この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
チェコのフラデツ・クラーロヴェーを観光した後は、20分ほど電車に乗って、同じく東ボヘミア地方にある町パルドゥビツェ(Pardubice)に移動しました。
パルドゥビツェは、チェコの東ボヘミア地方・パルドゥビツェ州の州都で、プラハの104キロ東に位置します。今回の旅ではこのパルドゥビツェに2泊し、市内と近隣の町(フルディム)を見てまわることになっていました。
ただ、この日は到着したのが夕方だったので、現地観光課の方におすすめの夕焼けスポットにつれていってもらい、いっしょに夕食を食べ、翌日は朝からフルディムの町へ移動したので、パルドゥビツェの記事は2回に分けてお届けします。
もくじ
チェコのパルドゥツェってどんな町?
パルドゥビツェ(Pardubice)は広大なポラブスカー平野にある産業都市で、1340年頃に建設されたと言われています。首都プラハからは電車で1時間ほどと近く、日帰りでも十分アクセス可能です。
なお、ひとつ前の記事で紹介したフラデツ・クラーロヴェーや、この後紹介予定のフルディムへ行くには、基本的にパルドゥビツェで電車を乗り換えることになります。(Pardubice hl.n.が主要駅なので)
パルドゥビツェは毎年秋に開催されるヨーロッパで最もタフと言われる競馬レース「ヴェルカー・パルドゥビツカー」や、ジンジャーブレッド作りで有名な町でもあります。馬とジンジャーブレッドはパルドゥビツェのアイコンともいえる存在。
(翌日はジンジャーブレッドのデコレーション体験もしました! そちらもまた書きますね。)
パルドゥビツェのウォールアート
今回はパルドゥビツェの現地観光課の方が駅まで迎えに来てくださっていました。
この日は移動だけで、特に観光の予定はなかったのですが、「今日はお天気も良いし、もし疲れていなければ、夕焼けの絶景スポットに案内するよ。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて連れて行ってもらうことに。
その場所までの道すがら、パルドゥビツェの景色を描いたウォールアートを見かけたので、車を降りて見物をしました。特に観光スポットとかではなく、普通に市民による壁画なのですが、パルドゥビツェ城、平原に広がる麦畑、ホップとビール、そして馬と、この町がどんな町か伝わってくるような絵でした。
絶景夕焼けスポット クニェティツカホラ・キャッスル
観光課の方が車で連れて行ってくれたのは、広い平原にぽつんと建つ「クニェティツカホラ・キャッスル(Kunětická hora castle)」。ホラ(hora)というのはチェコ語で山のこと。
実際は山というより丘に近い気がしますが、どこまでも平原の広がるこの土地では、ほかに山らしい山は見えません。
てっぺんにはこぢんまりとしたお城の遺跡があります。丘の中腹には、生い茂る木々が西日を受けて輝いていました。
車を停め、遊歩道を歩いて近くまで上がります。遊歩道はこのあたりの人たちの散策コースやジョギングコースにもなっているようです。
遊歩道の脇にあった馬の牧草地。
丘を上がっていくにつれ、視界が開けて、まっすぐな地平線が見えてきました。
どこまでも広がる平原。観光課の方の話では、夏場にはこの山頂で野外コンサートのようなものも行われるのだとか。
城壁の廃墟の上に座っていたカップルのシルエットが絵のようだったので、私も座ってみました。(ここ、カップルのデートに絶好のロケーションに違いない……。)
チェコは小さな国というイメージを持っている方は少なくないでしょうし、実際にチェコの面積は北海道よりも少し小さいくらいなのですが、こうして平野の真ん中に来てみると、山がちな日本とは違う光景を見みることができます。
この場所はきっと何世紀もの間変わってなくて、昔このお城に住んでいた人も、同じ風景、同じ夕焼けを眺めていたのでしょう。
刻一刻と色合いを変える美しい西の空を眺め、ゆっくりと夕暮れを堪能できました。チェコ旅行中はお天気に恵まれ、何度もきれいな夕焼けを見ることができましたが、ここクニェティツカホラ・キャッスルで見た夕焼けは、特に印象深いです。
この後は食事を済ませてホテルへ戻り、就寝。翌日はパルドゥビツェの近くにある、フルディムという町に日帰り観光へ出かけます(続く)。
続き⇒チェコ・フルディム(Chrudim)のマリオネットミュージアム(人形博物館) バロック彫刻博物館
【関連記事】チェコのパルドヴィツェの観光おすすめスポット ジンジャーブレッド店とパルドゥビツェ城