ミクロフでワインの祭典「ぶどう収穫祭」参加! 発酵途中のワイン「ブルチャーク」のお味は?

ミクロフでワインの祭典「ぶどう収穫祭」参加! 発酵途中のワイン「ブルチャーク」のお味は?

公開日: : 最終更新日:2018/09/19 チェコ旅行2018

チェコ ミクロフ

今回のチェコ旅行はチェコ南東部にある国境の町ミクロフ(Mikulov)からスタート。

ミクロフはチェコのプラハよりもオーストリアのウィーンのほうが近いため、今回は羽田空港からエミレーツ航空便に乗り、ドバイ乗り継ぎでウィーン空港で降り、そこから車でミクロフに移動しました。ウィーンからミクロフまでは約1時間20分です。

なお、チェコ第二の都市ブルノとオーストリアのウィーンを結ぶ幹線道路がミクロフの近くを通っており、ブルノからバスで1時間半でミクロフに行くこともできます。

国境の町ミクロフの見どころは?

ミクロフ城

ミクロフ(Mikulov)は、チェコの南モラヴィア地方のオーストリアとの国境に位置する、人口1万人弱の小さな町です。ミクロフの見どころは、かつての巡礼地である聖なる丘(Holy Hill)、ディートリヒシュテイン家の墓、そして、ミクロフ城です。

赤茶色の屋根の家々、葡萄畑、自然に囲まれた古城……。まるでおとぎ話から出てきたかのようなメルヘンチックな街・ミクロフには、散策やサイクリングを楽しみに訪れる人も多いのだとか。

また、ミクロフの近郊(同じく南モラビヴィア地方)には、ユネスコ世界遺産であるレドニツェ城と、ヴァルチツェ城があり、あわせて観光することができます。

【関連記事】チェコ南部・ミクロフで聖なる丘に上り、ディートリヒシュテイン家の墓とミクロフ城を見学

ミクロフのワインの祭典「ぶどう収穫祭」

ミクロフでワインの祭典「 葡萄収穫祭」

チェコと言えばビールのイメージが強いですが、ミクロフのある南モラヴィア地方はぶどうがよく育ち、おいしい白ワインが作られることで有名です。そんなワイン産地ミクロフでは、毎年9月にワインの祭典「ぶどう収穫祭」が行われます。

今年2019年は9月7日~9日の開催で、私もこのぶどう収穫祭に参加してきました!

ぶどう収穫祭はミクロフ城とその周辺で行われる屋外イベントで、ワインや「ブルチャーク」と呼ばれる発酵途中の若いワインを飲んだり、皇帝ヴァーツラフ4世などに扮した人々のパレード、騎士の馬上槍試合、伝統工芸市などを見たりができます。

特に外国人観光客向けイベントではなく、ローカルの人々でにぎわうお祭りですが、海外でこういうイベントに参加できるのはワクワク! では、実際に参加した様子をお届けします。

ぶどう収穫祭で「ブルチャーク」を飲んでみた!

発酵途中の若いワイン「ブルチャーク」

今回のチェコ旅行で私がとても楽しみにしていたのが、ブルチャークを飲むこと! ブルチャーク(フェーダーヴァイサーとも言うそうです)は、発酵途中のぶどうを原料としたアルコール飲料です。いわば、ワインになる前の飲み物。

ぶどうから作って2日ほどでこできるブルチャークは、ワインのように瓶に詰められて流通せず、この時期にチェコを訪れた人だけが飲むことができるお酒です。

ぶどう収穫祭の期間中は路上にもブルチャークを売る屋台がたくさん出ているので、私もさっそく飲んでみました。

ブルチャーク(フェーダーヴァイサー)

初めて飲むブルチャークは、微炭酸のりんごジュースのような、カルピスぶどうサワーのような味わいで、フルーティーな甘さがとっても美味しい! これは女性好みの味だと思います。すごく飲みやすいから、つい飲みすぎちゃいそう。

チェコのミクロフでブルチャーク(フェーダーヴァイサー)を飲む

ブルチャークを発酵させている大きな容器からサーバーへ移し替えるところ。

チェコのミクロフでブルチャーク(フェーダーヴァイサー)を飲む

そのサーバーからグラスやペットボトルに注いで量り売りをしてくれます。上に写っている1.5Lのペットボトルが140コルナ(約700円)、グラス1杯(200ml)が30コルナ(約150円)でした。料金は店によって多少異なりますが、だいたいこれくらいの手ごろな値段です。

発酵途中の若いワイン「ブルチャーク」

ブルチャークの屋台の隣にはワインの量り売りをするお店も。なんだか自宅前でバーベキューをしてたら近所の人たちが集まってきちゃった……みたいな雰囲気です。

チェコのミクロフでブルチャーク(フェーダーヴァイサー)を飲む

少し歩いたところにあった別の屋台では、赤と白のブルチャークを売っていました。

チェコのミクロフでブルチャーク(フェーダーヴァイサー)を飲む

今度は赤のブルチャークをトライ。これもおいしい! 発酵途中だからか、赤ワイン特有の渋さは全然ありません。飲みすぎ注意!な飲みやすさです。

ちなみに白も味見させてもらったのですが、先ほどのお店のとは少し味が違っていて、いろいろ飲み比べながら歩くのも、ぶどう収穫祭の楽しみだなと感じました。

ミクロフのぶどう収穫祭

ミクロフ城の方向を目指して歩いていくと、次第に人が増え賑やかになってきます。やっぱりブルチャークを量り売りするお店がたくさん。

↑ぶどう収穫祭の様子を撮影した動画。

ミクロフのぶどう収穫祭 ワイン風呂

通りにあった大きな桶のワイン風呂。これは樽を売るお店が出しているのかも?

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭

かわいい雑貨や民芸品を売る屋台を見て歩くUKOARAさん。

チェコ ミクロフのぶどう収穫祭の屋台

ハンドメイド雑貨や、チェコらしくマリオネットもありました。

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭

せっかくだからブルチャークに合いそうなおつまみも食べてみたくて、食べ物の屋台をいろいろ見て回ります。

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭のチーズ屋台

チーズの屋台。手前にあるうどんのような麺状のものもチーズです。

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭のチーズ屋台

パンにチーズをのせてトッピングしたもの。色どりがよくて食欲をそそります。

チェコ・ミクロフのぶどう収穫祭のチーズ屋台

ここのお店ではラクレットも売っていたので、それを食べてみることにしました。

↑チーズの表面をあぶって、とけたところをそぐように撮るところ。

ミクロフのぶどう収穫祭の屋台

とろけたチーズの乗ったパンはブルチャークにもよく合って、とっても美味しい!

グリルチーズ

別の屋台では鉄板で焼いたチーズ(グリルチーズ)を売っていました。グリルチーズはこのあたりではポピュラーらしく、ほかにもグリルチーズの屋台がいくつかあり、レストランのメニューにもグリルチーズがあります。

ミクロフのぶどう収穫祭の屋台

焼きたて熱々のグリルチーズを買ってみました。値段は2つで50コルナ(約250円)。グリルチーズは焼いても溶けないタイプでキシキシとした独特の歯触りが特長です。冷めると固くなりますが、モキュモキュとした食感が気に入りました。

ミクロフ城の庭園もぶどう収穫祭を楽しむ人たちが

ぶどう収穫祭のミクロフ城の庭園

ぶどう収穫祭の間はミクロフ城の下にある広場のまわりに屋台がたくさん出て賑わっていますが、ミクロフ城の庭園でもたくさんの人たちがインやブルチャークを楽しんでいました。

ぶどう収穫祭のミクロフ城の庭園

芝生の上でブルチャークを飲みながらおしゃべりをしていたグループ。みんな笑顔でハッピーな雰囲気があふれています。

ミクロフ城

ミクロフ城の2階のテラス席にもたくさんの人たちの姿が見えました。

ミクロフ城

そのテラス席はカフェの一部になっており、こんな景色を眺めながらワインを飲むことができます。

ミクロフ城のぶどう収穫祭

城壁から遠くの街並みを眺める人々。ゆったりとした時間が流れています。

ミクロフ城のぶどう収穫祭

週末ということもあって子連れの家族もたくさん来ていました。子どもはフェイスペイントをしてもらったり、おもちゃを買ってもらったりと楽しそうですが、やっぱり一番楽しんでいるのはワイングラスを傾ける大人たちのように思えます。^^

ミクロフ城のぶどう収穫祭

歩いていたら、こちらのおじさんが無料でワインを飲ませてくれました。

ミクロフ城のぶどう収穫祭で飲むワイン

「ナズドラヴィー!」(チェコ語で”乾杯”の意味)

ミクロフのある南モラヴィア地方は人々は優しく親切な人が多い印象です。おまつりではみんながほろ酔いで、私たち外国人にもフレンドリーに話しかけてくれます。

ミクロフのワインの祭典「 葡萄収穫祭」でブルチャークを飲む

海外の地方を旅して、こんなふうにローカルの人々と触れ合う機会があるのはすごく嬉しいもの。ミクロフで作られたワインを飲んで、ミクロフの人たちとおしゃべりをしたら、なんだかすごくミクロフという町に親しみを感じました。

ミクロフ城のぶどう収穫祭で飲むワイン

ぶどう収穫祭では歩きながらいろいろなワインを飲めるようにグラスを持ち歩く人が多いのですが、両手を空けるために、上写真のように紐がついたワイングラスを首からかけている人がたくさんいました。これ便利!

ミクロフ城のぶどう収穫祭でワインを飲む

夕焼けに染まる西の空を眺めながら、屋外で飲むワインはまた格別なもの。

ミクロフ城のぶどう収穫祭でワインを飲む

ワインとブルチャークを何杯も飲んでけっこう酔ってしまったぶどう収穫祭。

ブルチャークもワインもさまざまな味わいのものを少しずつ楽しめて、ワイン好きにはとても楽しいお祭りでした。その土地でとれたものをその土地でいただけるのは、旅をする大きな喜びだと思っています。

ブルチャーク(フェーダーヴァイサー)

今回はミクロフのぶどう収穫祭でブルチャークを飲みましたが、ミクロフをはじめとした南モラヴィア地方では、毎年8月下旬から9月中旬くらいまでの期間、街中の酒屋さんなどでブルチャークの量り売りをしているそうです。その時期にチェコの南モラヴィア地方を旅すれば、ブルチャークを飲むことができるかもしれません。

機会があれば、ぜひ南モラヴィア地方でブルチャークを飲んでみてくださいね。

ミクロフのホーリーヒルでブルチャークを飲む

続きの記事はこちらチェコ・ミクロフの「シュタインハウス」は16世紀の建物をリノベーションしたおしゃれなホテル



[Special Thanks!]
この旅はチェコ政府観光局に旅費宿泊費を負担していただいています。



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1976年生まれの愛知県在住フリーランス、ブロガー、旅ライター。夫 娘2人 猫3匹と暮らしています。旅、英語、コーヒーが好き。

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