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2018年7月5日、チェコ政府観光局からのご招待で、名古屋の日本特殊陶業会館フォレストホールで開催されたプラハ放送交響楽団のコンサートに行ってきました。
海外のオーケストラを聞くのは初めての私。やっぱり生オーケストラは迫力が違うのか、クラシックに詳しくなくても楽しめるのか、当日はドキドキしながら会場へ。
本日は、チェコ政府観光局のご招待で、名古屋の日本特殊陶業会館フォレストホール(金山)で開催されるプラハ放送交響楽団のコンサートに来ています! まもなく開演♪#socr #socrjapantour2018 #japantour2018 #myjsmesocr pic.twitter.com/9aMW59mmlX
— ayan (@warashibe) 2018年7月5日
18:45開演にもかかわらず、18:00の開場時点ですでに大勢の人が来ていました。
ちなみに、「オーケストラのコンサートって何を着て行けばいいの? ドレスコードとかあるの?」と少し心配だったのですが、わりと普通の服装の人が多かったです。
さすがに、短パンにビーサンのようなラフすぎる格好の人は見かけませんでしたが、ドレスアップというほどではなくて、普通のおでかけ着という感じでOK。
もくじ
プラハ放送交響楽団のコンサート
プラハ放送交響楽団(The Prague Radio Symphony Orchestra)は、1926年、チェコスロヴァキア国営放送所属オーケストラとして発足した楽団です。チェコフィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団とともに、チェコの三大オーケストラの一つとして高い評価を受けています。
この日の名古屋公演のプログラムは以下の通り。
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」から
・高い城
・モルダウ
・ターボル
・ブラニーク
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
・アダージョ – アレグロ・モルト
・ラルゴ
・スケルツォ、モルト・ヴィヴァーチェ
・アレグロ・コン・フィーコ
指揮は、プラハ放送交響楽団首席指揮者であり、その手腕が世界的に高く評価されているオンドレイ・レナルト氏。なお、氏は東京フィルハーモニー交響楽団名誉指揮者にも就任しているそうです。
(VLTAVA=モルダウ)
私はクラシックに詳しくありませんが、音楽好きの友人の話では、チェコのオーケストラでスメタナとドヴォルザークが聴けるのは涙モノだとか。
そして、「日本ではこのコンダクターとオーケストラは希少、演目はまさにチェコ!という内容で、これをプラハ放送交響楽団というのは垂涎」だと言われました。
実際に生オーケストラを聴いた感想
今回のプログラムは「モルダウ」など有名な曲が多く、「曲名は知らないけど、メロディは聞いたことがある」という曲もあって、クラシックに詳しくない私でも楽しめる内容でした。
ドヴォルザークの「ラルゴ(Largo)」は、学校で下校時の音楽によく使われる「遠き山に日は落ちて」なので、聴けばみなさん「ああ!」と思うに違いありません。
コンサートホールで生オーケストラを聞く醍醐味は、いろいろな音が重なり合って、耳だけでなく体全体に伝わってくることではないでしょうか。
低い音、高い音、力強い音、繊細な音、重厚な音、軽やかな音……。重なり合って、響き合う音の波に体が飲みこまれるような気がしました。
何が欠けてもこの音楽は成り立たないのでしょうが、中でも特に、涼やかなトライアングルの音色が印象に残っています。
目を閉じると、チェコ旅行で訪れた古いお城や宮殿の広間がまぶたの裏に浮かんで、100年前に生きた人も、現代に生きる私たちも、同じ音楽を聴いて楽しむことができていることが奇跡のように感じられました。
(これは、映画「アマデウス」で見た演奏会のシーンの影響かもしれませんが。)
今回は中学3年生の長女(ピアノ歴10年超)もコンサートに連れて行ったのですが、娘も初めて聴く生オーケストラの迫力に圧倒されていました。
前半の4曲と後半の4曲の間に設けられた20分の休憩を除き、曲と曲の間にはほとんど切れ目がありませんでしたが、数秒の楽譜を入れ替える間に、観客が一斉に息を吐く音が聞こえ、みなさんがどれだけ真剣に聴き入っていたのかが伝わってきました。
といっても、決して堅苦しい雰囲気ではなく、誰もが心から真剣に楽しんでいる、という感じ。演奏後の拍手の嵐と「ブラーボ!」の声、そして即興のように演奏されたアンコールも小気味よく楽しいものでした。
クラシックに詳しければきっともっと楽しめるのでしょうが、クラシック音楽をよく知らなくても、オーケストラが初めてでも、十分に楽しめる内容で、娘といっしょに聴くことができ、とても良かったです。
私は昨年春初めてチェコを訪れ、数々の世界遺産、立派なお城や美しい景色を見て、おいしいチェコ料理やチェコビールを味わって、チェコが大好きになったのですが、今回プラハ放送交響楽団のコンサートを聴いて、また新たなチェコの魅力に触れることができました。
ご招待くださったチェコ政府観光局に感謝いたします。ありがとうございました。
チェコフェスティバル2018@東京
2018年9月28日・29日・30日に東京・原宿クエストホールでチェコフェスティバルが開催されます。チェコの音楽・文化・製品、そして食べ物・飲み物(クラフトビールにモラヴィアワイン!)に興味のある方は、足を運んでみては?
ツィンバロンバンド・ストラージュニチャンによるチェコの伝統音楽の生演奏を聴いたり、スロバキアの伝統楽器フヤラの演奏に合わせた伝統ダンスも見ることができるとのこと。
伝統模様の塗り絵や紙人形作り、チェコビーズを使ったアクセサリー作りなどの各種ワークショップも体験でき、家族で楽しめるのではないかと思います。
- 会期: 2018年9月28日(金)-9月30日(日) 11:00-20:00
- 会場: 原宿クエストホール 東京都渋谷区神宮前1-13-14 3F
- 主催: 駐日チェコ共和国大使館、チェコ政府観光局、チェコセンター東京
- 共催: チェコ共和国 農業省、ブルノ市、南モラヴィア州
今年のチェコフェスティバルは9月28日・29日・30日@原宿! マリオネット、クリスタル、木のおもちゃなどのチェコ製品・音楽・チェコ料理・チェコビールに興味のある人はぜひ。
チェコフェスティバル2018開催決定! – チェコ共和国 オフィシャルブログ 見る、知る、チェコ https://t.co/GF3pWuf3oH
— ayan (@warashibe) 2018年7月12日
※当日会場内での写真撮影・録画・録音は禁止されていました。本記事に使用している写真素材は、チェコ政府観光局よりブログ記事用ご提供いただいたものとなります。