この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
チェコ南部、オーストリアとの国境近くにあるユネスコ世界遺産 ヴァルチツェ城を見学したあとは、そこから8kmほど離れたところにあるレドニツェ城(Lednice Chateau)へやってきました。こちらも同じく世界遺産に登録されているお城です。
(※余談ですが、英語でお城はCastleまたはChateauと言いますが、Catsleは要塞の役割を持つ軍事的なお城、Chateauは邸宅としてのお城を指すそうです。)
もくじ
ユネスコ世界遺産 レドニツェ城
レドニツェ城は、1222年に最初の城が建てられ、その100年後にリヒテンシュタイン家が購入。16世紀にゴシック様式の城を壊してルネッサンス様式に建て替えをし、19世紀半ばにロンドンのウィンザー城を真似て現在のネオゴシック様式に建て替えられました。
この城はリヒテンシュタイン家の夏のアクティビティ(ハンティング、野外コンサート、ダンスなど)に使用されていたそうです。こんなに豪華なのに「夏用の邸宅」だなんて、スケールが違いますね…!
「すごい、豪華! 青空にお城がよく映える!」なんて言いながら写真撮影をしていたら、ここへ来るのが二度目という方に「これ、お城の裏側ですよ。」と教えてもらいました。正面じゃなかったようです。(汗)
温室(グラスハウス)は19世紀に建てられたものとのこと。
こちらがレドニツェ城正面。ヴァルチツェ城ほどの重厚さや荘厳さはないものの、とても優美なお城です。ヴァルチツェ城が男性的、レドニツェ城が女性的な印象も受けます。
お城の中はどんな感じなんだろうとわくわくしていたのですが、残念ながら休館日で中は見られないとのこと。
仕方がないので、レドニツェ城の庭園を散策。お天気も良くて、空の青と庭のグリーンのコントラストがとても綺麗です。
庭園内には川もあり、ボートに乗ることもできるようでした。
暑いくらいの陽気だったので、ボート乗り場の近くの売店でビールやアイスを購入。ビールとアイスの値段があんまり変わらない(ビールがとにかく安い)のはチェコならでは。
「集合時間までのんびりお散歩でもするか~。」と思っていたら、「プレスツアーなので特別にお城の中を見せてくれることになった。」と聞き、急いでお城へ戻りました。
レドニツェ城の図書室と青の間
レドニツェ城の内部。現在は4フロアが公開されています。廊下にはたくさんの鹿の角。
こちらがレドニツェ城の図書室です。
階段はオーク材を使用。38段あり、2階のギャラリーに続いています。
驚いたことに、この階段、ねじや釘は使わずに、一本の丸太から彫り出して作ったのだとか! 精緻な細工に目を奪われました。
城全体の木製装飾は8年間かかって作られましたが、これは当時としてはとても短い期間だったそうです。
図書室内の蔵書は約2000冊。リヒテンシュタイン家はオーストリアの出身なので、そのほとんどが英語、ラテン語、ドイツ語で、チェコ語の本はないとのこと。
図書室の隣の部屋。ダイニングルームでしょうか、壁のブルーと木製家具の組み合わせがとても豪華です。この部屋でリヒテンシュタイン家の人々や、そのゲストが歓談をしていたのかと想像すると、何だかロマンを感じます。
こちらの「青の間」は男性用の部屋。イタリアのヴェネツィア近くにあるムラーノ島で作られたというベネチアンガラスのシャンデリアが見事でした。
(「なぜチェコにも有名なボヘミアガラスがあるのに、外国のベネチアンガラスを使っているのか」とスタッフさんに聞いたところ、このシャンデリアは海外の貴族からの贈り物だったと教えてくれました。)
見学できたのはお城の中の一部でしたが、どの部屋も本当に優美で豪華。これがメインの居城ではなく、”夏のアクティビティのためのお城”というのが信じられません。
チェコ南東部のモラヴィア地方へ行くことがあれば、レドニツェ城、そしてヴァルチツェ城に足を伸ばしてみることをおすすめします。
スポンサーリンク
Special Thanks!
今回のチェコ旅行は、チェコ政府観光局にご招待いただき、旅費、食費、宿泊費、アクティビティ代金を負担していただいています。
また、海外インターネット GLOBAL WiFiさんに旅行中のモバイルルーターを無償でお借りしています。おかげで旅先の発見をその場でSNSに投稿することができます。
クラッシュバゲージ公式オンラインショップより、スーツケースを今回のチェコ旅行用にモニターさせていただいています。→ クラッシュバゲージの口コミレビュー
このような貴重な機会をいただき、感謝しています。ありがとうございます。