2023年9月、シンガポール航空を利用して4泊6日のインドネシア・バリ旅行をしてきました。
私はトラベルライターをしていて旅行系の記事は招待を受けてトラベルメディアに寄稿することが多いのですが、今回は完全プライベートの旅なので、このブログに旅行記を残そうと思います。
写真多めなので、さらっと読んで、バリ旅行の雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。
もくじ
セントレアからシンガポール航空でバリへ
飛行機は、セントレアからの乗り継ぎがよく、航空券もお手頃価格だったシンガポール航空を利用しました。中部国際空港セントレアから、シンガポール・チャンギ空港経由でのバリ・デンパサール空港行き。往復航空券(燃油サーチャージ込み)が7.7万円で、諸税を含めると8.5万円。まあまあ安く買えたと思います。
初日は21時頃到着の予定だったので(実際には1時間40分ほど遅延したので、着いたのは23時前でした)、この日は寝るだけと割り切って、空港から近いクタにある「クタ・パラディソ・ホテル(Kuta Paradiso Hotel)」を予約してました。
Kuta Paradiso Hotelは空港無料送迎付きで、1室(2名)7,400円とお手頃価格。ホテルは古かったけれど、清潔だったし、空港から20分と近いので、深夜着の人にはおすすめです。チェックインして部屋に入ったら23時半をまわっていたので、この夜はすぐに就寝しました。
カーチャーターでウブド周辺観光
翌日(バリ2日目)は、ネットで口コミがよかった「ウィウィバリ(Wiwi Bali)」のカーチャーター(12時間8,000円)を頼んでおり、朝9時半にクタのホテルにお迎えに来てもらいました。
12時間カーチャーターは長すぎる?とも思いましたが、時間短くしてもそこまで値段変わらないのと、別途クタ→ウブドへの移動(車で1時間半〜2時間)をタクシーやGrab carに頼むなら、移動も込みでカーチャーターを頼んだほうがいいだろう、と判断しました。カーチャーターなら、クタ→ウブドへの移動中にどこかに寄ってもらうこともできそうですし。
バリハンディでアタ製バッグを購入
まずは、クタからウブドに向かう途中(というかほぼウブドなんですが、中心地よりだいぶ南)にある、アタ製品の専門店「バリ ハンディ(Bali Handy Handcraft)」に立ち寄ってもらいました。
アタ製品は、インドネシアに自生するシダ科の植物「アタ」の茎の部分を編んで作る、バリ雑貨の中でも人気のアイテムです。編み目が美しく、シンプルなのに雰囲気があって、とても素敵。年月を経ると深みのある飴色に変化していくそうです。
正直、市場の土産物やさんとかでもアタ製品は買えるのですが、そっちはなんとなく安っぽくて、あまり美しくないんですよね…。バリハンディは、工房併設で、ちゃんと職人が編んだアタ製品を買えるので、「せっかくなら、ちゃんとしたアタ製品を買いたい!」という人におすすめです。
購入したのは六角形のバッグ。カパッ!と開くタイプで、内側にもきれいな布が貼られています。価格は日本円で3300円くらい。ほかにもいろいろなデザインのアタバッグや、コースター、小物入れ、ペン立てなどの雑貨がいろいろありました。ウブドへ行かれる予定があってアタ製品に興味があるなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
Bali Handy Handcraft
Jl. A.A. Gede Rai No.70, Lodtunduh, Ubud, Gianyar, Bali
テガララン・ライステラスでバリ・スイング
次に音連れたのは、ウブド村の北方約8kmに位置するテガララン村(Desa Tegallalang)。川沿いに広がるライステラス(棚田)の景観が美しい山あいの村として知られ、観光客に人気があります。
テガララン・ライステラスを訪れたら、ぜひ体験したいのが「バリ・スイング」!巨大なブランコで緑の渓谷や棚田に飛び出すかのような写真が撮れちゃいます。
バリスイングが体験できる施設はテララガンにいくつもありますが、今回カーチャーターのドライバーガイドさんに「Happy Swing Bali」という施設に連れていってもらいました。
料金は1人300,000ルピア(約3,000円)で、カード払いOK。料金にはドレスレンタルと写真撮影が含まれています。ドレスは、赤、黄、紫、白などのロングドレスが中心です。もう1,000円くらい高いプランだと、バリの民族衣料も選べます。
スタッフさんは手慣れたもので、「脚はこう、手はこう!」とポーズの指示をどんどん出してきて、渡したスマホでいい感じに写真を撮ってくれます。気分はすっかりモデル(笑)
棚田に飛び出すブランコのほかにも、ランプヤン寺院のような割れ門、ハートの鳥の巣、お花のベッドなど、7~8カ所で写真が撮れます。カップルでも、友達同士でも、とてもよい記念になると思うので、バリのウブドへ行ったらぜひバリ・スイングを体験してみてください。
Happy Swing Bali
Br garah tegalalang bali, Indonesdia
コピ・ルアクを試飲できるコーヒー農園
「Happy Swing Bali」の近くに、希少なコーヒー豆であるコピ・ルアクを試飲できるコーヒー農園「SEGARA WINDHU COFFEE PLANTATION」があるとのことで、立ち寄りました。
コピはインドネシア語でコーヒー、ルアクはジャコウネコのこと。つまり、コピ・ルアクとはジャコウネコから糞といっしょに出る未消化のコーヒー豆のことを指します。糞から取り出したコーヒー豆と聞くとぎょっとしてしまいますが、希少性があるので日本で飲むと非常に高価なのだとか。
もちろん、しっかりと洗浄してから焙煎するので、衛生的な問題はありません。
こちらのコーヒー農園は入場無料で、スタッフさんに簡単な案内をしてもらい(日本語対応)、その後、この農園で焙煎している14種類ものバリ産コーヒーや紅茶(ウコン茶や朝鮮人参茶など)の試飲ができます。味見して気に入ったらショップで商品を買ってね、というスタイルです。
コピ・ルアクだけは希少なので、試飲は有料(種類により、1杯約500円 or 約800円)でした。せっかくなので話のタネに飲んでみたところ、おいしいとは思ったのですが、スペシャル感はよくわからなかったです……。
SEGARA WINDHU COFFEE PLANTATION
banjar temen, Jl. Raya Kintamani, Manukaya, Kec. Tampaksiring, Kabupaten Gianyar, Bali
田園ビューのレストランでインドネシア料理
お腹がすいてきたので、ウブドにある田園を眺められるテラス席のレストラン「BEBEK JONI RESTAURANT(ベベックジョニレストラン)」でインドネシア料理のランチ。田んぼを拭く抜ける風を感じられる、のどかなレストランです。
ここはクリスピーダックが人気なのだとか。ほかにナシゴレンやミゴレンなどのインドネシア料理も充実していました。2人で料理+ドリンクで、会計は3,700円ほどでした(カード決済可)。
田んぼの見えるレストランでナシゴレンスペシャル&ドラゴンフルーツジュース。
— ayan (@warashibe) September 11, 2023
バリ島は思ったほど暑くなくて、田んぼを吹き抜ける風が気持ちいいです。 pic.twitter.com/lRKqsmXp75
BEBEK JONI RESTAURANT
Jl. Raya Goa Gajah, Peliatan, Kecamatan Ubud, Kabupaten Gianyar, Bali 80582 インドネシア
ゴア・ガジャ遺跡
そのあと訪れたのは、ウブド中心部の東約4kmに位置する11世紀頃の古代遺跡「ゴア・ガジャ遺跡(Goa Gajah)」。日本語では「象の洞窟」という意味です。入場料1人50000ルピア(約500円)。かつて修験者たちが修行したという洞窟の中にはお香が焚かれ、厳かな雰囲気が漂っていました。
ウブド中心部の東にある、11世紀頃の古代遺跡「ゴア・ガジャ遺跡(Goa Gajah)」。日本語だと「象の洞窟」🐘
— ayan (@warashibe) September 11, 2023
14世紀にオランダ人によって発見されたそうで、洞窟の内部には、ガネーシャ神と、ヒンドゥーの3大神を祀る3体のリンガ(標)があります。 pic.twitter.com/m4pEIbLfPx
ゴアガジャ遺跡(Goa Gajah)
Bedulu, Blahbatuh, Gianyar Regency, Bali, インドネシア
アラヤ リゾート ウブド(ホテル)
夕方、予約していたウブド中心地の南のほうにあるアラヤ リゾート ウブド (Alaya Resort Ubud)にチェックイン。アラヤルームという51㎡のお部屋は、ベランダ付き、円形のバスタブ付きで、広々としたつくり。朝食付きで1泊1室20,000円ほど(2名で泊まれば1人10,000円)でした。
敷地内も緑がいっぱいで、朝には鳥のさえずり、夜にはゲッコーの鳴き声が聞こえる、ローカル感のあるホテルです。敷地内の散策も楽しめ、宿泊者用プールも利用できます(キッズプール有)。併設のダラ・スパは宿泊者割引もあったので、私は夜に120分のマッサージを受けました。
サレンアグン宮殿や市場(バザール)からは徒歩15~20分と少し離れていますが、周囲には飲食店も多く、ウブド観光の拠点におすすめです。チェックアウトが正午とゆっくりめなのも◎
ベランダは広く、ソファやテーブル&チェアが備わっているので、のんびり読書をしたり、お昼寝をしたりできますよ。ベランダからは田んぼや緑の木々が見渡せ、とても気持ちがよかったです。
今回ウブドで泊まっているのはアラヤ・リゾート・ウブド。奥に細長い作りで、表は通りに面してるけど、奥は田園に面していてのどか。東南アジアらしいリゾート感たっぷりです。
— ayan (@warashibe) September 12, 2023
アラヤルーム(50㎡)はバスタブとベランダがあります。2名宿泊時・朝食付きでで、1人1泊1万円ほど。#バリ旅行 #ウブド pic.twitter.com/c2FHnS7r8f
アラヤ リゾート ウブド (Alaya Resort Ubud)
Jl. Hanoman, Ubud, Kec. Gianyar, Kabupaten Gianyar, Bali 80571 インドネシア
ウブド王宮でバリ伝統舞踊鑑賞
夕方からウブド王宮(サレンアグン宮殿)の隣にある市場をぶらぶらし、19時半から宮殿内で行われるバリ伝統舞踊を鑑賞してきました。鑑賞料は1人100,000ルピア(約1,000円)で現金のみ。予約は不要で、入り口にいる係員に支払って中に入ります。
曜日によって演目が違いますが、この日は月曜日で、宮廷舞踊のレゴンダンス(Legong Dance)を見られました。
宮廷舞踊として発展してきたレゴンダンスは、バリ島で最も美しい舞踊と言われています。中世の王朝詩やヒンドゥーの叙事詩をモチーフにしたものなど、さまざまな種類があるそうです。
ガムランの鳴り響く幻想的な雰囲気のなか、煌びやかなバリ伝統衣装を身にまとった踊り子さんたちの妖艶で神秘的な舞踊を眺めてバリ伝統文化を体感できました。
19時30分から見られますが、席は先着順なので、19時までには行くようにするのがおすすめです。
ウブド王宮でバリ舞踊(レノンダンス)を鑑賞。最初にガムランの音色とともに女性たちの優美な踊りが見られます。#バリ旅行 #ウブド pic.twitter.com/wkyy1A0a1T
— ayan (@warashibe) September 11, 2023
ウブド王宮(サレンアグン宮殿)
Jl. Raya Ubud No.8, Ubud, Kecamatan Ubud, Kabupaten Gianyar, Bali 80571
(バリ旅行記 後半へ続きます)
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関連note:バリ島を旅して、人生の余白について考えた