チェコ・オロモウツの歴史地区を観光 世界遺産の聖三位一体柱、バロック様式の噴水、天文時計

チェコ・オロモウツの歴史地区を観光 世界遺産の聖三位一体柱、バロック様式の噴水、天文時計

公開日: : チェコ旅行2017

チェコ オロモウツ 聖三位一体柱

オロモウツ(OLOMOUC)は、人口約10万500人のチェコ5番目に大きい都市。

世界遺産である聖三位一体柱や、多くの歴史的建造物があり、プラハに次ぐチェコの文化財保護区域、歴史地区として知られています。


チェコのオロモウツってどんな町?

オロモウツは、モラビア中央部、チェコでもっとも肥沃な土地、ハナー地方にある歴史都市。かつてはオロモウツに大司教座が置かれ、現在チェコ第2の都市と言われているブルノよりも大きく、モラヴィアで最も重要な都市と言われていました。

18世紀中盤は、その地の利から軍隊が置かれ、要塞都市としても機能していて、かのマリア・テレジアがオロモウツを訪れたという史実も残っています。

現在はパラツキー大学を始め、多くの高等教育機関があり、人口の1/4が学生の「学生の町」として有名です。遺伝の法則を発見したメンデルもここオロモウツで学んだとか。

首都プラハからオロモウツまでは約200km。プラハ-オロモウツ間は電車も多く走っており、早い電車なら約2時間15分で到着します。ブルノから65kmほどの距離なので、ブルノと合わせて観光するのもおすすめ。

オロモウツの観光スポット・見どころは?

オロモウツの路地

オロモウツの観光スポット・見どころは市の中心部である歴史地区に集中しているので、2~3時間もあれば徒歩で一通り見て回れると思います。

聖母マリア柱のあるドルニー広場、世界遺産にも登録されている聖三位一体柱のあるホルニー広場、さまざまな建築様式が混在する市庁舎、労働者の天文時計などが特に有名。

では、順番にひとつずつ紹介していきますね。

聖母マリア柱のあるドルニー広場

聖母マリア柱のあるドルニー広場

オロモウツの歴史地区の中心にあるのが「ホルニー広場」と「ドルニー広場」。

2つの広場を合わせると広さは300ヘクタールにもなり、両方の広場にあわせて5つの噴水と2つの柱があります。

上写真は、聖母マリア柱のあるドルニー広場。上部に聖母マリア像のあるこの柱は、疫病(ペスト)の犠牲者を追悼して建てられたそうです。

オロモウツ ドルニー広場

ドルニー広場にあるネプチューンとジュピターの噴水。

世界遺産・聖三位一体柱のあるホルニー広場

チェコ オロモウツ 聖三位一体柱

こちらがホルニー広場(の一部)。正面にそびえたっているのが、世界遺産に登録されている聖三位一体柱(Holy Trinity)です。

チェコ・オロモウツの世界遺産・聖三位一体柱

こうした柱は、一般的には15m程度のものが多いのですが、ヨーロッパ最大のバロック様式の柱であるオロモウツの正三位一体柱は、その高さが32mもあります。

力強く迫力のある柱で、近くによって上のほうを見上げると、思わず口があんぐり。

この聖三位一体柱の中にはチャペルがあるが、一般公開はされていません。マリア・テレジアがこのチャペルで礼拝をおこなった初めての女性と言われています。

チェコ・オロモウツの世界遺産・聖三位一体柱

聖三位一体柱の前でもチェキでインスタント写真を撮影し、photo in photoを楽しんでみました♪

【関連記事】撮ったその場でプリントが楽しめるインスタントカメラ「instax<チェキ>」を持って旅に出よう

世界遺産・聖三位一体柱のあるホルニー広場

手前にあるのは2002年にできた新しい噴水である「アリオン噴水」。ここは子どもたちが水遊びをしてもOKな噴水で、市民の憩いの場となっているようです。

上写真左奥に見えている建物は、1830年に建てられたモラヴィア劇場。かつてのオロモウツの文化の中心でした。

ホルニー広場 亀の像

アリオン噴水にはいくつかの像が設置されていますが、特に目立つのがこの亀の像。亀は知の象徴とされ、好まれているとのこと。このあたりのイメージは世界共通なのかも?

亀に乗るチェコの子どもたち

噴水の外側にも亀の像。亀に乗って遊ぶチェコの子どもたちの姿も見かけました。

さまざまな建築様式が混在する市庁舎

さまざまな建築様式が混在する市庁舎

こちらがホルニー広場の真ん中に位置するオロモウツの市庁舎。現在は市議会の場ですが、かつては市場だったそうです。

チャペルはゴシック様式、塔はルネサンスと、さまざまな建築様式が混在しているのもこの市庁舎の特徴。

現在は屋根の吹き替え工事中で、工事用のネットに覆われていたのが残念でした。

さまざまな建築様式が混在する市庁舎

ルネサンス様式の塔。右側に見えるのがジュリアス・シーザー(カエサル)の噴水です。

シーザー噴水

ジュリアス・シーザーの噴水(シーザー噴水)は、オロモウツの噴水で最も大きなもの。シーザーがオロモウツの創立者という伝説もあるのだとか。

労働者の天文時計

労働者の天文時計

市庁舎の壁面を飾っているのが、こちらの「労働者の天文時計」。

今日の姿になったのは1952年のことですが、実際には16世紀に基礎部分、19世紀にメカの部分、20世紀にモザイク部分が作られました。

通常、天文時計は聖人や貴族などの装飾で飾られますが、このオロモウツの天文時計は労働者がモザイクで描かれ、からくり部分の人形も労働者を表現しています。そのため、世界にひとつだけの共産主義天文時計と言われています。

(※もともとは聖人や貴族が描かれていたそうですが、第二次世界大戦で破壊され、戦後作り直されるときに労働者が描かれたそうです。)

労働者の天文時計

この天文時計は、毎日正午に一度、からくり時計が動きます。

労働者の天文時計

5~6分ほどのこのショーを見るために、正午近くになると天文時計前には人だかりができ、カメラやビデオを構える観光客の姿も。

オロモウツ街歩き。オロモウツチーズにもトライ!

オロモウツ街歩き

世界遺産聖三位一体柱、バロック様式の噴水群、市庁舎、天文時計など、見どころの多いオロモウツの歴史地区は、古い建物や塔が立ち並び、街歩きの楽しい場所でもあります。

古い建物が今日でも普通に使われ、街の中をメトロは入る風景は、いかにもヨーロッパらしく、私たち観光客の旅情を高めてくれます。

オロモウツ街歩き

風格あるガス灯。冬場には実際に火が灯されるとのこと。

オロモウツチーズの店

このガス灯のすぐ近くに、おいしいオロモウツチーズを食べられるお店があります。

オロモウツチーズ「トヴァルーシュキ」は、約600年前からこの土地で作られているチーズ。凝固されていない酸味のあるカッテージチーズから作られ、2段階の工程を経て自然に熟成される、独特の強い匂いを持つチーズです。オロモウツのおみやげとしても人気。

オロモウツチーズの店

今回オロモウツの現地ガイドさんに案内されて街歩きの途中で立ち寄ったのが、こちらのTvarůžkové cukrárnaというお店。ひっそりとした入り口で、英語表記もないので、知らなければ入れない隠れ家的なお店です。

オロモウツチーズのお店のスタッフ

女性スタッフさんがお出迎え。

オロモウツチーズ ショーケース

ショーケースの中にはオロモウツチーズの入ったパイやパンがずらり。真ん中の段などはケーキ類に見えたのですが、このショーケースの中に入っているのは全部お惣菜系のパンやパイで、甘いものはひとつもないのだとか。絶対甘そうに見えたんですけどね~。

オロモウツチーズ 3種類を試食

今回は3種類のオロモウツチーズを使ったパイを試食しました。

手前のコルネのようなものは柔らかいオロモウツチーズが入ったクリームロール。その右側はオロモウツのスライスケーキ(甘くはないです)、奥がオロモウツチーズといっしょにザワークラウトとハムを巻き込んだオロモウツ・ストゥルーデル。

クセのあるチーズと聞いていたのですが、想像よりもずっと食べやすく、やや塩気は強いものの、美味しかったです! 私はゴルゴンゾーラチーズとかクセの強いチーズは苦手なんですが、このオロモウツチーズは気に入りました。

オロモウツチーズ にんにく風味 オロモウツチーズ シュークリームみたいなの

同行したWさんが追加オーダーした緑色のクリームが乗ったケーキのようなものと、私が追加オーダーしたシュークリームのようなもの。

見た目は完全にケーキなのですが、一切甘さはなく、塩気の効いたチーズ味。緑色のクリームのほうはニンニクもたっぷり入っていて、ビールとの相性が良さそうです。

(※このときはお水といっしょに食べたのですが、試食したブロガーさんのほぼ全員が「これ、ビールといっしょに食べたい…。」と言ってました。)

オロモウツ街歩き 市内観光
オロモウツ街歩き 市内観光
オロモウツ街歩き 噴水

チェコ・オロモウツの歴史地区は、世界遺産の聖三位一体柱、バロック様式の噴水群、天文時計などの観光スポットを見るのも、ぶらりと街歩きをするのにも楽しい場所。チェコを訪れたら、ぜひオロモウツにも足を運んでみてくださいね。

オロモウツ市オフィシャル観光サイトは日本語対応もしているので、情報収集に便利です。チェコ政府観光局のオロモウツのページもあわせてどうぞ。

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1976年生まれの愛知県在住フリーランス、ブロガー、旅ライター。夫 娘2人 猫3匹と暮らしています。旅、英語、コーヒーが好き。

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