期限切れのパスポートは更新・切替ではなく新規申請。申請場所や必要書類、料金や受取期間は?

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パスポートの有効期限切れ

春休みに子どもたちを連れて近場の海外旅行に行くことになり、「あれ、子どもたちのパスポートの有効期限切れてないよね?」と確認をしたところ、少し前に有効期限が切れてしまっているのに気が付きました。

(前もって気づいて良かった! あやうく旅行に行けなくなるとこでした。)

今回、子どもたちの期限切れのパスポートの申請(※期限切れパスポートは切り替えではなく、新規申請の扱いになります)をしてきたので、申請場所や必要書類、料金や受け取り期間などを詳しく解説します。

最初に書いておくと、パスポートが有効期限切れでも、手続き等が面倒になることはありません。手数料も同じです。ただ、戸籍謄本または戸籍抄本が1通必要になるので、その料金(数百円)が余分にかかります。

期限切れから新しいパスポートを申請するには

期限切れパスポートは更新ではなく新規申請

有効期限が残っているパスポート(旅券の残存期間が1年未満/旅券の査証欄の余白なし/旅券の損傷)があり、有効旅券の記載事項に変更がない場合は、切替新規申請という手続きで済むのですが、有効期限切れのパスポートの場合は、新規の発給申請と同じ手続きが必要です。

(※切替でも新規でも、同じ「一般旅券発給申請書」(上写真)に記入をして提出しますが、必要書類が変わります。)

一般旅券発給申請書は、各都道府県のパスポート申請先(旅券窓口)、または市町村役場で手に入れることができます。5年用と10年用で申請書が違うので、間違えないように注意。ちなみに未成年は5年用しか作れません。(顔が変わりやすいから)

申請受付交付をしていない市町村役場にも、この一般旅券発給申請書は用意されていると思うので、まずはこの用紙をもらってきて、記入しましょう。

期限切れパスポートの新規申請に必要な書類は?

期限切れパスポートの新規申請は面倒? 料金は?

パスポートの有効期限が切れてしまって、新しくパスポートを申請する場合、以下の書類が必要です。

  • 一般旅券発給申請書(1枚)
  • 戸籍謄本または戸籍抄本(1通)
  • パスポート用の写真(縦45mm×横35mm)
  • 本人確認のための書類
  • 前回発給を受けた有効期限切れのパスポート

一般旅券発給申請書は、家庭で記入して持参するのがおすすめ。本人が自署しなくてはいけない欄が複数あるので、お子さんの一般旅券発給申請書を親御さんが代わりに記入する際は気を付けましょう。

戸籍謄本または戸籍抄本について。戸籍謄本はその戸籍に入っている人(家族)全員分が記載されたもの、戸籍抄本はその戸籍に入っている一個人が記載されたものなので、パスポートの申請をするのがおひとりならどちらでもOKですが、親子や兄弟姉妹などが同時にパスポートの申請をする場合は、戸籍謄本が一通あればOKです。

パスポート申請の必要書類 パスポート用写真

パスポート用の写真は、6か月以内に撮影されたもので、無背景(柄・影なし)、無帽、正面を向き中央に写ったもの、鮮明な画質であるもので、サイズは縦45mm×横35mm。カラー・白黒はどちらでも構いません。

写真屋さんや、証明写真用ボックスで撮影しても良いのですが、800円~1000円程度かかるので、節約したい方は、自宅で(白い壁の前で)デジカメ撮影をし、コンビニのネットプリントを使うのがおすすめです。

サイズ調節などが難しい!という方は、デジカメやスマートフォンで撮影した写真を証明写真に加工できるサイト「Free DPE」が便利。有料(1週間の利用権が150円)ですが、すごく楽に加工できるほか、コンビニネットプリント(30円)で写真を受け取れるのでスムーズ&安価です。

なお、パスポート用の写真の切り抜き・貼り付けは旅券センターの方がしてくれるので、写真はそのまま持っていって構いません。

本人確認のための書類は、日本国旅券(失効後6か月以内のもの)、運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカードなどであれば1点でOK、健康保険証や学生証、会社の身分証明書などは2点以上が必要です。

パスポート申請場所は?

パスポートの申請場所は?

外務省のホームページの各都道府県のパスポート申請先(旅券窓口)から、お住まいの都道府県の旅券窓口(旅券センター)を確認しましょう。

なお、私の住んでいる愛知県の場合は、県内に旅券窓口(旅券センター)が6つあるほか、14の自治体(市町村)では旅券申請・交付ができるようになっています。

市町村窓口のある自治体にお住まいの方は市町村の旅券窓口で手続きをすることに、それ以外の自治体に住んでいる方は県の窓口で申請をするのが基本です。

愛知県旅券センター(Aichi Passport Center)

お住まいの自治体に旅券窓口があるかどうか、ない場合は都道府県の旅券窓口がどこにあるのかを、上記リンクなどから確認することができます。なお、申請・交付手続きができるのは、住民登録をしている県のみです。

なお、パスポートの申請に本人が行けない場合は、代理人が申請に行くことも可能。その場合は、代理人が自分の身分証明書を持っていく必要があります。

新しいパスポートはいつ受け取れる?(受け取り期間)

パスポートの有効期限切れ

新しいパスポートを受け取れるのは、申請日から数えて(申請日を含めて)6日目以降、または8日目以降です。(※申請の旅券センターにより異なる。一般的に中心地にある大きな旅券センターのほうが受け取りまでの日数が短いようです。)

ただし、ここでいう「6日目以降」「8日目以降」は、申請の日から「土曜・日曜・祝日・休日・年末年始(12/29~1/3)」を除いた日数です。旅行直前にならないように、余裕をもって申請しておきましょう。

なお、多くの旅券センターの営業日は月~金、営業時間は9:00~17:00となっていますが、旅券センターによっては日曜日に受付をしているところがあります。学校や会社などを休めない人は、日曜に開いている旅券センターが便利です。

【注意】パスポートの申請は代理人が行うことも可能ですが、パスポートの受け取りは必ず本人が行かなくてはなりません。

新しいパスポートの受け取りにかかる手数料(料金)

パスポート受け取りにかかる手数料(料金)はいくら

パスポート取得にかかる手数料は、切替新規更新(有効期限内の更新)であっても、新規申請(有効期限切れによる申請)であっても同じ金額です。

  • 10年旅券・・・手数料16,000円
  • 5年旅券・・・手数料11,000円
  • 5年旅券(12歳未満)・・・6,000円

パスポート取得にかかる手数料は、申請時ではなく、受け取り時に支払う必要があります。その際、現金ではなく、収入印紙と収入証紙の組み合わせで納付する必要があります。収入印紙と収入証紙の内訳は定められており、こちらは、申請の際に詳しい説明があるはずです。

ちなみに、子どもは必ず5年旅券になるのですが、12歳未満と12歳以上でかなり料金が違います。切替のタイミングにもよりますが、11歳のお子さんのパスポートの新規申請や切替をする予定があれば、誕生日が来る前にしてしまうのがお得かも。

【2019年9月21日追記】

共同通信が、政府は、発行された旅券(パスポート)を郵送で受け取れるようにする制度改正の検討に入ったと報じました。パスポート申請・交付窓口を運営する都道府県側と調整を進め、早期実現を目指すとのこと。

インターネットでの申請を2022年度にも導入することが検討されており、手数料のクレジットカード払いは早ければ21年度に可能にするそうで、旅行者としては今までより便利にパスポート取得・更新ができそうですね!

参考:政府、パスポート郵送交付を検討 電子申請やカード払いも(Yahoo!ニュース)

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以上、期限切れのパスポートを新しく申請するときの申請場所や必要書類、料金や受け取り期間についてのまとめでした。余裕をもってパスポートを受け取り、海外旅行を楽しんできてくださいね!

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