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ねこがうっとりとろける不思議な道具として、新聞やテレビなどで紹介され、愛猫家に口コミで評判になっている「ねこじゃすり」をご存じでしょうか。
「ねこじゃすり」は、国内のやすりシェア95%といわれる広島県仁方にある、創業126年の老舗やすりメーカーの株式会社ワタオカが開発した猫用グルーミングブラシです。
もともとは野菜向けに樹脂製のやすりの開発をしていたときに、ふと飼い猫にそのやすりを試してみたところ明らかに気持ちよさそうな反応が返ってきたため、そこから試作を重ねて「ねこじゃすり」が完成したとのこと。
一見短いくつべらのようにも見える、シンプルな樹脂でできたスティック状のやすりなのですが、どうしてこれで撫でるだけで、猫がうっとりと気持ちよさそうにとろけるのか。その秘密は、猫の舌を再現した、ザラザラとしたやすり面にあるそうです。
うっとりとした表情を浮かべる猫の写真や動画を見ると、「こんなに気持ちよさそうにしてくれるのなら、ウチのコにも試してみたい!」と思うのが飼い主の性(さが)。
取り寄せて実際に使ってみたので、商品の特徴を猫の反応とあわせて紹介します。
本記事はAgile Media Network運営のメディア「STAMP WORKS」に2019年8月に掲載されたものですが、STAMP WORKS閉鎖に伴い、当ブログに記事を移しました。商品はSTAMP WORKSより提供されたものです。
カタパルト公認ガイドとして、広島県の老舗やすりメーカー「株式会社ワタオカ」のねこじゃすりを使わせてもらってます。
— ayan (@warashibe) July 22, 2019
ねこじゃすりは、ねこがうっとりとろける不思議な道具なのですが、我が家のもみじのとろけ具合を見てください✨#カタパルト公認ガイド#ねこじゃすり pic.twitter.com/QCVaSvMeET
もくじ
ねこがうっとりとろける道具「ねこじゃすり」の特徴
こちらがワタオカの「ねこじゃすり」。長さは210mm、幅は一番広い部分で36mm、厚みは10mmあります。カラーバリエーションはライトグレーとグレイッシュピンクの2色で、上写真はライトグレーです。
右端に招き猫のイラストとワタオカのロゴが刻まれているほかは装飾らしい装飾はなく、すっきりとしたシンプルなデザインなので、お家のインテリアを問わず使えると思います。ちなみに、2018年度グッドデザイン賞を受賞しているとのこと。
「ねこじゃすり」の裏側はこのようなザラザラしたやすり面です。猫飼いさんならご存じのように、猫の舌の表面には無数の突起(糸状乳頭)があり、ザラザラとしていて、毛を絡め取るブラシのような役割をしています。
猫が自分の体やほかの猫の体を舐めて毛づくろいをするのは、抜け毛や体毛についた汚れを取って体を清潔に保ったり、体温調整をしたりするためですが、それだけではありません。
猫は自分自身をグルーミングすることでリラックスでき、猫同士、あるいは人間に対してグルーミングすることで、愛情表現やコミュニケーションができるといいます。
残念ながら私たち人間はざらざらした舌や指を持っていませんが、猫の舌のザラザラを再現した「ねこじゃすり」を使うことで、飼い猫ともっとコミュニケーションが取れそうです!
「ねこじゃすり」をわが家の猫たちに使ってみた!反応は?
わが家には、チャイ(8歳オス)、もみじ(6歳メス)、ウシ(4歳オス)の3匹の猫がいます。みんなミックス(雑種)の短毛種です。(※「ねこじゃすり」は、長毛種の猫の場合は、櫛歯が皮膚に届かないので、基本的にはおすすめしていないとのこと。)
順番に、わが家の3匹の猫に「ねこじゃすり」を使ってみた様子を紹介します!
ウシ×ねこじゃすり
まずはいちばん若いウシに「ねこじゃすり」を使ってみようと近づけると、見慣れぬ物体に興味津々で思わずガブガブ……。
好奇心旺盛で元気な猫だと、けっこうな確率でこうなるかもしれません。
しばらくしたら落ち着いたので、「ねこじゃすり」で撫でてみます。
「ねこじゃすり」は、毛の表面ではなく、地肌を撫でるように動かすのがポイント。ペット用ブラシは毛の流れに沿って動かすのが基本ですが、「ねこじゃすり」は細かなやすり面でどの方向からも撫でられます。毛が逆立つこともありません。
「コレは気持ち良いものだ」ということがわかったのか、すっかり脱力して、されるがままになるウシ。ちなみに、撫でる力加減は猫が気持ちよさそうにしている程度で、かゆいところを掻いてあげるような感覚で使用すると良いようです。
「ねこじゃすり」の細い面で、頭、あご、首回りを撫でてあげると、気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らします。額は自分では舐めて毛づくろいできないので、余計に人にやってもらうのが気持ちいいのかも知れません。
だんだんとあごが前に出て、ひげが斜め上にぴんと伸び、すっかりご満悦のウシ。
チャイ×ねこじゃすり
次は、最年長のチャイに試してみました。チャイは3匹の中でいちばんビビリな性格なのですが、どんな反応を見せてくれるでしょうか……。
「ねこじゃすり」で撫でてもチャイはあまり表情を変えません。
イヤではないようですが、ウシに比べると反応が薄く、「とろける」と表現できるほど、うっとり気持ちよさそうではないです。
気持ちいい……のかな? あまりリアクションがないのでよく分かりません。されるがままになってはいるのですが、「もっとして~」というような様子は見られませんでした。
ワタオカの公式サイトの「よくある質問」ページに「猫が全然懐かないのですが、どうすればいいですか?」という質問があり、それに対して、「生き物なので、当然個性があります。すぐに懐く猫もいれば、数年懐かない猫もいます。時間をかけてゆっくり愛用してみてください。」という回答が掲載されています。
ウシとの反応を差を見るに、チャイは「ねこじゃすり」になかなか懐かないタイプの猫なのかもしれません。
多頭飼いをしていると、「このコは気に入ったけれど、このコはあまり気に入らないみたい」という違いがわかりますが、1匹だけを飼っている場合、「じゃすってみたけれど、全然とろけない……」となる可能性もありそうです。
もみじ×ねこじゃすり
最後に、わが家で唯一のメスで、ちょっと女王様気質のもみじに「ねこじゃすり」を使ってみます。好き嫌いがはっきりしていて、気に入らないものにはあからさまに拒否反応を示すもみじですが、「ねこじゃすり」には最初から興味を示していました。
「ねこじゃすり」をウシに使ったときも反応は良かったですが、もみじの反応はそれ以上! 最初から気持ちよさそうな様子で、自分からねこじゃすりに頭や体をこすりつけてくるような身振りも見られました。
額がツボなのはウシと同じですね。このときもゴロゴロと喉を鳴らしてくれました。
ねこじゃすりの太い面でお腹を撫でると、コロンと転がってくれました。お腹や背中は大きくザッザッと動かすと良いようです(ブラシではないですが、少し毛が抜けます)。
それでも、やっぱり一番気持ち良さそうにしてくれるのは、あごから首回りのあたり。
ねこじゃすりの細い面を使って細かく動かしてあげると、「喉をゴロゴロ鳴らす」「ヒゲが斜め上にぴーんと上がる」「あごが上がって脱力する」様子が多く見られました。
自分で毛づくろいできないところを飼い主が撫でてくれるのは、猫にとっては幼少期に母猫に毛繕いしてもらった幸せな記憶につながるのかもしれませんね。
もみじのこの表情を見たら、「ねこじゃすりで本当にねこがとろけた!」と言っても良いでしょう。この後もみじなりのお礼なのか、私の手をザラザラの舌で舐めてくれました。
このとろけ具合をTweetしたところ、驚くほどのいいねとリツイートがあり、たくさんの方に見てもらえたのが嬉しかったです。飼い主にとっては、「ウチのコのとろけ具合」は、本当にたまらないかわいさで、ニマニマしてしまいます。
【2020年6月5日追記】この記事を書いてから1年10か月が経ちましたが、今でもやっぱりもみじはねこじゃすりで撫でられるのが大好きで、毎回とろけてます。かわいいです。
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本記事はAgile Media Network運営のメディア「STAMP WORKS」に2019年8月に掲載されたものですが、STAMP WORKS閉鎖に伴い、当ブログに記事を移しました。商品はSTAMP WORKSより提供されたものです。