ベトナム旅行2日目 ダナンの五行山の洞窟寺院を巡り、ホイアン旧市街の満月のランタン祭りへ

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

ベトナム旅行2日目 ダナンの五行山の洞窟寺院を巡り、ホイアン旧市街の満月のランタン祭りへ

この記事は2018年6月下旬にベトナム中部のダナン・ホイアンを旅した記録です。

ベトナム ダナン中心部

ベトナム旅行1日目の続きです。ベトナム中部ダナンのホテルに到着したのが夜だったので、初日はカラフルにライトアップされる「ロン橋」を見ただけ。

2日目は、ダナンのパワースポットとして知られる観光名所「五行山」へ行ってきました!



ダナン大聖堂前からローカルバスに乗り、五行山へ

ベトナム ダナン大聖堂

私が宿泊したホテル「Satya Hotel」のほぼ正面に、ピンクの外壁が美しいダナン大聖堂があります。1923年、フランス統治時代に建てられたカトリック教会で、内部には色鮮やかなステンドグラスが飾られているとか。

(※中に入れるのはミサの時間だけで、ミサは月~土は5:00と17:00の2回、日曜日には5回あるそうです。)

ダナン大聖堂前のバス乗り場

そのダナン大聖堂前に、ダナン~ホイアンを結ぶローカル1号線バスの停留所があります。時刻表などはなかったのですが、バスは15分~20分間隔で来るとのことなので、ここでバスがやってくるのを待ちました。

(待っている間中、「どこへ行くんだ?」「バイクに乗って行け」と客引きが何度もやっててきましたが、ベトナムのバイクに乗るのは怖すぎたのでお断り。^^;)

そして、しばらくして停留所の前にやってきた黄色のローカルバスに、文字通り引っ張られるようにして乗り込みました。社内の様子は以下の短い動画でどうぞ。

この絶え間ないクラクションがベトナム!という感じ。

ちなみにこの路線バスは若い旅行ブロガーさんからも悪評高いらしいです(笑)

なお、このバスの運賃は、外国人旅行者には「言い値」になっているようで、ダナン大聖堂から五行山まで(乗車時間は20分~25分)で、往路は4万ドン(約200円)、復路は3万ドン(約150円)と言われました。運賃は乗車時に支払います。

ダナンの五行山の幻想的な洞窟寺院巡り

ベトナム ダナンの五行山

けたたましいクラクションの鳴り響く道路をバスに揺られること20~25分、目的地である五行山(ベトナム語ではトゥイーソン、英語ではMarble Mountain/マーブルマウテン)に到着しました。

五行山は、ダナンのビーチエリアにそびえる、石灰岩と大理石でできた5つの連山のこと。山の中には寺院や祠が点在し、その一部には仏像が安置されています。

ダナンの五行山

降りたバス停の道路の反対側に渡り、この石板?のあるところから横道に入っていくと、左側に五行山の5つの山のうちの1つである「水山」の入り口が見えてきます。

ダナンの五行山

大理石の採れる山だからなのか、周辺には石造りの仏像などを売るお店がたくさん。いわゆる仏様だけでなく、大黒様の像もありました。後ろの山の頂に見える屋根のある小屋は、後から登ることになる見晴らし台。

五行山「水山」の入り口

正面にある階段が山の入り口。隣のブースで入山料(4万ドン/約200円)を支払い、チケットを受け取って、階段の下にいる係の人に渡します。

ポストカード付きのマップも買うなら、プラス15000ドン(約75円)です。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

けっこう急勾配の階段を上り切ったところにあるのが中国風の寺院。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

近くには展望台もありました。どこも階段が急で、この時点ですでに汗がダラダラ。五行山に行くなら帽子とペットボトルのお水は必携です。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

赤瓦の屋根のタム・タイ寺院の前には、大黒様の像がありました。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

石造りの階段を上って、さらに岩の中を進んでいきます。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

ダンチョン洞窟。天上の穴から光が差し込みます。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

身をかがめなければ進めないような狭い穴を通って上に抜けると、こんな素晴らしい景色が広がっていました。

五行山から見るダナンの海岸線

ダナンのリゾートエリアの海岸線と水平線が見渡せる絶景スポット。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

ホアギエム洞窟の入り口にある大理石の像を見て、さらに洞窟内の階段を15メートルほど下りていくと……。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

五行山観光のハイライト、フィエン・コン洞窟に到着します。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

五行山そのものが信仰の山ではあるのですが、中でもここフィエン・コン洞窟は最強のパワースポットと言われている場所。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

線香の立ち上る洞窟の奥には仏像が祀られ、とても荘厳な雰囲気です。

ベトナム ダナンのパワースポット五行山

ベトナム戦争時の空爆により開いたとされる天上の穴から日光が淡く差し込みます。

この巨大な岩窟が刻んできた悠久の年月や、ここで祈りをささげた人々のことを思うと、信心深くない私でも”場の力”のようなものを感じ、厳かな気持ちになりました。

ダナンの五行山

ギラギラと照り付ける太陽の下、長く急な石段を上るのは大変でしたが、それを差し引いても、本当に来てよかったと思えた場所、五行山。ベトナムのダナンに行くなら、ぜひ半日ほど時間を取って五行山に足を運んでみることをおすすめします。

五行山の水山のすべての見どころを回ると2~3時間ほどかかりますが、全部行く必要はないので、体力と時間に合わせ調節すればOKです。

ダナン市の中心地からの移動に30分、五行山観光が2~3時間、再びダナン市の中心地に戻るのに30分なので、トータルで3~4時間見ておけばよいでしょう。



ダナンからホイアンへ

ダナンホイアン間の路線バス

乗ってきたバスの逆向き路線(上写真の黄色いバス)に乗って、五行山からダナン市内中心部へ戻り、軽く昼食を取った後は、次の目的地であるホイアンへ移動します。

(なお、五行山に行く前にダナンのホテルはチェックアウト済みで、荷物だけを預かってもらっていました。次のホテルにはダナンのホテルにお迎えを頼んでいたので、ホテルロビーで待ち合わせて、荷物を受け取って移動しました。)

ダナンからホイアンへ送迎車で移動

ホイアンのホテルからの送迎車は7人乗りのバンでした。ちなみに、ホテルはエクスペディアで予約したのですが、旅行前にホテルに直接メールをし、送迎を手配。

ダナン空港あるいはダナン市中心部のホテルから、ホイアンまでは車で40~50分程度です。今回のホテルの送迎オプションは、片道20米ドル・往復35米ドルだったので、往復送迎をお願いしました。

ダナンからホイアンへ

ビルの多いダナン中心部を離れ、ホイアンに近づくにつれ、車窓からの景色は水田などの緑が増え、のどかな感じに変わっていきます。

片道40~50分ほどの送迎で往復4,000円なら良心的ですよね。それを考えると、初日の夜にダナン空港から乗ったタクシー(10分ほどの距離で60万ドン=約3000円)はやはりぼったくりでした(苦笑)。

ホイアンのビンフン・リバーサイド・リゾート&スパ

ホイアンのビンフン・リバーサイド・リゾート&スパ

ホイアンで泊まるホテルビン フン リバーサイド・リゾート&スパに到着!

このホテルはお友達のmicaさん(@mica_kyoto)が以前泊まったことがあって、とても良かったとおすすめしてくれたリゾートホテルです。旅好きなお友達がおすすめするホテルなら間違いなし、ということでここを2泊予約しました。

ホイアンで泊まったホテル ビンフン・リバーサイド・リゾート&スパ

上写真は私が泊まったビンフン・リバーサイド・リゾート&スパのスーペリアダブルルーム ガーデンビュー(35㎡)。朝食ブッフェ付きで1泊7,000円ほど。

新しいホテルではないし、ラグジュアリーでもないけれど、リゾート感たっぷりで、個人的にはかなり好みのホテルです。

ビンフンリバーサイド・リゾート&スパ デラックス ルーム リバービュー 60 ㎡

ほかに、川に面したデラックス ルーム リバービュー(60㎡) 1泊朝食付き10,000円程度や、スイートリバービュー(65㎡)などもあります。

私は1人で泊まりましたが、これは1名ではなく1室の料金なので、カップルや家族で泊まるとかなり安くつくのでおすすめ。

定員は2名ですが、子供は2名まで同伴可能なので、夫婦+小さい子ども2名の4人家族でも1室7,000円~10,000円程度で泊まれ、しかも全員分の朝食ブッフェがつくので、コストパフォーマンス抜群!

ホイアンで泊まったホテル ビンフン・リバーサイド・リゾート&スパ

部屋のすぐ前には宿泊者が無料で利用できるプールも。

ビンフンリバーサイド・リゾート&スパ

そのほか、ホイアン旧市街へ送ってくれる無料フェリーが利用できたり、毎日16時からお庭でベトナム料理の軽食がふるまわれるガーデンパーティー(無料)が行われたりと、サービスも充実しています。

→ビン フン リバーサイド・リゾート&スパ Vinh Hung Riverside Resortの詳細

ホイアン旧市街で満月の晩に開催されるランタン祭り

ホイアン旧市街のランタン祭り

ホテルで少し休憩をして、18時ころにホイアン旧市街へ。ビンフンリバーサイド・リゾート&スパからホイアン旧市街までは歩いて5分ほどです。

ビンフンリバーサイド・リゾート&スパはホイアン旧市街の南に位置するアンホイ島にあるため、トゥボン川にかかる橋を渡って旧市街へ入ります。

ホイアン旧市街のランタン祭り

トゥボン川を渡ってすぐ右手に伸びる川沿いの道が、バクダン通り。黄色い家の並ぶこの通りは、ホイアン旧市街らしさを感じられる景色のひとつで、このあたりからはトゥボン川に沈む夕日もきれいに見られます。

ホイアン旧市街のランタン祭り

バクダン通りの一本北側にあるグエンタイホック通り。夕方になると、色とりどりのランタンが灯ります。暑さの和らぐ夕方ころから観光客も増える印象。

ホイアン旧市街のランタン祭り

ベトナムで買ったアオザイを来て、グエンタイホック通りを散策。

ホイアン旧市街のランタン

日が落ちていくにつれ、ランタンは色鮮やかさを増していきます。時間に余裕があれば、夕方暗くなる前にホイアン旧市街に来て、変化していく空の色と街の景色を楽しむのがおすすめです。

ホイアン旧市街のランタン祭り

川沿いにある櫓(やぐら)は格好のフォトスポット! ただ、ハシゴはないため、背の低い方だと上るのがちょっと難しいかも? 櫓の上からは、トゥボン川を行きかうボートがよく見えます。

ホイアン旧市街のランタン祭り

トゥボン川に面したバクダン通りにはテラス席のあるカフェやレストランがたくさんあるので、トロピカルフルーツのスムージーやベトナムビールを片手に、川向こうの灯りや川面のキャンドルやボートを眺めて休憩するのもおすすめです。

ホイアン旧市街のランタン祭り

トゥボン川沿いには、キャンドル(川に流す灯篭)売りがたくさんいました。これはランタン祭りの日に限らずいるそうですが、この日は毎月旧暦の14日(満月)のに開催される”ランタン祭り”の日だったので、特に多かったようです。

私もこの灯篭売りの女の子からキャンドルを1つ買って(1つ100円~150円程度)、願いを込めて川に流しました。

ホイアン旧市街のランタン祭り

トゥボン川を無数のキャンドルと観光客を載せたのボートが流れて行きます。

満月の月明かりも相まって、何とも幻想的な雰囲気。

ホイアン旧市街のランタン祭り

私は乗りませんでしたが、ボートに乗って水面から街灯りを見るのも良さそう。通りから灯篭流しをする場合は、棹を使って灯篭を川面に下ろすのですが、ボートの場合は直接手で灯篭を流せるようです。

ホイアン旧市街のランタン祭り

満月のランタン祭りの夜は、条例?で旧市街の一部の町の照明が落とされるようで、ランタンの灯るノスタルジックな雰囲気の街並みを楽しめます。

ホイアン旧市街のランタン祭り

ランタン祭りをたっぷり楽しんで、再び橋を渡ってアンホイ島のホテルへ。アンホイ島の目抜き通りであるグエンホアン通りには、夕方以降、数十メートルにわたってランタンの店やベトナム土産を売る屋台がたくさん並んでいました。

(この通りの写真はたくさんのホイアン観光ガイドブックに載っています。)

ホイアン旧市街のランタン祭り

ランタンは小さいものなら1米ドルくらいから。かさばるのでおみやげに買って帰るのはちょっと……という方も、ぜひこの景色を楽しんでみてください。^^

以上、ベトナム旅行記、2日目(ダナンの五行山の洞窟寺院を巡り、ホイアン旧市街の満月のランタン祭りへ)でした。

▼ベトナム旅行記3日目へ続く

今回泊まったホテルの詳細⇒ ビン フン リバーサイド・リゾート&スパ

R20 地球の歩き方 リゾートスタイル ダナン ホイアン ホーチミン ハノイ 2017〜2018 [ 地球の歩き方編集室 ]