ヴィフラマナーハウス 16世紀初めに建てられたエストニア ラヘマー国立公園内の荘園に泊まる

ヴィフラマナーハウス 16世紀初めに建てられたエストニア ラヘマー国立公園内の荘園に泊まる

公開日: : 最終更新日:2017/02/17 フィンランド&エストニア旅行2016

ヴィフラマナーハウス

エストニアの首都タリンの東にある「ラヘマー国立公園内」は、広さ700平方メートルを超える広大な敷地の中に原始のままの森や湿原を有する国立公園。

そのラヘマー国立公園の東の端のほうに、16世紀初めにドイツ人たちによって建てられた荘園がいまも残っており、その一部の建物がホテルとして使用されています。

今回はそんな荘園のひとつ、ヴィフラ マナーハウス(Vihula Manor Country Club & Spa)に泊まってきたので、たくさんの写真とともにマナーハウスの中の様子を詳しく紹介します!


ヴィフラマナーハウスについて

ヴィフラマナーハウス

ヴィフラマナーハウスは、2つのメインの館とそのほかの25の歴史的な建物、50ヘクタールの美しい緑地からなる地所で、16世紀初めに作られました。

「マナー・ハウス (manor house) 」、あるいは単に「マナー(manor)」と呼ぶこともありますが、このマナーは態度や物腰を意味する「マナー(manner)」とは違い、中世ヨーロッパにおける荘園で、地主である荘園領主が建設した邸宅(館)のことを指します。

エストニアのマナーハウスでは、ドイツからやってきたドイツ人たちが領主としてそこに居住し、地元のエストニアの農民たちにいろいろなことを教えながら共同生活を営んでいたと言います。

その後、歴史的なゴタゴタがあり、荘園領主であるドイツ人たちはマナーハウスを残して自国に帰ってしまうわけですが、マナーハウスはそのまま今に残り、ホテルとして使用されている、というわけ。

ヴィフラマナーハウス 客室内の様子

ヴィフラマナーハウス

ヴィフラマナーハウスは古い建物を改築して使用しているため、建物の形をいかした独特の作りをしています。

(なお、ヴィフラマナーハウスは16世紀初めに建てられた荘園で、当時の建物も残っていますが、荘園内の建物は長い期間の間に新築や改築を繰り返しているため、すべての建物が16世紀初めのものというわけではありません。)

部屋によって形や広さ、壁の種類などが微妙に異なっていますが、私の泊まったゲストルームはこんな感じ。

ヴィフラマナーハウス

梁が屋根裏部屋のような雰囲気で、普通のホテルとは全然違っています。
白い壁、ゴールドのファブリック、そして木目が印象的。

建物はもちろん古いのですが、しっかり改築(リノベーション?)されているので、本当に古い建物に泊まる不便さはなく、ベッドも快適な寝心地です。

ヴィフラマナーハウス

デスクには湯沸かしポット、コーヒーマシーン、カップ&ソーサー、グラス、電気スタンドなどがあります。テーブルの上のワインやミネラルウォーター、扉の奥のミニ冷蔵庫の中のものは有料。

ヴィフラマナーハウス バスルーム

ヴィフラマナーハウス バスルーム

ヴィフラマナーハウスのバスルームは古めかしくはなく、高級ホテルのバスルームと比べても遜色ありません。

ヴィフラマナーハウス バスルーム

洗面台も清潔感があり、大きな鏡があって使いやすいです。

ヴィフラマナーハウス アメニティ

アメニティは、シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローション、石けん、シャワーキャップ。

歯ブラシやくしはありません。(エストニアでは合計3軒のホテルに泊まりましたが、どこも歯ブラシやくしは置いてありませんでした。エストニア旅行をされる際はマイ歯ブラシは必携。)

ヴィフラマナーハウス バスルーム

バスタブは広々としていて深さもあり、なんとジェットバスつき!
中世領主の館にまさかジェットバスがついているなんて、驚きです。

ヴィフラマナーハウス内の施設

ヴィフラマナーハウス 施設

ヴィフラ マナーハウスは、もともとはウォッカを作る工場として使われていました。

1765年にウォッカを作るブームが起き、いろいろな麦でウォッカを作っていたという記録が残っていますが、当時ウォッカを作ることは貴族にだけ許されていた特権だったようです。

1830年代からはジャガイモでウォッカを作るようになり、ここで作られたウォッカはサンクトペテルブルグのロシアの軍隊に売られていたとのこと。つまり、ウォッカの売り上げで、エストニアにはたくさんの荘園が作られるようになったというわけです。

ウォッカ

そんな歴史的経緯があり、ヴィフラマナーハウスの中にはウォッカの博物館があります。

ヴィフラマナーハウス 施設

当時の工場の様子や再現装置も見ることができますよ。

なお、19世紀には1200の荘園に700くらいのウォッカ工場があったといいますが、1900年頃に荘園でウォッカを作ることが終わり、現在残っているエストニアのウォッカ工場は3つだけとのこと。

やぎ

広大な敷地のヴィフラマナーハウス内には、たくさんの種類の動物たち飼われています。

一部の動物は宿泊者に見てもらう用に飼っているとのことですが、基本的に鶏は卵のために、家畜は食肉のために飼われており、できるかぎり自給自足をしているとのこと。もちろん、野菜なども敷地内や近くの農家で育てられたものが使われています。

売店

売店では、手づくりのジャムなど、ヴィフラマナーオリジナルの商品も購入可能。

ヴィフラマナーハウス スパ マッサージ

施設内のスパではフェイシャルトリートメントやボディマッサージを受けることもできますよ。(私は30分間のボディオイルマッサージを受け、旅の疲れをほぐしてもらいました。)

そのほか、今回は時間がなくて利用できませんでしたが、敷地内にはプールやサウナなどの施設もあり、ゆっくり過ごすのにはぴったり。

ヴィフラマナーハウス自体が国立公園内にあり、近隣には観光スポットらしいところは全然ありませんが、敷地内で泊まる・楽しむ・リラックスする・リフレッシュする・食べる・飲む……などほとんどのことができてしまうので、都会の喧騒を離れてゆったりしたい方、エストニアの田舎を堪能したい方にはおすすめの場所です。

(ただし、滞在時間に余裕を持たせないと、ヴィフラマナーハウスの良さを十分に味わうことができません。今回私たちは夕方について朝に出発という短い滞在だったので、本当に心残り。もっとゆっくり滞在して、荘園内を歩いたり、プールやサウナを楽しんだりしたかったです!)

ヴィフラマナーハウス レストラン(夕食)

ヴィフラマナーハウス レストラン

ヴィフラマナーハウスに泊まった日の晩は、レセプションがある建物の2階にあるレストランで夕食をいただきました。

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ローストビーフとサラダ。

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ヴィフラマナーハウス オリジナルのビール。

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ラム肉と麦と野菜のメイン料理。

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デザートはとろけるフォンダンショコラ。

このレストランで提供される料理も、できるだけ荘園内、あるいは近隣で収穫された野菜や食材を使用しているとのことです。

ヴィフラマナーハウス 朝食ブッフェ

ヴィフラマナーハウス 朝食ブッフェ

朝食はブッフェ形式で、エストニアらしい食材が多く並んでいます。

ヴィフラマナーハウス 朝食ブッフェ

ヴィフラマナーハウスでは、広大な敷地の中に館が点在しているため、ほかの宿泊者とはあまり会いませんし、しーんとしている印象を受けるのですが、朝食ブッフェの会場に行ってみて、意外なほどたくさんの宿泊者がいたことに驚きました。

エストニア語のほかに英語も多く聞かれたので、ヨーロッパ諸外国からのんびり休暇を楽しみにやってきた旅行者なのかもしれません。

私たちが訪れた12月は昼間の時間がとても短く、日が暮れてから到着し、明るくなる前に出発してしまいましたが、夏や秋などに自然あふれる荘園内を散策したら、気持ちが良いでしょうね。
秋には近くの森でキノコ狩りも楽しめるそうですよ!

エストニアに少し長めに旅行・滞在するのであれば、タリンを離れて田舎のほうに足を伸ばしてみるのもおすすめです。

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Vihula Manor Country Club & Spa

ホテル名称 Vihula Manor Country Club & Spa
ホテル住所 Vihula Küla, Vihula Vald, 45402, Estonia
公式サイト http://www.vihulamanor.com/

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[本記事はLinkトラベラーズの一員として、エストニア政府観光局主催のプレストリップに参加し、執筆しています。]



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