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今回の台湾旅行ではローカルな台北を満喫しようと、台湾人にも人気の観光スポット「淡水(タンスイ)」へ行きました。
淡水は、台湾の最北部、台湾新北市の港町。風光明媚な場所として知られ、外国人観光客だけでなく、台湾全土からも多くの人が訪れます。
台北市内からはMRTでわずか40分なので、日帰りでぷらっと気軽に来られるおでかけスポット、デートスポットとしても人気。
淡水の夕焼けの美しさは特に有名で、「東方のベニス」と称されることもあるとか。
もくじ
台湾の最北部 淡水への行き方・アクセス
淡水は台湾の最北部にあり、MRT淡水信義線(レッドライン)の終点の駅。
台北駅から北西の方向に位置します。台北駅から淡水へ行く途中には、有名な士林夜市のある士林(シーリン)、温泉で有名な北投があります。(※士林夜市に行くには士林駅でなく、ひとつ手前の劍潭駅で降ります。)
台北駅から淡水までのMRT乗車時間は約40分で、運賃は片道50元(約185円)。悠遊カード(チャージ式の交通ICカード)を使うと2割引になるので片道40元(約148円)になります。
日本だと、電車に40分間乗って200円もしないなんてことは無いですよね。台湾はMRTなど乗り物の料金がかなり安い印象。
悠遊カード(英語表記だとEASY CARD)は、購入時に100元(約370円)必要ですが、運賃が2割引になりますし、台北で個人旅行をするならMRTを利用する機会はかなり多いと思うので、ツアー以外で台湾を訪れる方は作るのがおすすめです。(MRTの駅で簡単に作れます。)
台湾の淡水(タンスイ)を散策
MRTの淡水駅を降りると、すぐ目の前に淡水河が広がっています。台北市内とはずいぶん雰囲気が違い、郊外へ来た感がたっぷりです。川沿いの景色の良い遊歩道を散策する家族連れやカップルがたくさん!
川沿いの道から少し内側に入ると、たくさんのお店がひしめき合う通り(淡水老街/オールドストリート)があります。私が訪れたのは平日ですが、週末はかなり混み合うそうです。
食べものを売る店、雑貨のお店などがいっぱいで、手軽な土産物を買うのにもおすすめ。私は友達や娘へのおみやげにチャイナ風のティッシュケースなどを買いましたよ。
雑多な感じではありますが、台北市の中心部に比べるとどことなくのんびりとした雰囲気なのは、郊外の港町だからかもしれません。
淡水で見かけた猫。なぜか台湾はしっぽの先だけ毛を残して体毛を刈り込んでいる猫が多かったです。
再び淡水河沿いの道に戻り、淡水河を眺めながらのんびり散策。途中でドライアイスのような煙がもくもくと出ているアイスクリーム屋さんがあり、何かと思って覗いたら、アイスのオプションで窒素を吹き付けたスナックを売っていました。
興味本位でこの窒素を吹き付けたスナックを食べてみたのですが、別においしいわけでもなく、口からもくもくと煙は出るわ、上あごに貼りつくわで、正直おすすめはしません。話のネタにはなるかもしれませんが。^^;
あと、淡水でよく見かけたのが「花枝焼」と書かれたイカの姿揚げのようなものを売るお店。「花の枝は燃やします。」「スルメイカが破裂します。」って、ちょっと日本語表記おかしくないですか・・・^^;
1個がすごく大きくて、私は食べなかったのですが、けっこうこの姿揚げを手に持って食べ歩きしている人を見かけました。
淡水から八里(バリ)の行き方・料金
淡水をぶらぶら散策するだけでも楽しいのですが、時間があれば港から船に乗って淡水河の対岸にある「八里(バリ)」へ渡ってみるのもおすすめ。
淡水から八里までの船の運賃は、片道23元(約85円)、往復45元(約166円)とかなり安いです。観光用の船ではなく、地元の人たちの日常の交通手段なのでしょう。
こちらが券売所で買った乗船切符。往復券の場合は券をなくさないように。
船は、平日は10~15分ごとに1本、休日は3~5分ごとに1本出ているようです。
淡水の港から八里の港までは約8分で、八里の港から徒歩5分ほどで左岸公園という公園まで行くことができます。
船の中の様子。平日でもほぼ満席だったので、週末は待ち時間がでるのかもしれません。
約8分で八里に到着し、船から一斉に降りる人々。
空っぽになった船に、今度は淡水へ戻る人たちが乗船するのが見えました。
八里(バリ)を散策
淡水の港を降りたところにはたくさんのお店が並ぶ通りもあり、食べ歩きも楽しそうなのですが、お腹は空いていなかったので、景色がきれいと評判の左岸公園へ向かうことに。
標識に従って左岸公園に向かって歩きます。
八里にはサイクリングロードもあるらしく、レンタル自転車に乗っている人をたくさん見かけました。1人用の普通の自転車も見かけましたが、観光用の2人乗り、4人乗りの自転車もけっこう走っていました。
ハート型の背もたれは恥ずかしく感じてしまう私ですが、意外と利用者は多かったです。
左岸公園自体はごく普通の公園なので、左岸公園を目的に行くというよりは、港から左岸公園までの川沿いの散策を楽しむのがおすすめ。手をつないで歩いているカップルも何組か見かけました。デートスポットとして人気というのも納得。
港から左岸公園までの途中に、何だかわからない黄色い枠を発見。何のためのものかわかりませんが、中に入って記念撮影。もしかして人気インスタスポットなのでしょうか? 中に入って写真を撮ってもらうと面白い構図になるので、八里へ行ったらお試しあれ。
(上は私のインスタ投稿ですが、Baliって英語でタグ付けすると別の場所みたいですね。)
八里港から左岸公園までの川沿いの道の散策を楽しんだら、折り返して八里港まで戻り、再び船に乗って淡水へ戻ります。
淡水で翻訳デバイスili(イリー)を使ってお買い物
淡水へ戻った後、喉が渇いたので、中国茶専門店の天仁茗茶のドリンクスタンド「喫茶趣ToGo」に寄りました。ちなみに天仁茗茶は台湾茶業界唯一の上場企業で、兵庫県神戸市の南京町にもカフェ併設の店舗があるそうです。
店員のお兄さんも翻訳デバイスili(イリー)のことは知っていて(台湾の若い人はほとんどみなさんiliを知っているみたい)、iliを使っておすすめを聞き、グリーンティーと柑橘果汁を混ぜたフルーツティーを注文しました。
アイスグリーンティーと搾りたての柑橘果汁をミックスしたドリンク、初めて飲む味でしたが、さっぱり甘酸っぱくて美味♪
店員さんに「おいしいです!」と伝えたくて、iliを使ってみたのですが、中国語翻訳を聞かせると、何やらおかしな顔。すると、同行の台湾人女性がその理由を教えてくれました。
中国語は食べ物(固形物)に対して使う「おいしい(ハオチュー)」と、飲み物(液体)に対して使う「おいしい(ハオホー)」が別の言葉なのに、「(このお茶は)おいしい」というシーンでも、食べ物に対する「おいしい」と翻訳されてしまうようなのです。
なるほど、お茶を飲んでいるシーンで「おいしい」と言えば、液体に対する「おいしい」が出てくるべきなのですが、iliにはそんなシチュエーションはわかりませんものね。日本語は主語を省略してしゃべることが多いので、それも原因かもしれません。
日本語のできる台湾人女性の分析によれば、ほかにも「意味は通じるけれど不自然」な翻訳はときどきあるようで、料理や食品の名前を言う際に原材料名に変換されてしまったりしたそうです。イメージとしては「たまご焼き」と言いたいのに「鶏卵焼き」になっているような感じで、「わかる、けど、ネイティブは使わない。」という翻訳。
このあたりは、今後iliがもっとデータ収集を経て進化することに期待したいですね。
台湾土産として人気の茶梅のお店でもiliを使って買い物をしてみました。
この店員さんもiliを興味深そうに見てくれたのですが、このとき言われたのが「日本語から中国語の一方向だけなのか。中国語から日本語にも翻訳できるなら(双方向翻訳なら)客商売をしている店としては購入を検討するな。」ということ。
そして、もう一つ、「ボリューム(音量)調整ができるともっといいのにね。ほら、こういう商店街はざわざわしているから、この音量だと聞こえづらい。」とも言われました。
確かに、あまりざわざわしていないところで、相手の顔の近くでiliを使えば問題ないのですが、こういう人混みの中で使う場合は、音量調整ができるともっと便利だと感じます。
有名な淡水の夕焼けも見てみたかったのですが、名残を惜しみつつ、再び台北市内に戻ります。(上写真の建物が淡水駅。コインロッカーもあるので、淡水・八里を手ぶらで散策したい方は荷物を預けて観光し、帰りに取り出すと便利です。)
評判通り、とても素敵な場所だった淡水(タンスイ)。台湾旅行に行ったらぜひ淡水(タンスイ)の散策や観光も楽しんでみてくださいね!
▼実際に私がiliの音声翻訳を使った様子
iliの翻訳機能はこんな感じ。
真ん中のボタンを押しながら日本語で話す→ボタンを離すと中国語に翻訳されたものが流れる(もう1回押すときリピート)。
現在は日本語→中国語の一方行のみ。#ili #iliモニター pic.twitter.com/RcB7wZBbm6— ayan (@warashibe) 2017年6月5日
空港でレンタルできる翻訳デバイスili(イリー)のレンタル方法、使い方は?
現在、ili(イリー)は海外WiFiレンタル GLOBAL WiFiでのみレンタル可能です。ili単体のレンタルはなく、モバイルルーターレンタルのオプションとして追加することが可能。
(*当記事は、ログバーのiliトラベラー(モニター)として、航空券と宿泊費をご負担いただき、無償でiliをレンタルして執筆しています。)