているゼラチンでまたゼリー作ってね。」と。

認められたり感謝されたりすることは、ひとが喜びを感じたり、自己肯定感を持つために必要なことだと思っています。大人もそうですが、子どもにとってはなおさら。

「すごいね!」「よくできたね!」よりも、「助かったよ。」「ありがとう。」

言葉に出していうことが、どんなに大切なことか。

我が家は、現在長女が中学1年、次女が小学6年になり、基本的な身のまわりのことは自分でできるようになりました。特に、長女は体が大きいこともあり、半分大人のように感じるときもあるくらいです。

でも、まだまだしっかり向き合う必要がある年代。手を出せなくても目は向けて、子どもが子どもなりにやっていることを認め、感謝の言葉をかけていこうと再認識することができた母の日でした。

母の日、ありがとう。



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでayanをフォローしよう!


関連記事

子どもといっしょに一日スケート教室を受講

先週末、ちょっと遠出をしてとあるスケート場に行ってきました。お目当ては、単発で開催されるスケート

記事を読む

no image

「がんばる舎」の家庭学習教材 初回(3月分)無料お試し

幼児・小学生・中学生の通信教育・家庭学習教材の「がんばる舎」では、新学年”がんばる”準備として、初回

記事を読む

CRAMCREAM(クラムクリーム) ガーリーレインブーツ 子供用長靴

長女の履いている長靴がきつくなってきたので、楽天市場の下北万雑貨店というショップで、CRAMCR

記事を読む

節約おもちゃ; 手作り段ボールハウス

引越しにあわせて、キッチンカウンターワゴンや棚などを通販で購入したわが家。 梱包用の大きな段ボール箱

記事を読む

名古屋市科学館へ行ってきました。

今日は夫の仕事が休みだったので、子ども二人を連れて家族で名古屋市科学館へ行ってきました。 私は結

記事を読む

管理人ayanイラスト画像 こんにちは、ayanです。
1976年生まれの愛知県在住フリーランス主婦。夫 娘2人 猫3匹と暮らしています。
旅、英語、コーヒーが好き。

ヒトコト: 読んで役立つ、楽しめる、得する情報発信を心がけています! 暮らしの中に楽しみを見つけ、好奇心をもってワクワクする日々を過ごせるよう、アンテナを立てています。

レビューズ公認ブロガー、GOTRIP!旅ライター。

>> 詳細プロフィールはこちら

記事数 : 1,268 / コメント数: 2750

▼更新情報を配信しています。
  Google+ follow us in feedly

わらしべ暮らしのブログFacebookページ

海外旅行記Pick Up!

フィンランド&エストニア旅行記

ニュージーランド旅行記

チェコ旅行記

オキシクリーン「オキシクリーン」でクッションフロア(床)の黒ずみがピカピカに!
オキシクリーンはで茶渋や水筒の内側も綺麗に。クッションフロアの黒ずみや床掃除にも。
頬のしみ・そばかす頬のしみ・そばかすをレーザーで取りたくて皮膚科に行ったのですが・・・
頬のしみ・そばかすを消したくて皮膚科を訪ねたとき、皮膚科医が私にすすめた方法とは。
ホームビジットホームステイ受け入れより気軽なホームビジット。いつものご飯を一緒に
ホームビジットは、ホームステイ受け入れより気軽に楽しめる身近な国際交流です。
海外WiFiレンタル イモトのWiFi海外旅行、ネットはどうすればいい? 海外WiFiレンタルならイモトのWiFi
海外WiFiレンタルのやり方を解説。海外でも普段通りにスマホやPCでネットにつなげます。
PAGE TOP ↑