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ラトビアの田園地方には、数多くの歴史的な木造建築が今なお残っています。
今回訪れたのは、ラトビア北部中央のVidzeme地区にある、ウングルムイジャ領主館(Ungurmuiža Manor)。18世紀中ごろに建てられた、ラトビアで唯一の木造バロック様式の荘園(マナー)の領主館です。
もくじ
ウングルムイジャ領主館の中を見学
ウングルムイジャ領主館(Ungurmuiža Manor)は、18世紀中ごろ(帝政露時代)に建てられ、1952年~1989年まで小学校として使われていました。小学校として使われている間に部屋の間取りがめちゃめちゃになってしまったので、2000年~2002年にわたり従来の形に修復されたそう。
もともとは初代当主の末裔であるカンペンハウゼン家の所有でしたが、現在は自治体の所有不動産となり、博物館、宿泊施設、レストランとして一般に開かれています。
こちらはソ連時代の1952年にできた階段。
小学校として使われていた時代も含め、約3世紀分の歩みを刻まれた階段は、奇妙にゆがみ、昇降すると平衡感覚がずれるような気がします。
18世紀の所有者が壁を全面壁画にしていましたそうですが、小学校として使われている年月に傷んでしまったため、現在、毎年夏に壁画の修復を続けているそうです。
また、修復作業が行われていない部屋では、現代芸術展などを開催しているとのこと。
昔の室内の様子を再現した展示。
テラスにもでることができ、広い庭を見ることもできます。
テラスから庭に向かって右手に見えるのが、もともとは寺子屋だったという建物で、現在はレストランとして営業をしています。この日はこちらのレストランで昼食をいただきました。
ウングルムイジャ領主館レストラン
ウングルムイジャ領主館レストランは、欧州連合の食文化遺産にも登録されているレストラン。1階がレストラン、2階が宿泊施設となっています。
レストランの中は、少しクラシカルなかわいい雰囲気。
ラトビアらしいどっしりした黒パン&ハーブ入りバター。
ウングルムイジャ領主館レストランでは、地産地消をテーマに、地元の小規模生産農家から仕入れた食材をメインに使用した料理を提供しています。
前菜のチーズと野菜のサラダ。
メインの鶏肉料理。みずみずしい野菜がたっぷりなのが嬉しいです。
食事の最後に出てきたのは「ライ麦重ね」と呼ばれる、ラトビアの典型的なデザート。コケモモ、苺、ライ麦パン、クリームが瓶に詰められています。
ウングルムイジャ領主館レストランは、月曜定休、火曜~日曜は12時~22時の営業です。
ウングルムイジャ領主館の庭園散策
おいしいランチでお腹がいっぱいになった後は、ウングルムイジャ領主館の庭園を散策。
この日は、この後に行く森でのキノコ狩りに同行する現地ガイドさんとその愛犬トフィー君が来てくれました。トフィー君は、かわいくてお利口なきのこ狩り犬。
ウングルムイジャ領主館の庭園はきちんと手入れされており、森のように木々が生い茂っているわけではないのですが、それでも秋にはあちこちにきのこが自生しています。
ガイドさんにきのこの生える場所や、食べられるきのこ、食べられないきのこについてのレクチャーを受ける私たち。(でも、実際のところ、きのこの見分けはかなり難しい! ラトビアには「きのこアプリ」があって、それを使ってきのこの種類を見分けている人も多いとか。)
公園散策も楽しかったけれど、本格的なきのこ狩りをするために、このあとは国立公園内の森へ向かいます!
続き→ 秋の北欧といえばキノコ狩り! ラトビア・ガウヤ国立公園内の森でキノコ狩り&きのこ料理に舌鼓
【施設詳細】
名称 Ungurmuiža Manor(ウングルムイジャ領主館)
住所 Ungurmuiža, Pārgaujas nov., Raiskuma pag., Auciems, ラトビア
公式サイト(英語) http://ungurmuiza.lv/english/
提供:CAITOプロジェクト
※現地滞在費、飲食費、アクティビティ費、移動費等を提供していただきました。