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ラトビアのガウヤ国立公園内の森でキノコ狩りをして、カールリャムイジャ領主館に一泊した翌朝、ホテルをチェックアウトして、エストニア西部のパルヌ県に向かいました。
バルト三国は、北から順に、エストニア、ラトビア、リトアニアと並んでおり、現在はすべて「北欧(北ヨーロッパ)」に含められています。
三国とも言語は異なりますが、通貨は同じユーロであり、シェンゲン協定加盟国なので、日本人の場合、最初に入国した国で入国審査を行えば、バルト三国間、そしてフィンランドへ行き来する際にはパスポートの提示は必要ありません。(ただし日数制限はあり)
島国に住んでいる人間からすると不思議な感じがしますが、自家用車や公共バスに乗ってちょっとそこまで、国境を越えて日帰りでおでかけするのも、バルト三国やフィンランドに住む人々からすれば日常的なできごと。
もくじ
ラトビアから車で国境を越え、エストニアへ入国
ラトビアとエストニアの国境には両国の国旗がはためき、「ここから先エストニア(パルヌ県)」の標識があります。
今回私たち取材班は運転手付きのマイクロバス(写真に写っているブルーのバス)で移動をしたのですが、国境といえどゲートがあるわけでもなく、警備員がいるわけでもなく、監視カメラこそ設置されているものの、基本的に車はノンストップで通行してオーケイ。
ラトビアとエストニアの国境を歩く。 pic.twitter.com/gSKtumRQys
— UKOARA・ゆーこあら🐨 (@Yu_koara) 2017年8月30日
国境通過にテンションが上がり、「バスを降りて撮影したい!」と訴える取材班。
地面に線が引いてあって、「右足がラトビア、左足がエストニア」みたいな記念写真が撮れたらいいなと思っていたのですが、そんなものはありませんでした。日本人にとっての国境と、ヨーロッパの人々にとっての国境は、少し意味が異なるのなのかもしれません。
トルクセ湿原(Tolkuse bog)でハイキング
エストニアに入国した後は、パルヌ県(Pärnu County)のルイツェマー自然保護区(Luitemaa Nature Protection Area)にあるトルクセ(Tolkuse)湿原の自然歩道ハイキングへ。今回は、砂丘の松林とトルクセ(Tolkuse)湿原の間を通り、最大規模の湿原にたどり着く2.2㎞、約1.5時間のコースを楽しみました。
まずは松林の中を抜けて歩くと……
展望台が見えてきました。エストニアでもっとも高い砂地にある、高さ18メートルの展望台です。基本的には木製ですが、階段には金属板が使われています。
展望台の下にあった、このあたりで見られる鳥類を紹介する看板。
さっそくてっぺんまで登ってみます。
展望台から眺めるトルクセ湿原。ルイツェマー自然保護区全域が見渡せる絶景です。
お天気の良い日には、リガ湾でもっとも大きな島キヒヌ島、そしてラトビアまでも見ることができるとのこと。
日本にいるとなかなか見ることの少ない、まっすぐな地平線。
雄大な景色を楽しんで展望台を降り、再びトルクセ湿原の歩道(木道)を歩き続けます。足元に咲く草花もかわいらしく、思わずパシャリ。
不思議に曲がった木を見かけたので、記念撮影してみました。どうしてこんな形に曲がるのでしょうね?
砂地を抜けた後の湿原は、地面にに水分を多く含むコケ類やシダ類などが広がっています。湿原の真ん中を通る木道をのんびり歩くと、なんだか自分が自然の一部になったように感じられて、気持ちが良いです。
昨年(2016年)12月にエストニアのラヘマー国立公園・ヴィル湿原を歩くハイキングをしたのですが、そのときは雪まじりの凍った湿地を歩いたので、季節が違うと湿原はこうも表情を変えるのかと驚きました。
約2時間の湿原のハイキングは運動量としてもちょうどよく、景色も空気もきれいなので、エストニアの自然を楽しみたい方、植物が好きな方にはおすすめです。
エストニア南西部パルヌ県のヌルカ農場(Nurka Farm)訪問
トルクセ湿原でのハイキングを楽しんだ後は、同じくパルヌ県・ルイツェマー自然保護区(Luitemaa Nature Protection Area)の中にあるヌルカ農場(Nurka Farm)を訪れました。
ヌルカ農場(Nurka Farm)の位置はこのあたり。
100年以上前に建てられた農場内の建物は近代的にリノベーションされており、宿泊施設として一般開放されています。
(メイン・ビルディングにツイン/ダブルルーム6室、クラフト・ビルディングにツイン・ダブルルーム5室)
ヌルカ農場(Nurka Farm)の女主人のカトリンさんにに建物の中を案内してもらいました。
こちらがヌルカ農場のメイン・ビルディング。
室内からガラス越しに庭がきれいに見えます。
室内には木がふんだんに使われており、カントリー調のファブリック類がかわいらしい雰囲気。
ダイニングルーム。
現在のオーナーのひいおばあちゃんが使っていたという古い道具もそのまま残されています。アンティーク好きな方にはたまらなそう!
私たちは農場訪問のみでしたが、自然の中で田舎の古い建物で静かな生活を体験してみたい方は、ゆっくりと泊まりで訪れてみるのも良いかもしれません。
名称 Nurka Talu (Nurka Farm)
住所 Piirumi, Rannaku tee, Piirumi, 86507 Pärnu maakond, エストニア
電話 +372 501 9766
ウェブサイト www.nurka.ee
続きの記事はこちら→ エストニアのトリ・ヨエスー・サイダー&ワイン農場でリンゴから作られるシードルを味わう
提供:CAITOプロジェクト
※現地滞在費、飲食費、アクティビティ費、移動費等を提供していただきました。