通信大学・通信短大にかかる費用はどれくらい? 子育て中の主婦でも学べる?

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

英語 教科書

「通信大学(通信短大)って、どれくらいお金がかかるの?」
「レポートは多い? 子育て中の主婦でも続けられるの?」
「入学試験(選考)ってあるの? 落ちることもある?」

私は先々月(2016年3月)通信短大を卒業しました。その話をまわりにするとこのような質問をよくされました。通信大学、通信短大という言葉(存在)はよく知られていても、その実態となると、なかなかよくわからない人が多いようです。

「学業から離れて年数経っているし、いまさら試験なんて無理」「子どもの教育費がこれからかかるのに、自分の学びに多額のお金をかけられない…」というのは、ほとんどの子育て中の主婦の人に共通する悩みではないでしょうか。

いつでも、どこでも、だれでも、何でも学べる教育機関

大学通信教育について、私立大学通信教育協会のサイトから引用します。

大学通信教育は、昭和22年に学校教育法によって制度化され、昭和25年には正規の大学教育課程として認可(文部省認可通信教育)されました。学びたい人たちのニーズとともに60年以上にわたって実施されています。また、平成11年4月には、大学院でも修士課程の通信教育が始まり、博士課程においても平成15年4月に開設されました。仕事と両立させながら学べる大学通信教育は、いつでも、どこでも、だれでも、何でも学べる教育機関として、今後その発展がますます期待されています。

 現在、43大学、27大学院、11短期大学が通信教育を実施しており、全国でおよそ24万人がそれぞれの学習動機に合わせて学んでいます。
大学通信教育は、向学心を持ちながらも、地理的、時間的制約などがあって、その実現に困難を伴う人たちの期待に応えようとする正規の大学教育課程です。社会人の再学習や生涯学習のステージとして、開かれた高等教育機関です。

何かを学びたい、憧れの資格を取得したい、学歴コンプレックスから抜け出したいという気持ちのある人にとって、通信制大学・短大に入って学ぶことは、現実的な方法だと思います。ふつうの(通学の)大学や短大に入ることを思えば、ずっと安価で、多くの人が仕事や子育てと両立をしています。

ほとんどの通信大学・通信短大では入学試験がなく、高校を卒業している人なら問題なく入学できるケースが多いです。学校によっては志望動機を書いて提出というところもあるようです。

通信大学・通信短大にかかるお金・費用

学費については、ふつうの(通学の)大学・短大に比べて数分の一というところが一般的です。参考までに、私が卒業した通信短大の学費は以下の通り。

入学選考料 10,000円
入学金 20,000円
授業料(年額) 164,000円
災害傷害保険料 130円
===================
合計 194,130円

このほか追加履修費とテキスト購入費用がそれぞれ数万かかり、私の場合(2年次編入で1年間で卒業)は、卒業までにトータルで26~27万円程度かかりました。

もちろん2年目は入学選考料や入学金は不要なので、この短大に(編入というかたちではなく)通常の入学をして、2年間かけて卒業する場合、かかるお金はざっくりと2年間で40万円程度ではないかと思います。
(※履修科目によってテキストの価格が異なるので一概にはいえませんが。)

そして、学費以外に忘れてはいけないのが、スクーリング(面接授業)出席のために必要な交通費と、必要に応じて宿泊費です。

私はスクーリング会場が近かったので、交通費はほとんどかかりませんでしたが、遠方(県外)からスクーリングを受講しにくる方は、学費以外に交通費や宿泊費が結構かかるようなので、その点も考えて大学・短大を選ぶと良いかと思います。
(オンラインスクーリングが充実している通信制大学・短大もあります。)

通信短大 スクーリング

どれぐらい勉強するの? 仕事や子育てとの両立は可能?

通信大学・通信短大でどれぐらい勉強するのかについては、本当に個人差があるので一言ではいえません。何を目指すのか(大卒・短大卒の肩書がほしいのか、教員免許がほしいのか、その他の資格取得を目指すのか)によっても履修科目は変わりますし、その人の現在の学力によっても必要な学習時間は異なります。

私の場合は英語系科目を中心に履修しましたが、入学時の選考試験がないため、中学程度の英語力の学生と、アメリカ留学をしていた学生が、同じクラスで同じ内容を学ぶことになります。
そのため、予習復習にかかる時間、レポート作成にかかる時間は、人によってかなり違っただろうことが予想できます。

参考までに、私が履修した科目は以下の通り。

履修状況

(※「総合」の欄に「N」と書かれている科目に関しては、この短大で履修したわけではなく、過去に別の学校で取った単位を既取得単位として認定してもらったものです。)

「通信大学・通信短大は入学するのは易しいが、卒業するのは難しい」と言われています。最初に予定していた年数よりも数年余分にかかって卒業する、というケースも少なくありません。

通信制大学・短大は、自分でモチベーションを維持して自分で計画を立てて履修を進めて行かなくてはならないので、確かに大変な面もあります。家族が寝静まった後、眠い目をこすりながらレポートを仕上げなくてはいけないこともありました。

それでも、通信制は時間の融通がききやすく、学費も普通の大学・短大に比べるとかなり安価なので、働きながら、あるいは子育てと並行しながら学びたい人に合った学習方法だと思います。

私自身、並行している最中は、いっぱいいっぱいと感じることも何度かありましたが、終わってみれば、それも含めて「私にもできた!」という自信と達成感につながっています。理解・協力してくれた家族にも感謝。
家事が手抜きになってしまったときもあるけれど、親が一生懸命学ぶ姿を見せられたことも子育てにプラスだったのではないかなと思っています。

年齢を重ねれば、体力や記憶力の衰えは否めません。でも、人はいくつになっても学ぶことはできるし、知識や経験を重ねて成長していくことができるはず。

通信大学・通信短大の入学は一年に2回、春期と終期にあります。毎年入学シーズンに先駆けて、大学通信教育を実施している大学・大学院・短期大学が合同で入学説明会を開催しているので、興味のある方は足を運んでるのも良いですね。

通信大学・通信短大に入学する以外にも学ぶ方法はあります。

大人になってから何かを学ぶのは楽しい! 大学の公開講座を受講中

TOEICスコアを660から805にアップさせるのに私が実践した5つのこと