名古屋に来た外国人観光客を案内するなら名古屋城&トヨタ産業技術記念館がおすすめ

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アメリカ人観光客

先日、アメリカ(オレゴン州&カリフォルニア州)からアメリカ人の女の子3人組が名古屋に観光にやってきました。半日程度の時間があり、「名古屋の有名な場所を案内してほしい」と頼まれて、私が選んだ名古屋の観光スポットは、「名古屋城」と「トヨタ産業技術記念館」でした。

もちろん名古屋市内にはほかにも見どころがありますが、外国人観光客を連れて行くのにおすすめの観光スポットといえば、やはり「名古屋城」と「トヨタ産業技術記念館」は鉄板です。

過去にも何度か、わが家にホームステイホームビジットに来た外国人旅行者をあちこちに案内しましたが、特に反応がよかったのはこの二か所なんですよね~。

ということで、名古屋に来た外国人観光客を案内するのにおすすめの名古屋城&トヨタ産業技術記念館を紹介します。

外国人におすすめの名古屋観光スポット 名古屋城

名古屋城

名古屋城は、徳川家康が天下統一の最後の布石として築いた城。天守閣の上の「金のしゃちほこ」は名古屋城のシンボルとしてあまりにも有名です。

城内は階段またはエレベーターで各フロアを見て回ることができ、地階では金鯱(しゃち)模型、黄金水井戸構造模型、1階では本丸御殿障壁画ほか、3階では城内・城下の暮らし、5階では名古屋城の歴史(三英傑・金鯱・石引き)など、それぞれ特色のある展示を楽しむことができます。

名古屋城のシンボル 金鯱

金鯱

5階にある実物大の金鯱は、上に乗って写真を撮ることができます。外国人旅行者に人気の撮影スポットですよ。また、石垣の石と同じ重さの石を実際に引くことができる体験装置があり、はるか昔に手作業で石垣を積み上げた人々の苦労をうかがい知ることができます。

名古屋城天守閣からの眺望

名古屋城天守閣

最上階の天守閣展望室からの景色も見ごたえたっぷり。晴れた日にはかなり遠くまで見渡すことができます。展望室中央にある売店では、名古屋城でしか買えないグッズも売られており、たくさんの外国人が記念にお土産を買い求めていました。

名古屋城本丸御殿

名古屋城本丸御殿

復元された本丸御殿も名古屋らしい、きらびやかな装飾を鑑賞することができます。

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竹林豹虎図(玄関一之間東側襖絵)(※期間限定展示)

名古屋城(天守閣、本丸御殿ほか)は、日本人にとってもとても見ごたえのあるものですが、こと外国人にとっては「日本ならでは」「名古屋ならでは」の歴史を感じられる建物で、外国人旅行者にとっては思い出に残る観光スポットとなることでしょう。

忍者隊と記念撮影

名古屋城

運が良ければ、園内を歩いている服部半蔵忍者隊といっしょに記念撮影ができるかも!

唯一、外国人旅行者が名古屋城を見るにあたってネックになるのは、展示物の英語やそのほかの言語での説明があまりない点。ずらりと刀(刀剣)が展示されたガラスケースには、日本語ではそれぞれの刀の由来などが書かれていますが、英語では「Sword、Sword、Sword・・・」のみで、ちょっと情報量が少ないなと思います。

モノ(ハード)は唯一無二で非常に価値のあるもので、せっかくこれだけの外国人観光客が訪れるわけなのですから、もうちょっと多言語対応されているとよいのに・・・というのが正直なところです。

名古屋城のことを詳しく知りたい外国人の方は、NPO法人愛知善意ガイドネットワークによる定期ガイド(英語によるガイド)も1日1回無料で行われているとのことなので、それを利用してみるのもよいかもしれません。

参考 名古屋城観光ガイドボランティア

名称:名古屋城
住所:愛知県名古屋市中区本丸1−1
開園:午前9時~午後4時30分(※天守閣・本丸御殿への入場は午後4時まで)
入園料:大人1人500円、中学生以下無料

※徳川園との共通券もあるので、お時間のある方は両方まわってみても。

外国人におすすめの名古屋観光スポット トヨタ産業技術記念館

トヨタ産業技術記念館

トヨタ産業技術記念館は、トヨタグループの共同事業としてグループ発祥の地である旧豊田紡織株式会社本社工場跡に設立された記念館(特殊美術館/博物館)です。

トリップアドバイザーでは、名古屋市の観光で 273 軒中 1 位(2016年9月現在)に輝く人気スポットであり、特に外国人旅行者・外国人観光客からの口コミ評価がとても高いのが特徴。

トヨタ産業技術記念館の館内

トヨタ産業技術記念館

館内は、大きく分けて、「紡ぐ・織る」技術の基本と歴史を知る繊維機械館と、開発・生産技術の変遷を学ぶ自動車館のふたつ。

遷移機械館では、環状織機、糸紡ぎ、豊田式木製人力織機、G型自動織機の集団運転などの実演を見ることができます。綿花から糸が紡ぎ出されていく様子、その糸が撚られて、強く長くなっていく様子を実際に見て、触れることがでできるので、外国人にとっては珍しいようです。

繊維機械館

トヨタ産業技術記念館

「コットンから糸がこんなふうに作られるなんて知らなかった!」
「ニッポンの技術の発展ってすごいのね~。」と感心しきりの彼女たち。

海外にいわゆる「工場見学ツアー」のようなものがあるのかどうかわかりませんが、少なくとも彼女たちはこういう何かの制作過程を見るスタイルの観光は初めての様子でした。日本中のいろいろな工場で工場見学ツアーが開催されていますが、そうしたものは日本人だけでなく、外国人にとってもきっと興味深いものだと思います。

自動車館

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自動車館では、金属加工コーナーや600トンプレス機の実演のほか、創業期のエンジン試作の様子や、トヨタ初の乗用車であるトヨダスタンダードセダンAA型の展示がされています。

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トヨタ産業技術記念館には、外国人観光客だけでなく、海外の工場から視察に来る技術者たちもいるようで、いつ行っても外国人の姿を多く見かけます。

各ブースで実演や説明をしているスタッフたちは、希望すれば英語での説明を行ってくれるので、外国人を連れてトヨタ産業技術記念館に行く場合には、英語ガイドをお願いしてみましょう。

また、チケット売り場では、4か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で展示物を解説する音声ガイドを貸し出してもらえます。(1台200円)

ロボットによるバイオリン演奏

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展示場出口付近では、決まった時間にパートナーロボットによるバイオリン演奏(5分間)が行われています。タイミングが合えば、ぜひ鑑賞してみてくださいね。
(11:10、13:20、14:40、15:40、16:40)

また、オリジナルグッズやモノづくりの楽しさを感じられるアイテムを揃えたミュージアムショップもあるので、お土産や記念品を買いたい方は立ち寄ってみては。

名称:トヨタ産業技術記念館
Toyota Commemorative Museum and Technology
住所:愛知県名古屋市西区則武新町4−1−35
電話:052-551-6115
開館時間:9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始
アクセス:名鉄名古屋本線「栄生駅(さこうえき)」下車、徒歩3分。
入場料:大人(大学生含)500円、中学生300円、小学生200円。

以上、名古屋に来た外国人観光客を案内するのにおすすめの観光スポット、名古屋城&トヨタ産業技術記念館の紹介でした。

ほかにも「大須商店街」「熱田神宮」「名古屋港水族館」「東山動物園」などいろいろな見どころがありましすが、「名古屋城」と「トヨタ産業技術記念館」はどちらも名古屋駅からそれほど遠くなく、入場料も安いので、半日程度の名古屋観光をしたい外国人におすすめの場所だと思います。

外国人旅行者・観光客に名古屋を案内する際の参考になれば幸いです。
たくさんの旅行者が名古屋を楽しんでくれますように!