この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
シン チャオ! 私は昨日からベトナム中部ダナンに来ています。初めてのベトナム、初日は乗り継ぎの遅延から始まりトラブルが続き、正直ちょっと凹みかけていたのですが、思いがけぬ展開があり、夜は幸せな気持ちで眠りにつけました。
今回は時系列順の旅行記スタイルでお届けします。
もくじ
セントレアからベトナム航空便に乗り、ノイ乗り継ぎでダナンへ
2018年6月26日、10:15セントレア(中部国際空港)発のベトナム航空便VN181に乗り、ベトナムへ。セントレアからはダナンへの直行便はでていないので、北部ハノイで乗り継ぎ、ベトナム国内線でダナンへ向かいます。
ベトナム航空セントレア発の期待はAirbus A321という古い機体で、パーソナルモニターも電源もない席なのですが、それほど狭くはないし、今回はちょうど私の隣2席が空席だったので、ゆったりと過ごすことができました。セントレアからハノイまでは5時間ちょっとのフライト時間。
機内食。アナウンスでは洋食と和食があるとのことでしたが、私のところにワゴンが来たときは和食しか残っていないとのことで、選択の余地なくこれが来ました。
うなぎご飯、お蕎麦、和風の煮物、パン、フルーツ。お味はまあまあ。
予定通りの時刻にハノイ ノイバイ空港に到着。ノイバイ空港は第2ターミナルが国際線、第1ターミナルが国内線なので、到着後入国審査を受け、預けたスーツケースをいったん受け取って、税関を抜け、第1ターミナルへ移動します。
ハノイでは国際線はターミナル2に到着するので、国内線乗り継ぎの人は無料のシャトルバスでターミナル1に移動します。約8分。#ハノイ #ベトナム pic.twitter.com/4z7H2X9EGI
— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
ターミナル間移動は、無料シャトルバスで約8分。
ベトナム国内線が遅延し、乗り継ぎ3時間待ち
ハノイ ノイバイ空港の第1ターミナルに移動し、国内線チェックインをし、スーツケースを預けなおすと、ダナン行きの国内線が約1時間遅延していると言われました。なので、空港内の搭乗ゲート近くのカフェで冷たいものを飲みつつ待つことに。
ダナン行きの飛行機が遅れたので、空港内のカフェで休憩。フレッシュフルーツがたっぷり入ったヨーグルトドリン(練乳入り)が68000ドン(340円くらい)でした。フルーツおいし… pic.twitter.com/LZqIEANI8r
— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
ところが、予定された時刻を過ぎてもゲートが開かず、おかしいな…と思って確認すると、さらに2時間ほど遅延するとのこと。
ハノイにて、ダナン行きの飛行機が16:10が17:25分に遅延して、さらに19時に遅延になったので、ベトナム航空からフリーミールのサービス。 pic.twitter.com/si7q8X1zy6
— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
ベトナム航空からフリーミール(フォー)が提供されたので、それを食べながらひたすら待ちます。
やっと乗れた… これからダナンに向かいます。#ベトナム #ダナン pic.twitter.com/2hwdAYsuYo
— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
3時間ほどして、ようやく国内線に登場することができました。
21時すぎにようやくダナン空港に到着。外はもう真っ暗です。
3時間遅れでダナン到着。ぼったくりタクシーに乗ってしまった!
荷物を受け取ってダナン空港の外に出たのは21時半過ぎ。かなり疲れていたし、早くホテルにチェックインしたい気持ちだったので、空港の外にでたところで中年男性に「タクシー!?」と声をかけられたときに、思わず立ち止まってしまったのです。
ベトナムはぼったくりタクシーも少なくないとガイドブックで読んでいて、「ビナサンタクシー」または「マイリンタクシー」の2社が比較的安心なタクシー会社だと知っていたのですが、つい「ま、いっか(別の会社のタクシーでも)」という気持ちがでてしまいました。
私たちに声をかけた男性は首からIDを掲げていたのですが、強引にスーツケースに手をかけ、「僕は配車係だから、僕に60万ドン(約3,000円)払ってくれれば運転手には払わなくていいから」と言うのです
やけに強引なところ、先にお金をよこせというところに違和感を覚えつつ、「60万ドンって高くない?」と私がいうと、近くにある掲示板のところに私を案内し、「ほら、市内ホテルへの料金は60万ドンって書いてあるだろう!?」と指を指して見せたのです。(確かにそこには58万ドンと表示がありました。)
今にして思うと、「この人怪しい!」というセンサーが自分の中で動いていたのに、疲れと、到着直後でベトナムの物価や通貨の単位がよくわからなかったこと、そして夜も更けてきていたことなどで警戒心が緩んでしまって、結局その人指示した若い運転手がハンドルを握るタクシーに乗ってしまいました。
案の定というか、そのタクシーに乗り込むと、メーターのないタクシー。車の外側にはタクシー会社名が書いてあったので、白タクなのかどうかはわかりませんが、走行中、「ああ、これ、ぜったいぼったくりだわ、やってしまった。」と後悔する気持ちでいっぱいに。
おかしいと思ったのに、なんで毅然とノー!と言い切れなかったのか、情けなくなってきました。東南アジア久しぶりで、警戒アンテナ緩んじゃったのかなあ……と。
そのタクシーは10分~15分ほど走り、宿泊予定のホテル(Satya Hotel)に到着。若いドライバーは私たちの荷物を下ろし、それ以上お金を請求することなく、帰っていきました。60万ドン(約3,000円)はぜったいぼったくりだけど、もうどうしようもありません。
ホテルチェックイン、そこでまさかのスタッフの神対応
凹んだ気持ちを抱えつつ、ホテルチェックイン。受付をしてくれた若い男性ホテルスタッフに「ダナン空港からここまでのタクシーの相場っていくらですか? 今こういうことがあって、60万ドン払ったのですが。」と聞くと、「それは高すぎます! 普通は10万ドン(500円)~高くても20万ドン(1,000円)ですよ。」とのこと。
ああ、やっぱりぼったくりでした(涙)。引っかかっちゃうなんて情けない。
でも、タクシーはもう行ってしまったし、タクシー会社の名前も覚えていないし、打てる手はありません。3,000円で済んだのが不幸中の幸いだったと思うことにしようと自分を慰めて、案内されたお部屋に入りました。
お部屋に入ってから10分ほどしたころでしょうか、コンコンとドアをノックする音が。開けてみると、先ほどチェックイン対応をしてくれ、部屋まで案内してくれた若いホテルスタッフさんと、もうひとり、別の男性がいました。なんと、先ほど私たちをこのホテルまで乗せてきたタクシードライバーです!
そして、驚くべきことに、そのタクシードライバーが40万ドンを私に差し出しました。まさかの事態に、何がなんだかわからない私。どうやら、私の話を聞いた男性ホテルスタッフがなんらかの手を打って、ぼったくりタクシー運転手を呼び寄せ、私に60万ドンのうち40万ドンを返金するように指示してくれたようです。
今でも彼がどうやったのかよくわからないのですが、ホテル前の防犯カメラに車のナンバーもしくは会社名が写っていたか、外に立っていたホテル関係者が目撃していたかのかもしれません。
ぼったくりタクシーに遭っていったんお金を払ってしまったら、もうどうしようもないから諦めるほかないと思っていたのに、まさかこんなことが起こるなんて!
到着そうそう洗礼を受けてしまい、「ベトナム怖い……」となりかけていた私の心が、一気に明るくなりました。このホテルスタッフの神対応のおかげです!
左側が今回神対応をしてくれたお兄さん。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。「やってしまった」という苦くて情けない気持ちがすーっと消え、単純ですが、ベトナムのことが好きになりました。
その国をどう思うかは、現地で出会った一人の印象で良くも悪くも変わるものですね。私たちが日本に旅行に来た外国の方に日本を楽しんでもらいたいと思うのと同様、ベトナムの人も「外国人にベトナムを楽しんでもらいたい」と思ってくれているように感じました。
本日のダナンのホテル、ダナン市街の中心地、ダナン大聖堂のすぐ近くという便利なロケーションで、客室も広くてきれい! そして、スタッフさんがすごくいいひとだった。(この件はまた後日…)
夜景も見えるキングベッドのこのお部屋、1泊5500円です! pic.twitter.com/RWOYXJTo9F— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
Satya Hotelはスタッフも素晴らしく、ロケーションも良く、料金も手ごろなホテルなので、ダナンへ旅行される際にはおすすめします!
▼このホテルの詳しい記事はこちらに書きました。
ダナン大聖堂近くにあるサティヤホテルはベトナム・ダナン観光の拠点におすすめ
ダナンの夜を散策。ロン橋(ドラゴンブリッジ)
初っ端からぼったくりタクシーに遭い、凹んでしまいましたが、ホテルスタッフのおかげですっかり気持ちが元気になり、嬉しさを感じながら、ダナンの夜の街を散策しました。写真は、ダナンのロン橋のライトアップ。
ロン橋はダナンの中心部とビーチエリアを結ぶ橋で、ドラゴンブリッジと呼ばれています。土日の21時からは火と水を吐くそうです。
いろんな色に変わっていくロン橋、ずっと見ていたくなる。 #ダナン #ベトナム pic.twitter.com/MkFIIVujh8
— ayan (@warashibe) 2018年6月26日
長くていろいろ予想外なことも起こった一日でしたが、トラブルも含め、これぞ東南アジア個人旅行といえるのかもしれません。
ホテルの部屋から美しい夜景を眺めながら、ベトナム初日を終えました。
▼ベトナム旅行記2日目へ続く